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「ゴールは決める、手段はオマカセ」モチベーションアップの秘訣

まだ20代後半だったころ、
夏の佐世保の一大イベント
「西海アメリカンフェスティバルin佐世保」に関わりたくて、
佐世保青年会議所に入会しました。

希望通り、憧れのアメフェス委員会に配属してもらい、
第5回目のアメフェス準備のため毎晩遅くまで頑張りました。

その頃の委員長は、
「よかよかお前に任かすっけん!」
「ばってん、こいとこいだけは守れよ!!」
と言って下さった田端茂先輩でした。

おかげで、アメフェス初のサブステージ
「ドラゴンステージ」を立ち上げ、
仲間とともにMC(司会)を任せてもらい、
どんな進行にするか、どんな演出にするか、
企画まで任せてもらいました。

もちろんボランティアですから、
報酬はありません。

ですが、チームは皆やる気満々!!

西海アメリカンフェスティバルは
「明るい豊かなまちづくり」
と日米交流をテーマに掲げたイベント。
参加する人達に、
感動してもらえる時間をつくることが目的です。

なんで、あれほど沢山の人達が、
一生懸命、無償で働いていたのか、
今でも不思議に思うくらいですが、
そのカギは、
「目的の共有」そして「手段を任せてもらう」こと
だったのではないかと思います。

いくら目的に共感していても、
細かい進め方まで先輩達に決められていたら
たとえ、報酬をもらっていたとしても、
やる気が出なかったかもしれません。

「自分達が出したアイディアが、
実行され、形となって
人々を感動させ、喜ばれる」
その面白さ、達成感は
何ものにも代えがたいものでした。

だからモチベーションの高いチームが出来上がって
イベントは成功し続けていたのだと思います。

ところで、このモチベーションは
イベントに限ったことでしょうか?

実は、日々の仕事でも同じなのではないか?
と、感じています。

先週のメルマガでもご紹介した
ジェームス・スキナー著
「原則中心~会社には原則があった~」
http://www.amazon.co.jp/dp/4863940319
によると、

「手段を決めずに、部下に仕事を任せることができるのは、
ミッションを共有しているからである」

「みんな同じ目的を持っていれば、
相手も自分同様にそのために頑張るはずだ」

とあります。

「豊かになった現代においては、
人の手を買うことはできても、心を買うことはできない。
人の背中を買うことはできるが、マインドを買うことはできない」

「心とマインドは、主体的に提供しなければならない」

「つまりボランティアなのである」

とまで、言っています。

現代においては、従業員さんといえども
そのモチベーションは、
実質的にボランティアの時と同じように、
主体的に行動できる環境でなければ
高めることは難しいというのです。

先週のメルマガで、
2つの対照的なレストランでの出来事をお話ししましたが、
まさに、この心とマインドの問題、
そして、モチベーションの差を感じました。

「ゴールは決める」

そして、

「手段は任せる」

そんな、モチベーションの高いチームを目指して
これからも、日々修行を積んでいきたいと
心を引き締めています。

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