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 ― どんなに素晴らしいモノも、それだけで売れる訳ではない!

コロナ自粛で7カ月ほど会っていない息子から、

「とにかく面白くて前向きになれて、感動するから見て」

と、あるテレビドラマを、イチオシで推薦するメールが届きました。

 

番組名は『重版出来!』(じゅうはんしゅったい)

 

ドラマの主人公は、数々のドラマで主役を務める

今や大女優の黒木華さん。

2016年のこのドラマがなんと初の主演ドラマだったそうです!

 

女子柔道オリンピック代表候補といわれた主人公の「黒沢 心(くろさわ こころ」が、

大怪我がもとで選手生命を絶たれた後、

柔道マンガに励まされた日々を動機に、出版社に就職。

マンガ週刊誌の編集部に配属されます。

 

そして「精力善用 自他共生」という嘉納治五郎師範の教えを胸に

編集者として日々、全力で仕事にぶつかっていくという痛快なドラマです。

フリーペーパー「月刊ならでわ!」編集部がある弊社としては

まんが週刊誌とはいえ、「業界あるある」や、大切な事は同じなのだなと

共感しながらドラマに引き込まれました。

 

新入社員として

まだ仕事を一人前にできない「黒沢心」が、

ひたすら前向きに一生懸命に日々を過ごすところが描かれています。

 

ふと、自分自身が東京で新入社員として働いていた日々を想い出してしまいました。

これを見ているだけで、初心に帰る効果がありそうです。

 

そして、出版社における「成功」の一つの形が「重版出来」!

 

出版印刷業界にでもいない限り「重版」

という言葉を聞くことは無いと思います。

 

「重版」とは、最初に出版し本屋さんに流通させた本が

完売(見込)となり、追加で印刷製本すること。

 

つまり、初版と同じ「版」を「重ねる」ということです。

初版⇒第2版⇒第3版と重ねていくと、

大ヒットの「ベストセラー」本となるわけです。

 

しかし

「どんなに素晴らしい漫画でも、それだけで売れるとは限らない」

 

作家さんの才能に加えて、

編集者の支え、営業のセールス努力、書店員さんのアピール力、

そして印刷製本会社の協力があってこそ「売れていく」。

そこには必ず「人」の想いがあることが描かれます。

 

このドラマは、全部で10話ありますが、

私は、まだ最初の3話しか見ていませんので

あと7話分も愉しみがあります。

 

主人公こころちゃんの素直で超前向きな捉え方、自分の気持ちに正直に

柔道の技をしかけるように体当たりでぶつかっていく仕事の仕方に

さわやかな感動をもらっています。

 

今、アマゾンプライム会員(有料)なら

特典(無料)で観る事ができます。

レビューを見ても、感動の言葉がたくさんつづられているドラマです。

 

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・・・アマゾンの回し者になってすみません・・・(;^_^A

 

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