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― 自律性と創造性が高まる「賃金セミナー体験記」 ―賃金の決め方で「自律性と創造性が高まる」って本当?―

8月24日の午後、僕は自宅にこもり

パソコンでオンラインセミナーを受講しました。

 

テーマは、

「自律性と創造性が高まる賃金・賞与の決め方」

 

かみ砕いていうと

アメとムチ的な「成果報酬による賃金制度」が良いのか?

 

「成果報酬はなし」で、

自分達が望む「理想の給与総額」に必要な「粗利」を目標に、

全員がチーム制で取り組む新たな賃金制度が良いのか?

 

それを、ゲームを通じて疑似体験し、

その制度の中で働くメンバーの気持ちを味わいながら、

その賃金制度の考え方を学んでいくという

新しいスタイルのセミナーでした。

 

参加者は、全部で10数名。

全国をオンラインでつないで開催されました。

 

疑似体験のためのゲームは、

通常は人間同士対面式で行うような一種のボードゲームです。

しかし、グーグルのスプレッドシート上にゲームを用意することで、

オンラインセミナーでも、チームプレイでゲームができるということは

新鮮で楽しい発見でした。

 

ゲームは全体を通じて3回行いましたが、

1回目は、「成果報酬の個人プレイ」スタイル。

 

なんと、今回の「成果報酬」は個人の成績順に

「S・A・B・C・D」のランクに分けて

総額15000円の予算枠の中で、

実際のセミナー代金を「値引きしてもらえる」という実弾方式です。

 

3分間の個別作戦タイムを経て、12分間のゲームにチャレンジ。

その間、一人個人プレイで一生懸命『競争』し、頑張りましたが、

結果は、残念ながらCランク…

下から2番目という不甲斐ない成績でした。

 

Cランクとはいえ、一応報酬はもらえるのですが、

そこには、働く楽しさはなく、

なにか虚しさが残る印象でした。

 

ところが、

2回目のゲームでは、参加者を5名ずつの2班に分けて、

チームプレイにチャレンジ。

 

すると、作戦タイムでは、

創造性豊かに、一緒にアイディアを出し合う『共創』がおこるのです。

その段階でとても楽しくなってきました。

 

12分間の作戦タイムで、みんなのアイディアを積み重ねていると、

これなら100%行ける!というワクワクする気持ちが盛り上がってきました。

 

12分間のゲーム本番では、

「パソコン操作が苦手」なメンバーや、「作業が遅れて」しまったメンバーを、

「早く役割が終わった」メンバーが、チームプレイの精神で助けあってくれるのです。

 

ところが・・・

実際にゲームが終了してみると、想定外のミスが残ってしまい、

赤字にはならなかったものの、所期の目標には到達できませんでした。

 

ところが・・・

今度は、目標に届かず悔しいはずなのに、

チームプレイを頑張ったからか、

爽快な「楽しかった!感」が残ったのです。

 

ゲームが終わったあとにも、

もっとこうしたら良かった!などと

次回に向けての改善策を、メンバーと楽しく語り合いました。

 

全社員が、チーム一丸となって「売上総利益」アップに集中し、

その果実を「全員に単純に固定給の比率で還元」する仕組み。

 

この導入は簡単ではなさそうですが、

チャレンジする価値を大いに感じています。

 

 

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