ここ2週間ほどの間、仕入れ先の担当さんから
「支店長と一緒にご挨拶に行きたいのですが・・・」
という電話が、何社さんからもかかってきました。
お会いしてみると、
丁寧なあいさつのあとの本題は・・・
「値上げ!((+_+))」の話ばっかり!!
誰にとっても、値上げは困るわけですが・・・
今回のテーマは、
『値上げ!((+_+))の話@佐世保』
ぜひ、お読みください。
(‘◇’)ゞ
テレビでは、しつこいほど繰り返していた新型コロナの報道が減って、
R国によるウクライナ侵攻のニュース一色です。
その影響が大きいと思いますが、
佐世保で暮らしていても、値上げの影響をヒシヒシと感じています。
私たちの会社SK-i Corporationは、
海抜100メートルくらいの山の手にあり、
バスの本数が少ないので、社員さん達はほぼ全員が車通勤です。
170円台/ℓというガソリン代の異常な高さはこたえます。
※スウェーデンではもっともっと高くなっているそうです(友人談)
燃料代が上がると、漁に出る船の経費がアップするから、
佐世保の新鮮な魚介類の値段にも影響は必至です。
「刺身…値上げ」((+_+))
先日お会いした市内有名洋菓子店のオーナーさんによると、
侵攻の影響で、ウクライナやロシアからの小麦をはじめとする食材が、
ものすごい率で値上がりしていると、嘆いておられました。
「ケーキ・お菓子・パン…値上げ」((+_+))
ところが、ずいぶん前から新聞やテレビでは、
「日本はデフレ一色」で、日本人の年収は上がらず、
世界的に見ても取り残されていると報道されていました。
その対策として、日銀は「インフレ目標2%」を
目指して金融政策を推進すると何年も前から言っていました。
インフレになったほうが、日本人の年収があがる・・・
と聞くと、インフレも必要だと理解できますが・・・
年収は上がってほしいが、値上げはイヤだというのが、
人間の本能的な反応ですよね!
しかし、
「値上げ=インフレ」を「年収アップ」につなげられるのなら、
確かに日本にとって必要なものと思えてきそうです。
先日のメルマガでご紹介した、スウェーデン在住の親友の話では、
世界的にみると、日本だけがデフレで取り残されていたので、
日本の物価は、「突出して安い」のだそうです。
日本ではランチが500円や800円でも食べられますが、
スウェーデンでは、その3倍くらいはするそうです。
その上、「円安」になっているので、
世界の国々から見たら「日本は安い」
バーゲンセールの国になってしまっているのです。
ちょっと昔、海外旅行に出かけて
「海外は安いな」と優越感を感じながら、
日本人が爆買いしていた時代もあったのです。
しかし、今や全く逆転しています。
このままでは、日本は海外から見たら発展途上国なみの物価なのです。
ということは、
この「値上げ」の波に乗って、
許容できる範囲の「インフレ」に合わせて、
「年収アップ」が日本中でおこるようになるほうが、
みんなのためになりそうです。
弊社にこられた各支店長さんからは、
6月1日から
「用紙」仕入代金1キロあたり単価20円アップ。
印刷用「アルミ版」代金、20%アップ。
「インキ」代金、1キロあたり100円アップ。
と続々と値上げ通達を受け取っています。
(金額は一例ですが実際の金額です)
値上げは困ると、可能な限り交渉するわけですが、
今回は、各メーカーも原材料調達費が確実に上がっているので、
私たちも、仕入れ代金のアップにともなう、
「値上げ」をお客様にお願いせざるを得ない状況になっています。
これが、目の前で困るということを超越して、
日本中で価格転嫁に成功して、
日本中のみなさんの年収がアップするということを
心から願っています。
みなさま、どうぞ良いゴールデンウイークをお過ごしください
(‘◇’)ゞ