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『少年院「佐世保学園」訪問記!』

7月5日、少年院「佐世保学園」を、

初めて訪問しました。

 

今回の訪問目的は、

少年院で更生中の少年達の「意見発表会」を聴くこと。

 

そして、励まし応援することです。

 

入所者の方々が、どんな発表をされるのか、

ドキドキしながらの訪問でした!

 

今回のテーマは

少年院「佐世保学園」訪問記!

ぜひ、お読みください。

(‘◇’)ゞ

 

【美しい海辺に立地する「佐世保学園」】

 

佐世保の少年院「佐世保学園」があるのは、

佐世保湾の奥、早岐瀬戸の入り口あたりの美しい海辺の一角。

 

旧海軍の尼潟火薬庫の土地建物を転用し、

昭和24年に佐世保臨海寮として発足したのが、「佐世保少年院」です。

平成4年に「佐世保学園」と改称し、今に至っているそうです。

 

海に面した敷地の奥は、深い森になっていて

当時のレンガの建物が今も残り、

見事な樹齢の桜の並木もある素晴らしい場所です。

 

 

【どんな少年が収容されているの?】

 

ここに収容されているのは、おおむね14歳以上の男子で、

少年法の改正により成人年齢が18歳となりましたが、

制度運用により特定少年としての19歳までが対象者となるそうです。

 

何らかの罪を犯し、捕まってここに送られてきた少年達です。

 

今回の「意見発表会」で舞台に立ったのは5名の男子収容者です。

 

 

【少年院は教育というチャンスを与え、人生の再起を支援する場所】

 

僕は、少年院というと、

「刑罰を与えるところ」というイメージを持っていました。

今回、初めて少年院を訪問して、

佐世保学園の橋本園長さんにお話を伺っていると、

ここは、更生のための「教育というチャンスを与え」、

熱意をもって収容者の「人生の再起を支援」されている場所だ

ということが伝わってきました。

 

ここでの標準的な教育期間は20週間(約5か月)ですが、

家庭裁判所から特別短期間の処遇勧告が付された場合は、

11週間(約3か月)となるそうです。

 

佐世保学園の前の海岸には、カッター訓練用のボートが係留されています。

ここでは、海の上でカッターを漕ぐという訓練も行われているのです。

 

 

【収容者の意見発表の様子】

 

5名の少年達は、それぞれが一生懸命考えた原稿を持ち、

それを暗記して、練習を重ねたことが伝わってくる

真剣な意見発表をしてくれました。

 

母への申し訳ない気持ちと、感謝を発表する少年。

 

今まで周りのことを考えていなかったと反省の弁を述べる少年。

 

親への感謝、仕事先の社長が復帰を待ってくれていること、

将来は修行を積んで自分の会社を持ちたいと夢を語る少年。

 

家族にありがとうと言いたいという少年。

 

ここでルールを守ることを身に着けたこと、

そして、具体的な職業上の夢を見つけて、将来の目標を語る少年。

 

皆、緊張しながらも、一生懸命意見発表をしていました。

 

そして、「この場所には自由は無いけれど、

自分の将来のために、教え支援してくれる場所なのだ」

ということを、理解しているということが伝わってきました。

 

 

【励ましの言葉】

 

少年たちの意見発表を聴きながら感じたのは、

彼らのエネルギー量の高さ、そして若さです。

 

彼らは、そのエネルギーの使い方を間違って、

ここにきた反省の弁を述べていました。

 

もし、彼らが、自分の夢や、自分の目標、自分のなりたい姿を見つけ、

自分自身の「スイッチ」を自分で入れて、

そのエネルギーをそれに向かって使ったとしたら、

これまでの自分の何倍もの力を発揮できることと思います。

 

若くて、エネルギー量の高い彼らは、

熱心に指導する佐世保学園の先生方の教育を受け、

この意見発表会に多数出席されていた更生保護女性会をはじめ

沢山の支援者の方々の応援を得て、

しっかりと更生し、新たな人生を切り開いてくれることと思います。

 

そんなことを、「激励の言葉」として一生懸命伝えてきました。

 

 

【佐世保学園の歴史】

 

70余年前、第2次世界大戦後すぐに開設された当時は、

この施設に3百から4百名を収容していたそうです。

 

今でも、2百名ほどの収容が可能な施設ですが、

少子化と非行の減少もあって年々収容者が減り続けてきたそうです。

 

すでに報道されていますが、ここ佐世保学園は、

令和5年3月をもって業務停止が決定しています。

 

 

私が所属する佐世保ロータリークラブでは、

長年に亘ってこの「意見発表会」に出席し、

その年の会長が、発表会の「参加賞」を贈り、

「励ましの言葉」を述べてきました。

 

実は、私はこの7月から一年間

佐世保ロータリークラブ会長の役を任ぜられ、

そのお役目として、最後の「意見発表会」で、

貴重な経験をさせていただきました。

 

 

今回の佐世保学園訪問で、

日本の法務省が、熱心に少年の更生に取組まれている姿に触れ、

あらためて日本は良い国だという事を感じました。

 

少年達の未来が、より良いものとなり、

成長と成功の階段を上っていけるように

心から願っています。

 

法務省 少年院のページ

https://www.moj.go.jp/kyousei1/kyousei_kyouse04.html