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 ― 企業の究極の目的とは何か・・・!?まんがvs書籍「The Goal」編

Withコロナの日々、

なにかと自粛という、我慢の時をお過ごしの方も多いと思います。

 

一方、この自粛のおかげで、

読書に勤しむ時間が増えたという方も

多いのではないでしょうか。

 

今回、私がチャレンジしたのは、

「The Goal(ザ・ゴール)」

企業の究極の目的とは何か・・・!?

 

この物語は、採算悪化を理由に、

突然、本社から工場閉鎖を告げられた主人公アレックスが、

残された3か月というわずかな時間の中で、

起死回生の策を繰り広げていくという

ハラハラ、ドキドキのドラマです。

 

劇的に経営のパフォーマンスを改善させる

「TOC(制約理論)」の原理が、

読み進めていくうちに頭に入るという

全米で250万部を超えるベストセラーです。

 

この本の初版が出版されたのは1984年。

当時の日本企業は国際競争力が高く、

著者エリヤフ・ゴールドラットはそれを脅威と感じていました。

この本で日本企業が益々強い企業になると

米国との貿易不均衡が解消できない!と考えた著者が

日本語への翻訳を2001年まで許可しなかったという

いわくつきの1冊なのです。

 

この「The Goal」の日本語版には、

よくあるパターンですが

「書籍版」と「マンガ版」があります。

 

552頁という超分厚い「書籍版」に対し、

約半分のボリューム。

ストーリーを日本企業に置き換え

分かり易くシンプルに構成しなおした

約240頁の「まんが版」。

 

年末年始に読破した「7つの習慣」は、

まず「マンガ版」を読んで、

あらすじを掴んでから、「書籍版」で詳しく読み解くという方法でしたが、

今回は、あえて、

先に「書籍版」を1週間かけて読み、

その後に「マンガ版」をたった1時間で読むというスタイルにしてみました。

 

結論

 

日本の「マンガ」の力は凄い!(笑)

 

圧倒的短時間で読めるのに、

要点はしっかりと網羅されているのです。

会社や人の名前が、カタカナより漢字の方が圧倒的にわかりやすい

という言葉の問題もありますが、

このマンガ版だけでも、エッセンスは十分に理解できると思いました。

 

反面

「書籍版」ならではの魅力もあるのです。

このストーリーの凄さは、

主人公アレックスの、恩師ジョナが、

常に質問をして、アレックスに自分の頭で考えさせます。

簡単に答えを教えてくれないので

 

読者としても、ずっと一緒に考えながら読むことになります。

 

それが、頭に残り、自分の血や肉になるというやり方なのだと感じました。

 

その意味では、

答えを教えてもらえず、アレックスと一緒に考えながら読み進めていく

という状態がより長く続いていく、分厚い「書籍版」の方が、

著者の狙いである「読者を実際に様々な問題に対処できるように成長させる」

ということには、より効果が期待できるのかもしれません。

 

なんといっても、

アメリカでこの書籍が出版された後、

著者のエリヤフ・ゴールドラットは、

自身が販売していた高価な生産スケジューリング・ソフトを購入しなくても、

この「The Goal」を読んで、その通りに内容を実行しただけの企業が、

より高い成果を上げてしまうという

ジレンマに陥ったというほどの逸話があるのです。

 

日本が世界に誇る「マンガ」文化の力を改めて感じたこの一冊。

まずは「The Goal」のマンガ版を試してみませんか?

https://amzn.to/2E5zXp7

 

もちろん、じっくり読みたい方は書籍版も是非!

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