

2024年4月末、佐世保を寂しくしてしまうニュースがありました。
大変尊敬する地元フリーペーパーの草分けだった
「ライフさせぼ」さんが終刊するというニュースです。
実は、1986年秋、
海外バイクツーリング冒険から帰国し、佐世保に帰った僕は、
当時編集長兼社主だった小川照郷様から、インタビューを受けて、
「ライフさせぼ」さんに記事として掲載していただきました。
終刊号には、沢山の読者さまからの感謝の言葉が溢れていました。
私も、心から感謝と敬意を表したいと思います。
本当にありがとうございました。
そして今から24年前の2000年、
私たちSK-I Corporationは
「ライフさせぼ」さんとは全く違うコンセプトで
新しい地元タウン誌を立ち上げようと一生懸命考えて、
「月刊ならでわ!」を創刊しました。
デジタル化の流れで、
アナログの紙で発行する出版業界には逆風が吹いています。
しかし、デジタルか?アナログか?というのは伝達の手段だと思っています。
私たちの仕事の本質は、
地元の読者様・ユーザー様が、
「楽しめて幸せになれる&有益で魅力的な情報」を「伝達」すること。
現在私たちの「ならでわ編集部」のスタッフは、
紙でのフリーペーパー発行に加えて、
スマホで読める電子ペーパー、
さらに、取材内容を様々な種類の媒体様とコラボして、
YouTubeや、Instagramなどのデジタル媒体でも発信しています。
「月刊ならでわ!」は、
これまで製本をお願いしていた「古賀製本紙工」様から
全長9mを超える中綴じ機械をはじめ「製本ライン一式」をお譲りいただき、
自社での一貫生産をスタートすることになりました。
これからも、地元の皆様に喜んでいただける
「価値ある情報の伝達」に挑戦して参ります。
皆様のご理解とご協力を、何卒よろしくお願いいたします。
さて、本日のテーマは、
『海外バイクツーリング冒険記スペイン編7』
~旅は続くよ・感謝をこめて~
ぜひ、お読みください!
(‘◇’)ゞ
(この冒険記は、1986年当時の日記とアルバムを基にした書き起こしです)
1986年10月15日火曜日(曇り時々晴れ)
小さな田舎街「Huéscar」(ウエスカル)の
「HOSTAL-RESIDENCIA ANDALUCIA」
の親切なおやじさんに見送られて、
僕のバイクは、気持ち良いスタートを切ってくれた。
雨雲から逃げるように、スペインからフランス方向へと
北東へ向かって全力疾走だ。
少しずつ標高が下がっていく。
それに合わせるように、愛車YAMAHA XT350号の調子が良くなっていく!
キャブレターの調整か、クリーニングが必要なのか、
気圧の高い平地では全く問題ないんだけど、
標高1500mを超えるくらいから
エンジンがくすぶり始める。
ちゃんと走ることは走るし、
エンジンは高回転まで回るんだけど、
4000~5000回転でのトルクが本来のパワーと違う!
時々イキツキするような時さえある…
サハラ砂漠で吸ってしまった砂のせいかな~と心配になる。
まあ、とにかく標高が低いところでは、問題なく走ってくれる。
頼むぞYAMAHA XT350号!
昨日、リアタイヤを交換したバイク屋さん
「MOTOSUR」のオヤジさんに教えてもらった
このルートは大正解だった。
マイナーなルートとはいえ、道は良く整備されていて、
平均時速100㎞~110㎞でクルージングできる。
たまに曲がりくねったワインディングロードが現れたりして、
眠くならずに長距離を走り通すことができるのだ、
やっぱり、ツーリングにはハイウエイでなく、一般道路が最高だ。
スタートして80㎞ほど進んだところで
とても感じの良いカフェを発見!
スペインのカフェでの朝食は、120~200ペセタ程度ととても安くて助かる。
天気のいい日は、「早朝出発しツーリング、そしてカフェで朝食」
これはなかなか良いもんだ!
昼食前にバレンシアまで行くぞ~
To be continued.