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ご長寿で活躍し続ける鉄人の秘訣

「なぐちゃ~ん!」と黄色い声援が飛び交う中、
40代にも見間違えるほどの60歳、
医学博士 南雲良則さんがアルカスSASEBOのステージに登場。

昨年11月のさせぼ夢大学の講演会では、
心と体の錆びない生き方~Dr.ナグモの若返り健康術~
と題して、知らないと人生が短くなってしまうような・・・
逆に、これを知り実践することで
人生が長くなるようなお話を伺いました。

そして、最近ある研修会で出会ったのが77歳のBさん。
会社代表として、
今も、週に3回、県内の大手造船所で、
主にベトナムからの外国研修生たちの指導にあたっておられます。

ハッキリ言って、雰囲気は60歳代!

その若さの秘訣は?と伺いました。

「健康で長寿」を目標とし、(長寿 だけでないところが重要)
奥様とその目標に向かって競争されていることが
秘訣だそうです。
(おふたりとも元気で百歳!が最終目標だそうです)

健康に関する努力もさることながら、
私が感心したのは仕事の取り組み方。

もともと勤めていた長崎市最大の造船所を定年退職後、
別の大手造船所と嘱託契約社員として働く誘いがあったそうです。
しかし、嘱託ではあっても社員という立場であれば
65歳や70歳で定年となり、嘱託契約終了となってしまう。

そこで、Bさんは、
「独立した会社の代表」として、
自分が得意な分野の「技術指導」「教育研修」を
「業務として受注」し、
「外注先」として働くことにしたのです。

自分自身が元気で
「技術指導」「教育研修」でしっかり貢献していけば、
外注先として必要とされ続けるはず。
それならば、いつ辞めるかは、自分で決められる。

この考え方には「なるほど!」と納得です。
自分の意志で働き方を決められる
応用の効く考え方ですね!!

しかも、Bさんは77歳にして、さらなる向学心を持ち、
外部団体のリーダーシップ研修会に参加されたのです。

しかも、研修で学んだことを復習したいと、
私に連絡があり、
先週二人でミニ復習会を行いました。

ベトナムの人たちにも、
リーダーシップを学ぶ機会を用意し、
帰国後も見据えて彼らに「貢献」したい
との事でした。

人生の先輩でもありながら、
友人ともなった素晴らしいBさんとの出会いには
大感謝です。

ところで、2016年2月、
長崎県無形文化財 元十三代横石臥牛 松翁先生が
90歳の生涯を閉じられました。

松翁先生は、後進の指導にあたりながら、
88歳まで轆轤(ろくろ)を回し、
卓越した技術で作品を創作し続けていました。

道を究めて続けて70数年。
それを今度は、長男である14代に、伝承してこられました。

「ある道を究めて」、
「その技術を後輩に伝えていく」ということは、
長寿で現役を続けていく一つの秘訣であることは
間違いなさそうです。

仕事でも、趣味でも
後輩に伝えていく価値のある「技術」を磨く
「テーマ」をもちたいものです。

私たち自身が「長寿で活躍し続ける鉄人」になるために!

長寿で元気になるための参考図書
大還暦 南雲吉則著
http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E9%82%84%E6%9A%A6%EF%BD%9E60%E6%AD%B3%E3%81%8B%E3%82%89%E6%9C%AC%E6%B0%97%E3%81%A7%E8%8B%A5%E8%BF%94%E3%82%8B100%E3%81%AE%E6%96%B9%E6%B3%95-%E5%8D%97%E9%9B%B2%E5%90%89%E5%89%87/dp/4479783296

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