

先週末、120チーム4000人の踊り子さんが佐世保に集結し、
髙田明さんを審査委員長に迎えて、
「第25回YOSAKOIさせぼ祭り」が開催されました!!
日々、テレビのスイッチをいれると、
戦争や紛争のニュースが目に入ります。
髙田明さんの言葉を借りると、
「地球がおかしい、世界もおかしい
チャンネルをひねると大変辛い状況ばかり」
「そんな世界情勢の中だからこそ、
みなさんも、YOSAKOIで切り替わって元気になれたのでは?」
「僕自身もYOSAKOIで元気をいただいた」と、
有難い言葉をいただきました。
今回のテーマは、
『髙田明さんの金言@YOSAKOIさせぼ祭り』
ぜひ、お読みください!
(‘◇’)ゞ
【公正公平が生む「激戦ブロック」】
日曜日の夕方5時、
ファイナルステージが開幕を迎えようとする時間、
会場の入り口には行列ができ、チケット完売の情報が入ってきました。
激戦を勝ち抜いてきた14チームによる、決勝演舞の見応えと面白さは、
お客様が一番ご存じです。
今回は、最近増えてきた外国人のお客様にも、進行上のポイントはお伝えしようと、
させぼEチャンネルのリエ先生を英語MCに迎え、
諸岡なほ子さんと、私 中村徳裕の3人で司会進行しました。
YOSAKOIさせぼ祭りの審査は公正公平で有名!
忖度など全くなく、地元に限らず、
各地のチームが「大賞」の栄誉を勝ち取ってきました。
だから、チームは、膨大な熱量の時間とエネルギーをかけて、
「ファイナル進出」を目指して演舞を仕上げて、佐世保に乗り込んできます。
YOSAKOIさせぼ祭りの、一次審査のブロック分けは、
公正公平な抽選によって決まり、シードというものはありません。
今回も、ファイナル常連チームが5つも重なった「激戦ブロック」も発生し、
素晴らしい演舞を見せてくれるチームなのに、
ファイナル出場を逃し、涙を飲んだチームも一つや二つではありませんでした。
( ;∀;)
だからこその・・・
元気と感動の14チームの決勝演舞に会場は熱狂!
【演舞創作の大いなる「ヒント」!】
そして、いよいよ審査結果の発表・表彰式です。
ステージ上には、チームの踊り子が並び、
その前で、審査委員長 髙田明さんから、「講評」をいただきました。
髙田明さんは、
テレビやラジオ通販で、お客様に「伝える」を極めてきた経験から、
YOSAKOI演舞で、お客様にいかに「伝える」べきかを
分かり易く伝授してくださいました。
髙田明さんのお話は、
YOSAKOIチームの演舞創作の大いなる「ヒント」となり、
通販に限らず、仕事全般にも通じる「哲学」を伝えてくださる金言でした。
(ここからは、髙田明さんの言葉を抜粋して紹介します)
【1:「伝える」と「伝わった」の違い】
みなさん、YOSAKOI演舞をしながら、
自分たちの想いを伝えようとされている。
しかし、「伝えた」と思っても、「伝わった」のかどうか・・・?
そこが難しいのです。
私自身も、テレビラジオで商品を販売してきた人間ですが、
「伝えた」と思っていても、「伝わってなかったら」買ってもらえない。
「伝わった」という世界をつくるために30年間努力してきた
そこは、YOSAKOIにも共通する世界があると感じています。
今回のファイナルステージを戦ったすべての14チーム
全部「伝わった」と思います。全部素晴らしかった。
だから、どこが1位かを決めるのは、難しい!
順番を決めるのは難しいのです。
しかし審査委員として、決めなければいけないので、
今回、どういう視点で「大賞」を決めたのか?
少し話したいと思います。
【2:「導入」が非常に大事!】
私は、「導入」の部分が非常に大事だと思っています。
「導入」の最初の30秒とか1分の中に、
「これはなにかやってくれるな」と期待を感じさせてくれるチームがある。
そういう「導入」があると、次の「展開」に切り替わっていったら、
「最後まで見てみよう」という気持ちになる。
しかし、どんなにクオリティが素晴らしくとも、
最初から最後まで同じペースで喋っていたら…
最初から最後まで同じペースで動いていたら…
どうでしょう?
見続けるのは難しくなると思いませんか?
衣装にしてもそう!切り替わったときに、凄いな―と思える。
「導入」を一番大事にしていったら、
みなさんの演舞は、もっと凄いものになると思います。
【3:どう展開するか?】
導入が終わったら、次はどう「展開」するか?
「展開」は2つにテーマを分けるとか、
3つにテーマを分けるとか考えます。
最後の締めは、どのように「伝えたいこと」を落とすか?
見ている方にどのように「腹落ち」させるか?
そのように演舞とか音楽とかで鍛えていかなければいけない。
音楽にしても、途中で「ぽっ」と「切り替わる音」が入る。
ちがった楽器の音が入る、そこで切り替わっている。
「わーっ」と盛り上がった中に、
「ポッ」と違った楽器が入る。
そこで次の展開に期待させる…。
そのように「導入」「展開」に工夫を込めて
伝えたいテーマが、「伝わった」と、
観ている観客のみなさんに「腹落ち」する構成…
そうすることで、もっと凄いモノになっていくと思うのです。
【YOSAKOIを通して日本を元気に!】
僕にとっては、14チーム全部の皆さんが1位です。
今回は、その中でも「大賞」を選ばなければならなかったので、
審査員のみなさんと協議して1位を決めましたが、
「大賞」でなくとも、皆さん気落ちしなくていいんです。
佐世保も長崎県も日本も、人口減少、後期高齢者が多くなっています。
しかし、そんなことに負けちゃいられないのです。
「YOSAKOIを通して、佐世保から長崎県から、日本を元気にしていきましょう」
・・・ということで審査委員長としての講評とします。
「僕の中では全部1位ですから!!」
(要約のため一部加筆しています)
本物の映像は、こちらでどうぞ
https://www.youtube.com/watch?v=xFojrDcq8jM
22日の朝の演舞から、ファイナルまで約10時間の生収録です。
髙田明審査委員長の講評は、9時間25分~からご覧いただけます!
(スライドバーで簡単に探せます)
運営するのには、大変な苦労を伴いますが、
「YOSAKOIさせぼ祭り」には、チームの感激の涙と、悔し涙。
踊り子の輝く笑顔、お客様の楽しそうな笑顔が集まっています。
地域や日本を元気にするために、
イベントやお祭りが大事なんだ!という強い思いをもって、
平島陽一第五代実行委員長以下、実行委員会一同、
沢山の皆様のご理解ご協力をいただきながら頑張っています。
(副実行委員長 兼 MC 中村徳裕)
「YOSAKOIさせぼ祭り」
…To be continued