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海外バイクツーリング冒険記(オランダ編)

先月5月11日のメルマガ『夢の「円高」海外ツーリング』で紹介した

26歳の僕が挑戦した、海外単独バイクツーリングの旅。

 

印刷・出版・ホームページ・動画制作という

「伝える仕事」の原点になった体験でした。

 

当時の日記を読み返しながら、

あらためて旅の中で学んだエッセンスを

見直してみたいと思っています。

 

今回のテーマは、

『海外バイクツーリング冒険記(オランダ編)』です。

 

ぜひ、お読みください。

(‘◇’)ゞ

 

【海外で初めてオートバイを購入した旅の出発点】

1986年8月7日の日記より

 

・・・旅の出発前に日本でいろいろと調べた結果、

海外の国々中で、リーズナブルな価格で外国人がバイクを購入できて、

保険などの手続きも問題ないというのがオランダだった・・・

 

この日は、アムステルダムのユースホステルにて、朝6時に早起き。

とにかく、今日中にオートバイを手に入れると決意!

 

地元のバイク雑誌の広告を頼りに、トラム(路面電車)に乗って、

アムステルダム内の2軒のバイク屋さんを訪ねた。

 

2軒目に訪ねた店「ヴァインゲルト」さんは、

日本にもよくあるような街のバイク屋さんという感じで、

親子でやっている店だった。

 

若旦那のキースさんは、とても英語がうまくて、

英語がヘタな僕にも、分かるように、

面白くて熱心なセールストークをしてくれた。

 

故障の少ない日本製の新車に的を絞り、

旅の愛車に選んだバイクは、

ヤマハ製オフロードバイクXT350。

 

メモみせながら交渉して、定価6,899ギルダを、

6,500ギルダ(約44万)に値引きしてもらう。

それに、税金と手続費用、保険代などを加えると、

合計7,300ギルダ(49万6千円)だった。

 

3か月後にバイクを壊さずに戻ってきたら

約半額で買い取ってくれるという約束もしてくれた。

 

一度店を出てカフェに行き、

40分くらい検討した上で購入を決断。

予約金500ギルダ(3万4千円)を払って契約。

 

2日後の、8月9日、いよいよ納車!

保険もかけて、とりあえずオランダ国内に限っては、

ツーリングできる状態になったのだ。

買うときめてから2日後には、オランダナンバーを取得してオートバイを受け取れる。外国人の僕でもツーリングできる状態になるというオランダは、ありがたい国だった。(1986年当時の状況)

 

【国中が公園のようなオランダで、トップレスビーチに遭遇】

1986年8月10日の日記より

 

朝9時30分に、デンハーグのユースホステルをチェックアウトして。

午前中はデンハーグからミドルブルグに向けてのんびりとツーリング。

どこにいってもオランダは美しい。花いっぱいの庭と、レンガの家、運河とボート、

きっとオランダ人の美的センスは、ずっと昔から素晴らしかったのだと思う。

国中が公園のような感じだ。

 

この日初めて、北海(North sea)を見た。

オランダは低い海抜から国土を守るために、

海岸線がずっと荒川の堤防のような防波堤で覆われていて、

しかも、平野なので、防波堤を越えて海側にいかないと海をみることができないのだった。

 

しかし、海岸の見える場所まで来てビックリ!

雑誌に出てくるようなToplessの女性が、

太陽の日差しを楽しむように日光浴をしている!!

でもなぜか、みんな自然に楽しんでいるような雰囲気だったので、

目のやり場に困る訳ではなかった。

(*_*;

みんながのんびりと日光浴を楽しんでいた・・・オランダの海水浴場。

 

~親切だったオランダの人達~

【保険屋さんのお家に泊めてもらうことに・・・】

1986年8月11日の日記より

 

この日は、ミドルブルグのキャンプ場で朝を迎えた。

オートキャンプの車で賑わっていたキャンプ場は

一泊8.5ギルダ(当時約600円)と安くて助かる。

キャンプ場でのテント泊で節約生活。特に物価の高い国では助かった。

 

キャンプ場のカウンターの女性が死ぬほど美人だった上に、

朝起きたら雨だったので出発したくなくなった。

(‘◇’)ゞ

 

しかし、今日は保険屋のビルヨウさんのところに行かなくてはならない。

 

オランダ国内の保険はすぐに手続きできたのだが、

「グリーンカード」というオランダ以外の国でも適用される保険がないと走れない。

 

それを受け取る約束の日が今日なのだ。

 

途中、ユトレヒトのバイク屋さんでオイル交換してもらい、

アムステルダムに着いたのは夕方5時30分頃だった。

 

保険屋のビルヨウさんの店を訪ねると、

なんと「何かトラブルがあったのか、まだグリーンカードが届いていない」という。

 

しかたがないので、「また明日の朝、もう一度きます」と言って立ち去ろうとすると、

ビルヨウさんの奥様が、なんと「ここに泊まっていきなさい」とお誘いくださった。

26歳の僕は、遠慮するより、旅のご縁ということで

お言葉に甘えて、オランダで一泊のホームステイをさせてもらうことにした。

 

ビルヨウさんは、ユーモアたっぷりに楽しく話をしながら、

バイクの盗難防止のアドバイスをしてくれた。

 

奥さんはとってもやさしく。ゆっくりと丁寧な英語を話してくれて

暖かく美味しい家庭料理をふるまってくださった。

 

息子さんのエルビンは、18歳の高校生。

ベースとギターを弾くバンドマンだった。

部屋で一緒にセッションを楽しむという

とてもハッピーな夜を過ごした。

エルビン君との記念写真!

 

次の日の朝、ビルヨウ家の前で、記念写真を撮っていると

ミスターポストマンが自転車でやってきた。

 

10数通の手紙が届いたが、その中にはグリーンカードはなかった。

 

気を落とさずに、ビルヨウさんと一緒に郵便局まで行き、

私書箱を開けてみて、白い封筒を発見!

やっと僕はオランダを離れてどこでもツーリングする保険のパスポート

「グリーンカード」を手にすることができた。

 

そして、お世話になったオランダの一家に見送ってもらって、

デンマークに向かって出発したのだった。

 

 

【オランダ編…まとめ】

外国人旅行者である僕に対して、

まるでホームステイを受け入れるように接してくれた、

ビルヨウさん一家との出会いは最初の旅の感動の瞬間でした。

 

単身の若い旅行者だったからこそ、

得られた貴重な出会いだったと感じています。

 

「自信を持った明るく強気な態度で前向きにチャレンジ」

 

この言葉を日記の裏表紙に書いて、

日々そのように気を付けて行動していると、

悪い人、旅行者を狙っている人を遠ざけ

良い人、親切な人が近づいてきてくれる。

 

そんな出会いに恵まれながら、

旅の出発点であったオランダに、今も感謝の気持ちでいっぱいです。