新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための
政府からの大規模イベント自粛要請を受け、
3月から5月にかけてのYOSAKOI関連のイベントは
続々と中止の報が入ってきています。
3月8日に予定されていた熊本県の「人吉よさこい祭り」も、
コロナ感染拡大防止のため止む無く中止になりました。
大規模なYOSAKOIイベントの準備は、ほぼ1年掛かりです。
お祭りに照準を合わせて演舞を仕上げてきた各チーム踊り子たち
楽しみにしていたお客様、
お祭り開催を支えてきた様々な関係団体の方々、
そしてボランティアの皆さんとともに準備を進めてきた実行委員会メンバーにとって
そのショックは計り知れません。
中止が決まった人吉よさこい祭りの3日前の3月5日、
そのショックを乗り越えて
「コロナリベンジ」を考えた仲間が動き出しました!
各地のチームに所属している男性の踊り子有志で構成した合同チーム
「九州男組」の幹部メンバーの1人から、
「集まれないならSNS上で盛り上げることはできないだろうか?」
という提案があり、「それはいい、やろう!」とほぼ即決したそうです。
もともと予定していたメインステージの
プログラム(タイムテーブル)そのままに、
SNS上で各チームにメッセージと一緒に
自分たちの演舞の動画をアップしてもらい、
「#SNSで人吉よさこい祭り」のハッシュタグで
擬似的な祭りを演出し、盛り上げよう、というものです。
急にやろうと決まったことなので、
主催者である「人吉よさこい祭り実行委員会」と正式な調整をする間もなく、
「九州男組」メンバーを中心に勝手連的に準備を進めたそうです。
前々日の6日、メンバーのネットワークを活かし、
もともと参加予定だった約60のチームに個別に連絡を取り、
協力依頼を行ったとのこと。
前日の7日(土)には、呼びかけも兼ねてメンバーが
告知用のポスター風画像を作成し、
FacebookとTwitterに掲載して開催を告知。
当日3月8日には、各チームの出演予定時間になると
Twitterのタイムライン上に「そのチームの演舞が投稿」される!
それを、みんなで見ながらまるで本物の祭りのように
飲んだり食べたりしながら、モニターの前でお祭りを楽しんでいる。
なんと「総踊り」や「主催者挨拶」までTwitter上で行われたのです。
また、実際の経済活動にも結びつけたいというアイデアも寄せられ、
現地の人吉の方によるおすすめのお店や観光地等の情報が、
同じ「#SNSで人吉よさこい祭り」のハッシュタグで情報発信されました。
九州男組のリーダー川上耕史さんによると、
「本来、無念でいっぱいだったはずのこの1日を、
お互いの絆を感じあいながら、豊かな気持ち過ごすことができた」と
主催者である「人吉よさこい祭り実行委員会」の皆様からも
喜びの言葉を聴けたそうです。
※その時の盛り上がりの記録はコチラ!
https://i.r.cbz.jp/cc/pl/uysr9546/y9hjfyy1x2mx/yyh5fjxy/
※こちらのブログ、深くて分かり易くておススメです!
https://i.r.cbz.jp/cc/pl/uysr9546/19ft25dtbglp/yyh5fjxy/
※これだけのマスメディアが取り上げてくださいました!
・西日本新聞(3/9月、yahooニュース・グノシーにも転載)
・人吉新聞(3/9月)
・アサデス(3/9月 西日本新聞記事の紹介)
・日本テレビ「ZIP!」(3/10火 5:50~)
・TNCテレビ「ももち浜ストア」(3/10火 9:50~)
・読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」(3/11水 13:55~)
・TBSテレビ「グッとラック」(3/13金 8:00~)
・2020よさこいで応援プロジェクト実行委員会(掲載メディア、時期等未定)
いや?…すごいですよね…何がおこるか分からないものです…。
まだまだコロナの終息までは時間がかかりそうです。
感染防止対策に万全を期しつつ、
実はとても大事な「身体の抵抗力を保つため」にも
楽しい気持ちにさせてくれる活動を
工夫しながらやっていく
そんな気持ちを忘れないでいたいものです。