コロナ禍が早く収束に向かって欲しいですね!
ワクチン接種も始まり、いつまでもこんな状況は続かないはず!
そんな希望を持ちつつ祈っています。
少し状況が改善したら、おススメなのが、
近場の「山をぶらり旅」するという楽しみ方。
今回のテーマは
『読書で楽しむ「九州の山・ぶらり旅」』
ぜひ、お読みください。
(;^ω^)
山に登って、森林の空気を深呼吸する。
美しい花木と広大な景色を楽しむ。
山頂でお弁当を広げ、パーコレーターで淹れた珈琲を味わう。
下山して温泉でとろけて、土地の名物と地酒で乾杯する。
山に登る魅力のひとつは、「密にならない」こと。
「ストレス」が解消され、「免疫力」を高める効果も期待できそうです。
本日5月19日、
そんな「九州の山・ぶらり旅」の体験を重ねた著者による本
「謎の多い山」が弊社 芸文堂から発売されます。
先週は、出版日も決まったこの本のPRに
著者に同行して各新聞社の支局を訪ねて回りました。
コロナで訪問を遠慮してくださいと言われるかと心配していましたが、
それぞれ貴重な時間を割いて、
熱心に著者へのインタビューをしてくださいました。
インタビューに同席していると、
耳寄りな話をいろいろと聴くことができました。
今回お届けする話題は、インタビューの同席中に聴いた雑談の中から、
山にまつわる【耳よりな話ベスト3】です!
【その1】:「男性こそ、山に登るべし!」
山には女性の登山客が多い!
若い方からベテランの方まで、明るく元気な方が多い!!
しかし、男性の登山者は減っている。
しかも特に若い人が減っている!
ということは、男性にとっては、山に登れば、女性との出会いのチャンスがあるということ。
しかも競争率から考えると非常に有利・・・ということになるかもしれません。
(インタビュー中の著者の雑談より)
【その2】:「他の登山客と仲良くなる吸引ツール!」
山の愉しみのハイライトが「お弁当タイム」。
そこでは、山用のコンロ(ガスバーナー)が、非常に効果的なツールになる。
お湯を沸かして珈琲を淹れる。
焼網を使って、銀杏を炒り、干物を焼く。
出来立てを食べる美味しさはもちろんのこと、
「美味しそうな匂い」で、周辺のグループの注目を集める。
それを分けてあげたりすると、一気に親しくなれるという訳です。
【その3】:「登山から帰ったあと、歴史をひもとき、山を2度楽しむ」
著者によると、
まず「登山の前には、シンプルに地理を調べ、行程を準備」する。
そして「山から帰った後で、その山にまつわる歴史を紐解く」ことで、
「山は2度楽しめる」そうです。
昔は、山といえば、一般の人々が登山を楽しむような所ではなく、修験者や修験僧がこもるような場所でした。
山にはお寺や神社がまつられていて、戦国時代にはそこが出城のような存在になり、戦火で焼かれることもあり、歴史を記録されていた書物なども社寺とともに焼け落ちたことが推察されます。そのせいか、あまり文献が残っていないのです。
そこで、山から帰ってきたら、歴史などを図書館やネットで調べるそうです。
この本には、そうやって得た著者なりの推理や仮説も入れて紡いだ「山にまつわる歴史物語」が展開されています。
こうして、著者が登った「九州の9つの名山」の歴史等を、ストーリー仕立ての読み物に仕立てたのが、今回出版された『九州の山・ぶらり旅~「謎の多い山」』です。
著者の柴田昭隆さんは、まもなく傘寿!
現役時代は、親和銀行(現十八親和銀行)で、主にシステム開発部門で活躍された方です。
まだ、銀行など大企業にしかコンピューターが導入されていない時代、つまりまだパソコンの無い時代の話です。
現役時代の30代前半の頃から、登山を楽しみ、
仕事のストレスを山で癒してこられたそうです。
今回の「九州の山」の話題は、主に定年後に、銀行時代の登山仲間と登られた体験をもとに書かれています。
著者が初心者にもおススメする季節は「春から夏の山」。
花や木の成長の時期ですから、自然の風景も週ごとに変わり
毎週違った景色が楽しめるほど。
今は、コロナでなかなか県境を越えることもできませんが、
この本には雲仙岳や、多良岳など長崎県の山についても
「なるほど」というようなストーリーが書かれています。
しばらくは、この本を読んで、九州の山の「バーチャル登山」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
そして、コロナが落ち着いたら、私も近場から「九州の山・ぶらり旅」を、少しずつ楽しんでみたいと思っています。
書籍名 :謎の多い山
著者・発行者:柴田昭隆(しばたてるたか)
発行 :芸文堂
発行日 :令和3年5月19日
B6判304ページ
ISBN978-4-902863-74-1 C0026
本体1,500円税込 (本体1,364円)
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