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海外バイクツーリング冒険記 フランス編10 『幸運な出会いに感謝…スイス人チームとの別れの日』

先週の日曜日、旧友のバイク乗りと一緒に、

長崎県松浦市鷹島までツーリングに行ってきました!

 

道路ですれ違う時に、知らない相手でもピースサインを交わすのが

バイク乗り同士のコミュニケーションであり、醍醐味です。

 

今のライダー達は、僕が海外をバイクで旅していた時よりも、

もっとずっと大げさに、笑顔が感じられるくらい

大きく手を振って挨拶を交わします。

 

コロナ禍の影響で、一人で行動できるバイクの人気が復活!

今、若い人や女性のライダーも増えているという話も聞きます!!

 

その話に期待しながら、道の駅などでヘルメットを脱いで顔を合わせてみると、

なぜか?僕よりもさらに年上の男性ばかりです!!

 

若い人や女性ライダーの話題は、ステマだったのか!?

※ステルスマーケティング(最後にリンクあり)

 

 

今回のテーマは

『幸運な出会いに感謝…スイス人チームとの別れの日』

ぜひ、お読みください。バックナンバーも!

 

(‘◇’)ゞ

 

 

(この冒険記は1986年当時の日記とアルバムを基にした書き起こしです)

 

1986年9月10日

スイスのエンデューロチーム「4TAKT TEAM BASEL LAND」

のメンバーと親しくなり、一緒のキャンプで過ごすようになって8日目。

 

昨日の雨がウソのように「晴れ」

 

しかし、あまりにもハードだった昨日の雨と寒さのために、

体調は風邪気味で、今一歩すぐれない。

 

さらに昨日、山のガレ場でコケた時、左足を打って痛めてしまった。

しかし、ウイニーがテーピングしてくれたので、バイクには乗れる。

 

とにかく今日は、みんなにとって休息が必要だ。

 

今日のバイクツーリングは、イタリアのサンピエレのホテルを出発して、

フランスのブリアンソンのキャンプに戻る約50キロの移動するのみになった。

 

キャンプに戻ってから、

ウイニーとマンリーと一緒に、のんびりブリアンソンのオールドタウンを散歩して過ごし、

夜はすでに行きつけになったリーズナブルなレストランで

約2000円のコースと500円のワインで乾杯してハッピーな気分だ。

 

休養も必要。こんなのんびりした日もまた格別だ。

 

 

1986年9月11日

スイスチームのメンバーと、一緒のキャンプで過ごすようになって9日目。

 

スイスチームのメンバーにとって、

長期休暇から日常に戻る日が近づいてきた。

 

山岳ツーリングをともにしたメンバーの愛車達は、

それぞれ運んできたトレーラーや、バンに積み込んだ。

チームメンバーの多くが愛用するオーストリア製のKTMは圧倒的な走破性!

日本製に比べると、要整備となっている状況も多かった。

それも含めてスイスチームは楽しんでいたようだ…。

 

ウインドサーフィンも持参してきたマンリーは、

ウインドサーフィンに乗れる僕を、

一緒に湖に行こうと誘ってくれる。

 

マンリーが僕に体調を訪ねてくれたが、

まだ風邪気味だというと、がっかりした顔をしていた。

 

バイクも、ウインドサーフィンも、

何かあったとき、1人では危険だし、そもそも楽しめない。

見ているだけでも良いから一緒に行くのも恩返しだと思って、昼過ぎに湖へ出発。

ピートから借りたボルボのバンの中でのんびりと横になって

湖でウインドサーフィンするマンリーを見ているのも、

とても良い気持ちだった。

今夜は、「4TAKT TEAM BASEL LAND」のみんなと過ごす最後の夜だ。

いつものレストランを予約して繰り出した。

69フラン(当時のレートで1,650円)で、エスカルゴ、ビフテキ、ポンフリート(ポテトフライ)フォーマージュ(チーズ)さらに珈琲もついてくる。

 

そして、スイス流の、一人ひとりと目を合わせて、お互いの名前を呼びあって

「チュース」という掛け声で乾杯する。

目ヂカラと笑顔で、お互いの気持ちを表現できる、

最高の「カンパイ」だ!

ぜひ、日本に帰っても広めたい!!

 

料理とワインでおなか一杯になってから、

ニュータウンへフラフラと歩いて移動。

 

途中でピートが小指を出すので、僕が引っ張った。

するとそれに合わせて「プー」とおならが聞こえてきた!

最高の笑いの夜だ。

 

みんなが、僕のノートに記念の文章を書いてくれた!

マンリーだけは英語だったけど、

ピート、ウイニー、オスキー、マイケルは

スイスジャーマン(スイス方面のドイツ語)で書いてくれたので、

いつになったら意味がわかるやら…?

 

2次会は、毎日のように通った「EDEN BAR」!

みんなの憧れの美人マリエレンのグループにも会えたけど、

よっぱらいのバイク乗りを避けるように、どっかに行ってしまった(^^)/

ここはウイニーがおごってくれて、キャンプ場に帰ってバタンキューだ。

とうとうスイスチームとの最後の夜も“おやすみなさい”だ。

 

 

1986年9月12日

スイスチームのメンバーと、一緒のキャンプで過ごすようになって10日目。

 

今日はスイスチームのみんなが帰国する日。

朝8時30分に起床。バタバタとキャンプを片付けた!

ゆっくり大人数が寛げた大型テントを格納中

 

オスキーは、今回一緒に走り回った「フランス山岳のミシュラン地図」を

僕にプレゼントしてくれた!

さらに「5リットル入る予備ガソリンタンク」を、

僕のアフリカの旅に備えて貸してくれた。

 

みんなが、僕のアフリカへの挑戦を心配し応援してくれる。

昨日はナンシーとマルコが、

「アルジェリアのミシュラン地図」をプレゼントしてくれた。

 

キャンプに降ろさせてもらっていた全ての荷物を並べると・・・

荷物を全部パッキングして積載して準備完了!

まずオスキーとウイニーが、

オペルのバンで、バイクを積んだトレーラーを引っ張って出発。

 

ピート、マンリー、マイケルと僕は、

ブリアンソンのカフェで朝食してから出発だ。

 

本当にみんなに会えて幸運!幸せだった。

お別れを惜しみつつ、再会の約束をしながら、

カフェでのひとときを楽しんだ。

 

 

さあ、久しぶりに荷物を満載した愛車「YAMAHA  XT350」で出発!

また一人旅のスタートだ。

次の挑戦のターゲットは「北アフリカ」だ。

 

どんな出会いが待っているだろうか!?

少しの不安と、大きな夢と希望をもって

旅は続く…To be continued

 

 

※ステルスマーケティングとは・・・

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0

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