こんにちは!中村徳裕です。
先週木曜日、大村市で素晴らしい話を聴いてきました!
【プロローグ ― 大村市の奨学金制度の話】
冒頭で挨拶に立たれた園田裕史大村市長。
「元気な大村」の象徴として紹介されたのは、市独自の奨学金制度のお話でした。
成績優秀者に限らず、スポーツ・音楽・文化など、
一芸に秀でる学生にも給付型奨学金の機会を用意!
「若者に学ぶ機会を広げたい」という熱意ある取り組みに、
会場からも感嘆の声があがっていました。
さて、今回のテーマは、
『音楽は楽しく』~大村で学んだ、いいチームの作り方~
ぜひ、お読みください!
【メインテーマ ― 「音楽は楽しく」】
講演されたのは、一般社団法人国際音楽文化振興協会理事であり、
オーケストラの金賞請負人とも呼ばれる方
大村市音楽指導官を務める 藤重佳久先生です。
演題はズバリ「音楽は楽しく」。
タイトルどおり、音楽の楽しさを核にしながらも、教育や人材育成、
そして企業経営にまで通じるヒントを与えてくださいました。
【いいチームの作り方 ― 全員で成長する力】
今回の講演で特に印象的だったのが、
「いいチームはどう作られるか」という話でした。
藤重先生は、音楽を志す生徒たちの中で一つの例を挙げられました。
たとえば、何を言ってもすぐに理解して上達する「A子さん」のような子もいれば、
何度教えてもなかなかコツをつかめない「B子さん」のような子もいます。
ついA子さんのような子たちだけに目が行きがちですが、
実はB子さんのような子に丁寧に個別指導を行い、
その子が努力して成長していくと、チーム全体がより強くなるというのです。
つまり、習得の早いA子さんたちは、自分たちでどんどん練習を進められます。
一方で、B子さんが頑張って上達していく姿を見ることで、
チーム全体が刺激を受け、さらに素晴らしい一体感と
成長のサイクルが生まれるというお話でした。
この考え方は、音楽のチームだけでなく、
企業や他のあらゆる組織にも通じるものだと感じます。
やはり、一人ひとりの成長を大切にすることで、
チーム全体がより強くなる――
そんな新たな気づきを得たエピソードでした!
【下手なバンドはない、下手な指導者がいる―好循環のつくり方】
藤重先生がもう一つ印象的に語られたのは、
「下手なバンドはない、下手な指導者はいる」という視点でした。
つまり、指導者がただ厳しく叱るだけで、
ミスを恐れるような雰囲気になってしまうと、
演奏する側は委縮してしまい、どんなに間違えずに
ミスなく弾いても、感動を生む演奏にはならない、ということです。
音楽は本来、楽しさと集中力があってこそ感動が生まれ、
その感動がまた演奏者をさらに成長させる好循環を生む。
だからこそ、指導者は怖がらせるのではなく、
明るい雰囲気で導くことが大切だ、というお話でした。
この考え方は、音楽に限らずどんなチームや企業でも同じで、
明るく前向きな指導が人を育て、
結果的に素晴らしいチームを作り上げるという、大切な示唆だと思います。
【感動を生み出すには「楽しさ」と「集中力」】
藤重先生はまず、音楽の現場で子どもたちに伝えていることとして、
1「一生懸命」に演奏すること
2「ミスしない」こと!
3「楽しんで」演奏すること
この3つを大切にしていると語られました。
人前で音楽を演奏するとき、あなたは「緊張」し、「あがり」ませんか?
「ミスしない」ためには、「練習」と「メンタル」の両方が必要です。
【本番で育つ力】
印象的だったのは、ミスをしないための「集中力」は、
「練習ではなく本番で育つ」というお話。
「ミスしない」ためには、「メンタルの強さ」=「集中力」が必要です。
しかし、それは「練習を百回」しても身に着けるのは難しい。
それよりも、「一度の本番の経験」が人を大きく成長させる。
失敗を恐れずに舞台に立ち、
そこで培われる集中力こそが、本当に人を強くするのだと。
僕は、50年以上バンドでギターを弾いてきましたが、
軽音楽の世界でも、藤重先生の意見が、そのまま当てはまると思います!
さらに、企業の現場でも同じだと思います。机上の準備だけではなく、
本番仕事でのチャレンジと経験を通じてこそ、人も組織も伸びるのだと思います。
【まとめ ― 音楽から学ぶ経営のヒント】
今回の講演を通じて、
私は改めて「楽しく、真剣に取り組む」ことの大切さを実感しました。
音楽教育と企業経営、一見異なる分野ですが、
人を育て、力を引き出すという点では共通しています。
日々の仕事に追われると、つい「効率」や「成果」ばかりを追いがちですが、
そこに“楽しさ”を取り戻すこと。
そして実際の現場に飛び込み、“本番”の経験から学ぶこと。
これこそが組織を強くし、人を成長させる道なのだと思います。
※今回、私が参加してきたのは、先週の木曜日、
大村市で開催された「九州地区市町村教育委員会研修大会」です。
来週もまた、新しい気づきを皆さんにお届けできたらと思います。
それでは、どうぞお楽しみに!