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海外バイクツーリング冒険記フランス山岳編5 ~僕に壁を越えさせてくれた、グレートな仲間たち~

メルマガ原稿2023年3月15日号中村徳裕海外バイクツーリング冒険記フランス山岳編5

 

海外バイクツーリング冒険記フランス山岳編5

~僕に壁を越えさせてくれた、グレートな仲間たち~

 

 

2023年3月13日、

「マスクの着用は、個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本となりました」

と厚生労働省からメッセージが出されました。

 

これまでの「新しい生活様式」に縛られない、

「主体的に生活を楽しめる」明るい日々がやっと訪れそうです。

 

コロナ禍では、蜜を避けられる「バイク」が見直され、

バイクの販売も免許取得も伸びているそうです!(^^)!

 

さて、今回のテーマは、

海外バイクツーリング冒険記フランス山岳編5

~僕に壁を越えさせてくれた、グレートな仲間たち~

 

ぜひ、お読みください!

 

(‘◇’)ゞ

 

 

「不定期連載」の海外バイクツーリング冒険記…

…今年5回目となる「連載」の続きをお届けしますm(__)m

 

(この冒険記は1986年当時の日記とアルバムを基にした書き起こしです)

 

オフロードバイクという「共通の生きがい」のおかげで、

フランスの山村のカフェの前で出会った、

スイス人エンデューロチーム

4TAKT TEAM BASEL LANDのメンバー達。

 

出会って3日目の1986年9月5日、

いよいよ、チームのみんなと一緒に山へエンデューロ(耐久走行)に出発!!

 

フランスの田舎の街を起点に、山岳地帯を目指すという

僕にとってはチャレンジングなコースだ。

 

いつも積んでいる重い荷物は、キャンプに置いていけるので、

僕のバイクYAMAHA XT350は軽くなって、万全のオフロード走行態勢!

…とは言え、スイス人チームのみんなのバイクは、

オーストリア製のKTM600が主流。

 

ピートはヤマハのTT600と、

エンジンの排気量は倍近く、スーパーバイク揃いだ。

 

しかも、チームでいつも一緒に練習を積んでいるので、

スイスのエンデューロ(耐久レース)チャンピオンシップで、

全国5位や6位に入賞しているという上手いライダー揃い!

 

とにかく技術レベルの差を実感!!

ついていくのが精いっぱいという脱帽状態だ。

 

道とは言えない登山道のようなところを抜けて、

木も生えていない高地に到達!!

 

そこには、美しい湖、滝、

木々の生えない広く開けた高原、

さらに登ったところは白い岩肌の美しいガレ場、

まさにスーパープレイスだ。

もし、僕が一人でこの山岳地帯に登ってきていたとしたら、

間違いなく、この先は行けない!と考えて、

途中で引き返していたと思う。

 

しかし、一緒にいる仲間が、不可能を可能にしてしまい、

どんどんチャレンジして登っていく!

 

それを見ていると、僕も行けるという気がしてくる。

 

しかも、登り方、行き方、生き方の見本を

目の前で見せてもらっているのだ。

スイスのみんなが練習を励んでいる「スイスのエンデューロレース」は、

1人1台ずつ、間隔を置いてスタートするラリーのようなスポーツ。

1人1人がベストを尽くした「タイム」で競うので、

戦う相手は、自分自身の記録ということになる。

だから、紳士的に教え合って、レベルを高め合い、

みんなのレベルが高まると、個人の成績もお互いに伸びるそうだ。

 

相手との直接の競争となる「モトクロス」では、

ヒートアップするとまるでケンカのような先頭争いになるので、

いいフレンドシップが育めるのは「エンデューロ」だという。

(※日本のエンデューロレースは、モトクロスのように一斉にスタートするレースが多い)

 

一緒にいる仲間が、みんなスゴイレベルだと。

それを見ていて、心の壁を取り去り、

見て学び、時には教えてくれて、さらにヘルプもしてくれる。

 

素晴らしいフレンドシップの絆で結ばれたスイス人チーム。

みんなが、こんなに卓越したレベルになっていく理由が分かった気がした。

「周りの仲間のレベルが、自分の殻を破って引き上げてくれる」

きっと、この事はバイクの技術だけでなく、

すべてのことに通じることだと思う。

 

だから、

「殻を破って成長したかったら、素晴らしい仲間とチームを組む」

これは、きっと音楽にも、

仕事や人生にも通じる真理なのだ。

 

それにしても、

まさに冒険と言える山岳コース。

最高の仲間と一緒に乗り越えて、

素晴らしい天候に恵まれ、

山を下りた後は、仲間と一緒にビールで乾杯する。

 

なんとか着いていくだけで精一杯だったのだが、

僕の気持ちは「HAPPY!!」の一言だ。

 

この出会いこそが、僕が旅に求めていたものだったのだ!!

 

To be continued

 

 

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