こんにちは!中村徳裕です。
お盆が過ぎ、まだ強烈な暑さの残る日々ですが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
8月15日、佐世保市でも恒例の「精霊流し」が行われました。
今回のテーマは、
『精霊船に託す音と祈り』~大先輩を見送って~
ぜひお読みください!
(‘◇’)ゞ
精霊流しといえば、
さだまさしさんの歌で全国的に知られるようになりましたが、
長崎市だけでなく佐世保市でも、
初盆を迎えた故人を偲んで精霊船を仕立て、
爆竹と鐘の音とともに霊を送り出す習慣が今も続いています。
今年は私にとって特別な体験でした。
敬愛してやまなかった大先輩レジェンドミュージシャン、通称「萬ちゃん」の初盆。
ご家族や友人に加え、勤務先の株式会社ケイアイ工業の皆さま、
そして音楽仲間が集まり、心のこもった手作りの精霊船でお見送りしました。
■ ギターを抱えた「萬ちゃん」
精霊船の先頭には三体の人形が飾られ、
真ん中にはギターを抱えて歌う「萬ちゃん」そっくりの人形。
その両脇には、きっとジミー・ペイジだろうと思われる人形と、
もう一人のミュージシャン像が並び、
まるでステージでの姿を再現したかのようでした。
船尾にスクリーン、船の中央にプロジェクターが設置され、
萬ちゃんのライブ映像が流れ続けました。
仲間が十数時間かけて編集したもので、
萬ちゃんの歌声とバンドサウンドが街に響き渡ります。
船を引く親しい人たち、そしてその周りを囲み、一緒に歩く沢山の仲間たち・・・
その姿をきっと本人もあたたかく見守っていたのではないかと思います。
■ 盛大な爆竹と音楽に包まれて
萬ちゃんは昨年末の暮れに旅立たれ、
葬儀は家族葬だったため、多くの仲間が十分なお別れをできずにいました。
今回、ケイアイ工業様のご厚意やご遺族のお気持ちで精霊船が準備され、
多くの友人・後輩たちが集まり、ようやく皆で心から送り出すことができました。
驚くほどの爆竹が用意され、鳴り響く音の中を行列が進みます。
鐘を鳴らし、声を掛け合いながら歩くその光景は、悲しみを吹き飛ばし、
まるで天国まで届く大きな音で「ありがとう」と伝えているようでした。
■ 受け継がれる佐世保の風習
かつては海に流したり、船を燃やしたりする形もありましたが、今はできません。
それでも各町内から集まった精霊船が次々と行列をつくり、
名切(なきり)の佐世保中央公園に納められる光景は、
心温まる伝統として今も生きています。
精霊流しは単なる供養の行事ではなく、故人を慕う人々が再び結びつき、
感謝や想いを共有する場でもあります。
精霊船の前で、萬ちゃんが大好きだったビートルズのヘイジュードを二人で献歌しました。
萬ちゃんを送る一夜は、音楽と爆竹に包まれた賑やかで温かい時間となり、
私自身も深い感謝の気持ちでいっぱいになりました。
■ かけがえのない時間
お盆はそれぞれの家庭にとって大切な節目。
今年も皆さまにとって、かけがえのない時間を過ごされたことと思います。
私も大切な先輩を見送る機会をいただき、
あらためて「人とのつながり」と「音楽の力」を強く感じました。
中村徳裕(SK-i Corporation)


