9月20日火曜日、台風一過の青空のもと、
開業まであと３日に迫った西九州新幹線の試乗会に行ってきました！
試乗会の集合場所は、佐賀県の肥前山口駅。
周辺はのどかな田園風景がひろがる典型的な田舎町です。
試乗会参加者のほとんどが、ダークスーツを着た男性ばかり。
女性が、砂漠に咲く花のように美しく目立っていました。
シャトル列車で武雄温泉駅まで移動して、
新幹線に乗り換えて、試乗会が始まります！
今回のテーマは、
9月23日開業！『新幹線かもめ☆彡試乗会』レポート！
ぜひ写真付きレポート記事をお読みください。
(‘◇’)ゞ
佐世保市民にとっては、
なんとなく西九州新幹線は遠い存在に感じていませんか？
佐世保がルートから外れてしまったことは残念ですが、
今となっては、この変化を前向きにとらえなければ損！というものです。
個人的な感想ですが、人間は本能的に、
「新しいもの・便利なもの・速いもの」が大好きなのだと思っています。
「新幹線かもめ」は、やはり流線形でカッコイイ！
しかも新車ですから、最高にカッコイイ訳です！！
素晴らしいこの雄姿をご覧ください。
(photo by norihiro nakamura )
新幹線かもめの運転席はまるで戦闘機のコクピットのような外観です！
運転士は一人だけで乗り組むのだそうですが、
見習いの方に教えるためのシートがあと2席ついているそうです。
残念ながら、操縦席は見せてもらえませんでした(*_*;
試乗会の出発駅は「武雄温泉駅」。
往路は広々した横に4席配置の「指定席車両」に試乗させてもらいました。
乗り心地は静かで、快適。
滑るように走り、ほとんど揺れません。
フル規格の新幹線の乗り心地は素晴らしい。
この横幅が、快適な広さと、乗り心地をつくっていると実感します。
指定席にはお洒落なテーブルもあり、テンションが上がります。
パソコンや携帯を充電できる電源も各席に装備されています。
シートの枕の部分の「やわらかさ」が新鮮でした。
これならゆっくり眠れそうですが、あっという間に到着してしまいます。
新幹線らしくトンネルが多く、車窓からの風景は、
ビュンビュンと通り過ぎていきます。
線路の周りには防音壁がしっかり設置されていますので、
視界が遮られがちですが、
海側の席からは、大村湾の景色が楽しめます。
（ゆっくりと車窓からの風景を楽しむには、
スピードの遅い在来線がおススメですね！）
「長崎駅」までは、あっという間の約25分～30分程度で到着。
西の果ての港町に着いた！
という雰囲気は独特のものだと感じました。
「長崎駅」に降り立つと、新幹線ホームと在来線ホームの距離は近くて便利。
コンコースには、「長崎街道かもめ市場」と題して
魅力的なお土産がそろった売店が並んでいます。
長崎駅で駅長さんを見つけて、いろいろと尋ねてみました。
「佐世保市民がこの新幹線を楽しむためにはどうしたらよいのですか！？」
駅長さん曰く、
「佐世保から長崎までJRで行くには、大村湾沿いの在来線・大村線よりも、
武雄温泉駅で乗り換えて新幹線を利用した方が、圧倒的に速いですよ」
・・・だそうです。
しかし、「料金は倍以上」。それだけの金額を出すとなると、
佐世保から長崎に行くために使うというのは、ちょっと日常的ではなさそうです。
帰路は横に５席配置の「自由席車両」を体験する試乗会でした。
自由席車両でも足元が広大にで、十分に快適！！
リクライニングの角度も、熟睡できるほど深い！
どちらの車両も、ナチュラルな内装デザインで落ち着いて過ごせます。
西九州新幹線の駅は、全部で５つ。
諫早駅は、どの新幹線も必ず止まる駅となり、さらに発展が期待されます。
新大村駅は各駅停車の新幹線駅というイメージ。
嬉野温泉駅や武雄温泉駅が出来て、佐賀県の温泉集客には、
新幹線開業の効果もきっと期待できると想像しています。
博多駅から長崎駅までの最速所要時間は、1時間20分。
１日あたり47本の運行が予定されています。
武雄温泉駅から博多駅までは、
当面の間、「リレーカモメ」に「3分間で対面乗換」して利用する形式です。
佐賀県側との協議はまだまだ見通しが立たないようですが、
まずは、「今を楽しむ」、「今の良さを発見する」ことに
集中してみるのもよさそうです。
9月23日、いよいよ長崎県に西九州新幹線が開業します。
自分や家族へのご褒美に、新幹線に乗ってみるという一日も
いかがでしょうか！
JR九州公式ホームページ
https://www.jrkyushu.co.jp/train/nishikyushu/
長崎県観光連盟 ながさき旅ネット
西九州新幹線おもてなしフォトマップ
https://www.nagasaki-tabinet.com/news/793
