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『海外バイクツーリング冒険記スペイン編2』 ~信用できるかヤバイのか、アンテナが重要だ!~

みなさん、おはようございます!

 

…長崎らしさが伝わり、長崎を好きになれる…

そんな、子供たち、学生さん達が描いた「夢の絵画」作品展が

本日スタート!

 

今回のテーマは、「教えて!君が夢見る 長崎のうまかもん!」

作品を描いた子ども達、学生さん達のアイディアは、

きっと見る私たちの心に、郷土の良さを再認識させてくれると思います。

 

企画運営に参画してくれた長崎県立大学宮地ゼミの学生さん達が、

見る人に寛いで楽しんでもらいたいと、会場の展示にも愛をこめてくれています。

 

『第3回 長崎の夢!トラックデザインコンテスト』作品展が、

本日3月27日水曜日から4月7日日曜日まで、島瀬美術センターにて開催!

(午前10時~18時まで、入場無料)

https://sasaki-icenet.co.jp/truckdesign2023/

 

※3月30日土曜日10時から表彰式典を開催。

その際に最優秀作品をラッピングした冷凍トラックも展示します。

 

是非ご覧くださいませ!

 

さて、今回のテーマは、

『海外バイクツーリング冒険記スペイン編2』

~信用できるかヤバイのか、アンテナが重要だ!~

 

ぜひお読みください!

(‘◇’)ゞ

 

 

(この冒険記は1986年当時の日記とアルバムを基にした書き起こしです)

1986年10月11日土曜日(スペイン3日目)

 

昨夜は旧市街地のBAR(バール)で、調子に乗ってワインを飲んで、

夜更かししてしまい、朝寝坊。

宿を出発した時には、もう11時を回っていた。

 

今日の僕のテーマは、バイクの荷物の軽量化を図ること!

 

もっとも重い荷物が「テント」だ。

これまで、物価の高い「北欧」や、宿の見つかりにくい「アフリカのチュニジア」では、「テント」が活躍してくれたけど、

これからは、「安いホテル」か「ユースホステル」を利用できる。

 

僕が使っていたテントは、物価の高いスウェーデンで必要性を感じて、

親友の“みっちゃん”に借りたもの!これを送り返そう。

 

そして、もう周り終えたアフリカ地域の地図や、ガイドブックなど

紙の本も重いので、日本へ送り返すのだ。

 

張り切ってグラナダの街の小さな郵便局に行ったけど、

「ここではハガキと封書しか扱っていないので、

荷物を送るなら駅の隣の郵便局へ行ってくれ」と言われた。

 

駅まで行ってみると、「土日は荷物を受け付けないので、月曜日にまた来て」と

ガッカリな結果に…。

 

気を取り直して、街中のレストランで、

「ウォー安い」と感動しながら、

600ペセタ(約700円)のサーロインステーキを食べていると、

・・・なんと雨がザーザーと降り出してしまった。

 

カフェテリアに入って雨宿り。今日は結局動けなさそうだ。

 

夕方天気が回復したので、

グラナダの街中や、旧市街の迷路のような街を、バイクでのんびりツーリング。

谷向こうから眺めたアルハンブラ宮殿は、最高だった。

グラナダの街をゆっくり走っていると、

ギターを抱えた人が入口に座っている、

白い洞穴のような店があった。

 

覗き込んでみると、生演奏のフラメンコを売りにしたお店だった。

しかし1000ペセタというので、店に入るのは遠慮してしまった。

 

すると、その店の前にいた、ヒッピーのような見た目の自称ドイツ人の画家に、

バーに行こうと誘われた。

ついていくと、アルハンブラ宮殿がドーンと見える、見晴らしのいい

バーというより、雑貨屋さんといった感じのお店で、

ワインに何か混ぜたような、甘いけど強い酒を飲んだ。

 

「今日は、ウチに泊まっていけよ」と自称ドイツ人に誘われたけど、

僕の危機管理アンテナが、これは怪しいと警戒サインを出している。

イマイチ信用しては危ないと思い、どうやって断ろうかと思案していた。

 

すると、日本人観光客の3人組がやってきた。

これ幸いと、僕から日本語で話しかけて、

夕食を一緒にとる約束をあっと今に成立させて、

無事に体よくこの場を離れることができた。

 

一人旅を続けるうちに、

安心できる場所や、信用できる現地の人や旅行者を見分け、

警戒すべき場所や人物を察知するアンテナが、

僕の中に育っていた。

 

3人連れの日本人は、日本からの自由行動ツアーでやってきている

大手航空会社勤務の大人の男性二人(OさんとNさん)と、

なんと首都マドリードでパスポートを盗まれてしまったという女性ツーリストMさん。

 

Mさんの話によると、スペインではなんと年間600件、

日本人観光客がパスポートの盗難にあっており、

そのうち58%が、マドリードでスリにあっているらしい。

 

彼女が日本大使館に出向いた時にも、他に数人同じ目にあった日本人がいたらしい。

 

さらに、Nさんもスリ未遂にあったそうだ。

なんと、可愛いスペインガールの3人組だったそう!

スリに失敗したのに、全く動じもせず

「アラ、ぶつかっちゃったわ、ゴメンナサイ」という感じの言葉を発して、

平然と行ってしまったそうだ。要注意だ!!

 

今晩は、そんな三人と一緒に、いろんな話を聴きながら、

4本フォークのマークのついた高級レストラン「セビリヤ」で、

ご馳走を食べてしまった!

それでも2,500ペセタ(約2,900円)だ。

スペインは盗難には要注意だけれども、やはりイイ国だなー。

 

兎にも角にも今日一日、無事に終わった!

僕の旅は続く…

 

To be continued

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