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『海外バイクツーリング冒険記スペイン編8』 ~BAR(バル)の文化は最高だ~

新緑が美しい晴れた5月初旬、

佐世保市が誇る洞窟遺跡を巡ってきました。

 

「洞窟遺跡日本一」!

佐世保市には36か所もの洞窟遺跡があるのです。

 

しかし、予備知識なしに現場をみても、

山肌の洞窟でしかありません。

 

洞窟遺跡から歴史とロマンを感じるためには、

分かり易く解説してくれる「人や施設」が欠かせません。

 

・・・という訳で、現地見学前に行くことをオススメするのが、

「福井洞窟ミュージアム」。

 

ここには、楽しく体験できるジオラマ空間「洞窟の時代」や、

常設展示コーナーが充実。

今回は、特に学芸員のYさんに解説してもらえたので、

分かり易さも倍増で、楽しく学ぶことができました。

 

その後、訪れた佐世保市吉井町の「福井洞窟」は、国指定の史跡。

事前学習の成果もあり、

ここで生活していた旧石器時代や縄文時代の人々を思い浮かべながら、

歴史とロマンに浸ってきました。

 

現地には駐車場やトイレなども整備されていて、

車を置いてすぐ見学できて便利です。

(佐世保市中心部から車で45分程度)

 

福井洞窟ミュージアム

https://www.fukuicave.jp/

 

さて、今回のテーマは

『海外バイクツーリング冒険記スペイン編8』

~BAR(バル)の文化は最高だ~

ぜひ、お読みください!

(‘◇’)ゞ

 

(この冒険記は、1986年当時の日記とアルバムを基にした書き起こしです)

1986年10月15日火曜日(曇り時々晴れ)後編

 

スペインの田舎道を走り続けて、なんとか昼食前にバレンシアに到着。

 

午後2時には閉まってしまう銀行に

ギリギリ間に合って両替を済ませた。

 

バイクで走りながら、「食うぞ食うぞ」と約1時間半は思い続けた

「エントレカット」(ステーキ)を食べに、バレンシアのレストランに入った。

 

とってもきめ細かなサービスの行き届いた、

良い意味で“大らかなスペインらしくない”当タリのレストランだった。

 

1,300ペセタ(約1,500円)でスープとサラダとステーキは最高だ!

ここでゆっくりと休息をとって、これからの長距離ランに備えた。

 

今日は距離を稼ごうと、普段は使わない有料の高速道路A-2に乗った。

 

空気の薄い山岳路では、調子を崩していた愛車YAMAHA XT350号も、

地中海沿いの道では完璧に復調!

高速道路を飛ばし続けても、問題なくクルージングを続けてくれる。

 

次の目的地アンドラ公国までの距離表示が、

どんどん縮まっていくのは嬉しかった。

だけど、アクセルを持つ右手は半分痺れっぱなしというくらい振動は凄かった。

 

42番の出口で降りて、アンドラ公国への最短コースに挑む。

 

高速を降りてすぐの街で、前を走っていたバスの中から、

可愛い女の子二人が、しきりにジェスチャーを送ってくれる。

煙草を吸うマネをしたり、ピースサインをしたり、

ジェスチャーを繰り返してくれる。

全く意味が分からなかったけど…!(^^)!

僕は嬉しくなって手を振り返した。

 

ガンダッサという小さな街に向かうルートは、

ミシュランの地図にも「グリーンライン」が引いてあるほどの

素晴らしい山と谷のワインディングロードだった。

 

夕暮れの美しいトワイライトゾーンが、とても長く続いているように感じた。

 

月がはっきりと目の前に出ているのに、

変化にとんだ山や谷、そして川がくっきり見える。

 

時々ドーンと現れる小さな村は、

まるでヒトカタマリの山全体が村!!といった感じで、

古い土色の家々が肩を寄せ合うように、こじんまりまとまっている。

月明かりに照らされていると何とも言えないエキゾチックな雰囲気だ。

 

ガンデーザの街に着いた頃、長く感じたトワイライトのひと時は終わり、

夜がやってきた。

 

ここでカフェに入って最後の休憩だ。温かい紅茶がとてもウマい。

今日はまだまだ距離を稼ぐつもりだ。

 

しかし、この後が大変だった。

ここから先の山岳道路は、なんと中央線の無い、

山の中の細いワインディングロードだった。

 

いくら愛車YAMAHA XT350号のライトが明るいといっても、

小さなバイク用のライトだ。夜の山道はとても見辛い。

 

途中、いくつかの小さな街でホステルを探してみた。

しかし、やっとあった!と思ったら満室だったりと、なかなか見つからない。

 

そうこうしている内に、ガンデーザから約90㎞走るはめになってしまった、

なんと結局、今日は一日で620㎞も走ったのだけど、

最後の90㎞が身体に堪えた( ;∀;)

 

ガンデーザを出発したのは夜7時30分。

良さそうなホステルがあったら、そこで泊まるつもりだったのに、

全く見つからず、結局今夜のホステルに辿り着いたのは夜10時!

 

しかし、BAR(バル)で夜更かししているスペイン人の街だから助かった。

こんな時間でもバルが開いていて、食事にありつける。

今日の疲れを癒そうと、奮発して上等のステーキを注文。

(・・・といっても2千円なので有難い)

 

疲れても、しっかり食べて、寝る。

そしたら明日には復活だ!

 

To be continued.

 

この日の午後の旅程(スペイン国 バレンシア⇒ガンデーザ)

https://www.google.com/maps/dir/%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%B6/%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%A2,+%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3+%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%A2/@40.2580337,-2.5229581,7z/data=!4m14!4m13!1m5!1m1!1s0x12a0c4b98f26b99f:0x3409b1c8b60ded08!2m2!1d0.4372669!2d41.0524377!1m5!1m1!1s0xd604f4cf0efb06f:0xb4a351011f7f1d39!2m2!1d-0.3762881!2d39.4699075!3e0?authuser=0&entry=ttu

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