2020年7月16日木曜日、
コロナの状況を鑑み、延期を繰り返してきた
「させぼ夢大学 今年度第一回目の講演会」を
現在考えうる細心かつ最大の対策を重ねて開催しました。
理事長や役員・事務局・スタッフ全員にとって
プレッシャーはとてつもなく大きいものでした。
「やらない」と選択した方が、どんなに楽だろうと思いつつも、
何もかも止めてしまってよいはずがない…と
理事長を中心に、前向きな準備を重ねてきたのです。
いかにして感染予防対策を徹底するか、
現地調査と、シミュレーションを重ねて準備を進めました。
当日は、2000名の会員さんを、1000名ずつの2部制に分けました。
市松模様状に50%分の空席を確保し、
様々な3密対策、消毒・換気の徹底、ソーシャルディスタンス確保のための
工夫を凝らした進行を行いました。
感染のリスクを恐れる想いは、
出席対象者である会員さんにとっても
とても大きなものであることは想像に難くありません。
実際にどれくらいの数の会員さんが
出席してくださるのか?
出席者が大きく減少することも予想されました。
蓋を開けた当日。
初めての試みである「昼夜二部制」にもかかわらず、
50%の定員で運営した会場は、
整然と座った会員さんで席がうまりました。
私は、当日の司会進行担当でしたが、
出席された皆さまが、一つひとつの注意&お願い事項を
頷きながら、熱心に聞いてくださり、
一生懸命守ってくださっていることがひしひしと伝わってきました。
お客様と私たち運営側との一体感を感じるほどでした。
そうまでして開催した今回の夢大学の講師は、
東北大学「加齢医学研究所所長」の川島隆太氏。
専門は、「脳活動の仕組みの解明、研究と応用」
認知症患者の「脳機能回復」、
高齢者の「認知症予防」、
幼児小児の「脳機能発達促進」で、
その世界の第一人者です!!
結論:「脳を鍛えれば、健康寿命は延びる」!
逆にいうと、
医学的に伸びた生命としての寿命100才に対して、
なにもしないと健康寿命は平均80才代で終わってしまう・・
ということだそうです。
アンケートによると、自宅で人生の旅立ちを迎えたい
と希望している方の比率は51%。
半分以上の方がそう望んでいるにも関わらず、
実際は、病院でなくなる方が全体の77%にもなっているのが現実です。
(病院で臨終する人の比率:2017)
自力で生活を送れなくなり、
介護で家族に負担をかけ、
家族がその負担に耐えられなくなる介護度になってしまうと
施設に入所。
施設で体調を崩すと病院に行って、
本人の希望とは違う人生の終わりを迎える・・・
ということになってしまうのです。
そうならないために
健康寿命を100歳まで伸ばす。
それが出来る方法を、具体的に教えてくれました。
脳は、鍛えれば手遅れということは無い!
何歳からでも大脳皮質の体積は増える!!
というのが、川島先生の医学的検証データに基づく結論。
なんと、アルツハイマーで3年寝たきりだった方が、
川島先生指導によるスタッフの学習療法によって
3か月で、イスに座って自習できるまで回復し、
自宅に帰ることができた実例。
9年前の脳出血で、認知症を発症し、
言葉は出るものの、感情と意欲を失い
能面のような表情になった患者さんが、
スタッフの学習療法によって、
1年後には笑顔も出て、別人のように回復された実例。
「学習療法」は、とてもシンプルなものばかりです。
すぐに簡単にとりくめそうなもののひとつが
早口で1~120までの数字を声に出して数えること。
大学生だと30秒位、60歳代だと50秒くらいかかるそうです。
これをいかにして縮めていくか毎日の努力次第です。
私も、早速家族と一緒に取り組み始めました!
詳しいことを知りたい方は、コチラを参考に!!
「脳を鍛える大人のドリル」
https://i.r.cbz.jp/cc/pl/uysr9546/k125g0mvc9lx/yyh5fjxy/
https://i.r.cbz.jp/cc/pl/uysr9546/q6hwmto0arq7/yyh5fjxy/