この前の休日、妻と二人で福岡の街を歩いていて、
天神の中心部にある閉校した大名小学校の校舎が目に留まりました。

古い趣のある風情を残した校舎に、
目新しいデザインのロゴマークが並ぶ看板がかけられています。
創業支援を行っている公的な施設に、
沢山の新しい起業家が集まっているようでした。

一見すると関係者以外は入っていけないような空気を感じたのですが
建物の入り口付近の通りから見える一室にカフェが営業していたので
のぞいてみました。

中に入ってみると、元小学校の教室は、
モダンなカフェや、お洒落なコワーキングスペース、
シェアオフィス、チームルームなどに改装されていました。

この施設の名前は「Fukuoka Growth Next」。
福岡市の雇用創出や地域経済の発展に貢献するとともに、
将来的なユニコーン企業創出を目標として、
スタートアップ企業や、中小企業の第二創業へ
継続的な支援を行う施設だとのこと。

http://i.r.cbz.jp/cc/pl/uysr9546/rud8pwp4oyd2/yyh5fjxy/

その中の一室が、福岡市がTSUTAYAの協力をうけて運営している
「STARTUP CAFE」になっていました。
起業相談や人材マッチングサービス、
さらには起業・創業に関するセミナーを開催するなど、
様々なサービスに対応しているスタッフが常駐していました。
スタートアップに関する様々な書籍が壁いっぱいに並べられていて
空いたスペースの椅子に座って自由に読むことができます。
フリーWi-Fi＆電源も使えるようになっており
無料のワーキングスペースで仕事をしている人達も。

そこで、スタッフの方にいろいろと話を聞いてみました。

http://i.r.cbz.jp/cc/pl/uysr9546/k1ejp7r3pqc2/yyh5fjxy/

福岡市民はもちろん、九州各県や、日本全国、
さらには外国からの起業も支援しているとのこと。

海外の方々の起業を想定した
英語での対応窓口も設置されていました。

書籍を拾い読みしている間にも、
若い男性二人組が実際に起業の相談に来ていました。

現在の起業環境を考えてみると、
スマホ経済といわれて世界中と繋がる時代。
福岡も、佐世保も、
同じように活躍できる可能性はあると思います。

佐世保にも、スタートアップを支援する活動や
施設が、いろいろと芽生えていますが、
若い人がお洒落に集っている天神大名地区の施設を見学しながら、
佐世保も負けてはいられないぞ！という気持ちになりました。

近くのアウトドア専門店のスタッフの方からは
福岡の空は大気汚染のためにキャンプに行っても
星空が楽しめない　という話を聞きました。
海の中道の海岸を散歩してみても、
佐世保の港や九十九島のような透明感のある海ではありません。

福岡の魅力を認めつつ、
佐世保の街、海、空の魅力もあらためて認識しました。

佐世保らしい爽やかで気持ちのよい環境を活かした、
スタートアップ支援の動きが活発になりますようにと
佐世保の未来を思った休日でした。