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間違えたくないブランド選び!

先日、地元四ヶ町のスポーツ店で、
長袖のジョギングウエアを
物色していました。

爽やかなライトブルーのドライTシャツが
とても気に入ったので
「これ、ください!」と私。

すると店員さん
「ありがとうございます。ところでお客様、こちらを何のスポーツにお使いですか?」

私「ジョギングです!」

店員さん、満面の笑みで・・・
「お客様はジョギングをされるんですね。せっかくお気に召していただいたのですが、これは卓球のブランドなんですよ。」

私「あ、そうなの。でもこの色とデザインが気に入ったんだけど・・」

店員さん、にこやかに
「そうですよね。でも、よかったらジョギング用のブランドもご覧になりませんか?」
と、別のコーナーに案内されました。

うーん、TシャツはTシャツだから、同じじゃないのかな・・・
と素直になれない気持ちのまま、
『ジョギング用のブランドがならんでいるコーナー』に案内されました。

そこでも店員さんが親切に質問してくれます。

店員さん「どんな用途のものをお探しですか?」

私「まだ朝寒いときもあるので、長そでのドライTシャツが欲しいんです」

店員さん「それなら、この長袖のアンダータイプが便利ですよ。
この薄手のドライアンダーと、お持ちの半袖のTシャツを組み合わせて使うんです。
調節が出来ますので、長袖のTシャツをお求めになるより便利ですよ」

結局、選んだのは、
黒の長袖のドライアンダーと、オレンジ色の軽い半そでTシャツ。
重ねて着ると、とてもおしゃれです。

この組み合わせを選んでもらって、大変満足し、
卓球ブランドのTシャツを無理やり購入しなくて
良かったと、納得しました。

用途別に、
ブランドや、商品を分けるという戦略は、
様々な業種で使われています。

同じように見えるドライTシャツ。
スポーツ特有の動きや運動量の違いによって
素材やデザインに多少の違いはあるのかもしれませんが、
Tシャツそのものの機能は、そう変わらないと推察されます。

しかし、用途別にブランディングされているからこそ
高付加価値で売れる。
基本的な機能は同じでも、
「組合せて使うものまで考えたデザイン」が生まれ
購入する客側のココロをつかむ!

そういえば
以前、生活用品メーカーに勤めていた知人に
「部屋用と車用、靴箱用などの芳香剤は
それぞれ中身が違うの?」と尋ねたら、
「同じだよ!」という答えが返ってきました。

中に入っている芳香剤は同じでも、
大きさや置きやすい形状、
置く場所にマッチするケースデザインなどで、
別モノとして商品化されています。

お客様の立場になって想像してみると

使いたい「用途」、欲しい「品名」、
このキーワードにピッタリくる「言葉」を、
無意識に、まるで検索するように探している気持ちが
わかります。

そんなお客様のココロをつかむ為の
「専用ブランドの構築」
について考えさせられた出来事でした。

お客様の「脳の検索にピタッとハマる」
見つけてもらい易い告知
そしてビジネスをデザインしていきたいですね。

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