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『海外バイクツーリング冒険記(デンマーク編その2)』 ~コペンハーゲンで出会った不思議な楽器~ …グーグルレンズで答えが見つかる!…

不定期連載の海外バイクツーリング冒険記…

 

今回はデンマーク編~その2~です。

 

1986年当時の日記とアルバムより・・・

 

デンマークの首都コペンハーゲンの夜の街には

お客さんの前に、ギターケースをパカッと開けて置き、

お金を入れてもらっているミュージシャンが沢山いました。

 

僕は、初めて見る「不思議な楽器」を使って、

美しくて素晴らしい音色を奏でる、

路上ライブミュージシャンに感動し、

写真を撮影していました。

 

当時は、「不思議」で終わっていたこの楽器が何なのか?

この現代「グーグルレンズ」を使うと、解明できてしまいました!

 

今回のテーマは、

『海外バイクツーリング冒険記(デンマーク編その2)』

~コペンハーゲンで出会った不思議な楽器~

…グーグルレンズで答えが見つかる!…

 

ぜひ、お読みください。

 

(‘◇’)ゞ

 

 

1986年8月15日

雨!ハードレイン!!

 

朝起きるとすごい雨!

だけどユースホステル(YH)は、どこも朝9時から10時には

チェックアウトしなければならない。

 

連泊するにしても、

どのYHも10時から13時くらいの間は、

掃除のため部屋をクローズしてしまうので、

出発せざるを得ないのだ。

 

ここに荷物を預けて、傘をさして街をぶらぶら散歩して、

またこのデンマークのFAXSEのYHに戻り、

連泊するということも考えた。

 

しかし、この不安定な天気では、

いつまでも足止めされてしまうと考えて、

カッパを着て「愛車YAMAHA XT350」に跨り、

次の目的地コペンハーゲンに向けて、

激しい雨の中を出発した。

 

ルート209を走っていると、雨はどんどん強くなり、

ゴーグルとフェイスガードの間から、

ヘルメットの中に雨が侵入してくる。

 

時速80キロで身体にあたる雨はとても痛い!!

パンツまで濡れてしまった。

 

コペンハーゲンについて、電話ボックスに入って、

ユースホステルを予約しようと電話をかけてみるが、

電話に出た人はデンマーク語しか話してくれず、

全く訳が分からない!

 

諦めて、身体を暖めようと、昼食を食べるためにバーに入った。

コーヒーと“冷たい”ローストビーフで41クローネ(約820円)だった。

 

その店の中にいた、英語を話せる人に、

コペンハーゲンのYHへの道を教えてもらい、

電話での予約は諦めて、直接YHに向かうことにした。

 

コペンハーゲンには2つのYHがあったが、

BELLAHØJ(ベラホイ)YHを選んで、直接訪ねた。

 

このYHは、雨に濡れたバイク乗りの僕を迎え入れてくれて、

まだ午後13時30分というのにチェックインさせてくれたので、

本当に助かった。

 

この日、コインランドリーに行って、

旅に出て初めての洗濯をした。

乾燥機まで使って約500円だった。

 

 

この日の夜、

ここベラホイのYHで知り合った、大阪大学の学生、秋月君と、

近くの中国料理バーに出かけてビールを飲んだ。

 

秋月君は、ベルギーに留学中で、

すでに2か月はヨーロッパに滞在しているので、

いろいろと情報を教えてくれた。

 

ヨーロッパの都会には、ビールを一杯注文するだけで、

ジャズやロックの生演奏を聴かせてくれる店が沢山あると言う!

 

きっとコペンハーゲンにもあるぞ!と期待が膨らみ、

すでに夜10時を過ぎていたのに、二人で中心部に向かって

2番のバスに乗った。

 

時間に厳しいユースホステルが多いのだが、

このYHは、門限が深夜1時。

都会らしく、かなり自由なルールだった。

 

コペンハーゲンの夜の街は、遅くまで沢山の人で一杯。

5割は観光客だろうなという印象だった。

 

お目当ての「ライブハウス&バー」はなかなか見つかないが、

ウロウロしていると、街角でいろんな人やグループが、

音楽を演奏したり、踊ったりしている。

ミュージシャン達は、ギターケースをパカッと開いて

そこに小銭のみならずお札も入れてもらっている!

そこで出会ったのが、

初めて見る不思議な楽器で、

とても美しい素晴らしい音色を奏でている二人組だった。

話を聞くと、楽器の名前は「ドラクマ」というらしい。

 

この楽器は、琴のようにも見えるし、

12弦ギターのように一度に2本の弦を、

特徴的な形のバチのようなもので、木琴を演奏するように叩いて弾いている。

叩いた弦の音にはリバーブがかかり、とても自然に響いている。

ビートルズのナンバーも何曲か演ってくれたが、

Here Comes the Sunがとても素晴らしかった。

 

当時から今に至るまで「ギターとバンドが趣味」の僕にとって、

コペンハーゲンの街中ライブは夢のような世界だった。

 

終バスが無くなるまで、様々なミュージシャンの演奏を楽しんだ僕らは、

割り勘でタクシーに乗り、門限ぎりぎりでYHに滑り込んだのだった。

 

次の目的地は、スウェーデンの首都ストックホルムだ!!

TO BE CONTINUED

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

当時なかったインターネットを使って調べてみると、

「ドラクマ」と聞き間違えていた楽器の名前は、

「ダルシマー」というものでした。

 

「当時の写真」を、「グーグルレンズ」というアプリで撮影すると、

同じ楽器を自動的に検索して、表示してくれます。

 

しかも、そこには写真のみならずテキストも表示され、

関連リンクが多数表示され、とても便利。

 

今回発見したYoutubeリンクの演奏を、ぜひ聴いてください。

当時の僕が感動した響きと同じものが、今また聴けます。

 

ダルシマーの演奏、美しい音色を楽しんでください!

https://www.youtube.com/watch?v=E6QOr-oCTwU

 

こちらのダルシマーの演奏も素晴らしいです!!

Bent But Never Broken – instrumental hammered dulcimer – YouTube

 

グーグルレンズはコチラ!!!

https://lens.google/intl/ja/

 

 

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