profile profile

― どう戦う!?コロナがもたらす文化存亡の危機?

コロナ感染の再拡大が報道され、
難しい対応が迫られています。

「感染防止のための抑制や規制」を優先するべきという
意見が優勢になっている状況です。
しかし、抑制や規制によって、
「経済や文化活動の状況」は苦しくなってしまいます。

今年23回目を迎える予定だった「YOSAKOIさせぼ祭り」は、
1年間の延期を決断しました。

全国各地で行われている同様の「よさこい祭り」についても、
ほぼすべての大規模イベントは中止か延期です。

大規模イベントは、その経済効果もかなりの規模。
それだけに中止になると、地元経済に与えるマイナスの影響も大きいのです。

「各YOSAKOIチーム」にとっては、さらに大きな影響を与えています。
「祭り」という発表の場を失うと、
チームもメンバーも、目標を失ってしまいます。
「メンバーのモチベーション」がさがり、
チーム存続の危機になっているチームもあると聞いています。

特に、大学生・高校生による学生チームでは、
主役として表舞台で活躍する学年は決まっています。
だから1年1年が勝負なのです。
延期や中止は、そのチャンスを失ってしまうということなのです。

先週のメルマガで紹介しました通り、
YOSAKOIさせぼ祭り実行委員会は、
2020年12月6日日曜日、感染防止対策を一生懸命準備した上で、
「YOSAKOIさせぼ祭り2020ソーシャル・ディスタンス・イベント~祭会~」
を開催いたしました。

私達なりの、文化を守るためのコロナとの戦いです。

すでに延期を決断したこともあり、
いつもの予算はありません。

そんな中、緊急にスポンサーお願い活動を行い、
コロナ不況の最中に応援してくださるスポンサー様、
そして、この状況下で、できるだけの応援をしてくださる佐世保市の協力を得て
「感染防止対策」を最大限に考えた
「SDE(ソーシャル・ディスタンス・イベント)」の開催にこぎ着けたのです。


photo by Tomoaki Kobayashi

◆手作りステージと、軽トラ地方車音響…
予算の都合上、高さのあるステージを組むことはできず、
グラウンドの地面がステージです。
実行委員会手作りのステージバックで背面を飾り、
させぼ祭りならではの名物となりそうな「軽トラ地方車」を両サイドに配置。
音響のプロ、リアルワークスさんの応援もあって
なかなかのクリアな大音響で演舞を盛り上げました。

◆ソーシャル・ディスタンスを確保するためのブロックゾーニング
手作りとは言え、われらがYOSAKOIさせぼ祭りの
本田実行委員長は、本田建設の社長!
様々な建設資材を効果的に安く手配し、
建築シロウトの実行委員会スタッフに、的確な指示を出し、
工事現場で使うネットなどを活用して、
見事な会場を作り上げました!!

◆お客さまは、マスク着用はもちろん、検温・消毒はもちろん
会話制限など感染予防対策にご協力いただきながら
芝生の上に座っての演舞を楽しんでいただきました。


photo by Tomoaki Kobayashi

◆今回は、コロナ対策もあり通常の来賓招待は控えさせていただきましたが、
佐世保市長朝長則男様、観光商工部長井元保雅様にご臨席賜りました!
有難いことに全演舞を観て応援してくださいました!!


photo by Tomoaki Kobayashi

◆観客のみなさまにも、踊り子の皆さまにも、
大変喜んでいただき、多くの喜びの声を寄せていただきました。


photo by Tomoaki Kobayashi

◆島瀬公園ステージで開催した「大賞演舞セレクション」上映会も、
暖かかった昼間の温度が、急に冷え込んで寒くなりましたが、
適度な数のお客様に参加していただき、成功裏にイベントを終了することができました。

◆感染予防対策が行き届き、これから2週間感染者が発生せずに、
この対策が成功していることを祈っています。

長崎新聞
https://this.kiji.is/708328265916088320?c=174761113988793844

西日本新聞
https://i.r.cbz.jp/cc/pl/uysr9546/ile6u9apl1b3/yyh5fjxy/

———————————————————————————————————

※特報「大みそか特別番組放映決定!!」
『NEXT STAGE~YOSAKOIさせぼ祭りの軌跡とこれから~』
放送日:2020年12月31日 正午12:00~12:54
放送局:NBC長崎放送
お祭りの歴史と今、伝説のあの人、あのチーム、
最新の演舞映像など、感動たっぷりの1時間!

メルマガ登録はこちら【毎週水曜配信