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『休日の朝、突然の電話・・・お叱りか!朗報か!』 ~ベストセラーズへの道~

日曜日、コロナ対策のためどこにも出かけず、

家で“ぼーっ”としていたところ

「南極海調査捕鯨 航海記」の著者、

萩原博嗣先生から着信が入っていました!

 

もしかして、校正漏れでも見つかったのか

(;^ω^)と、あわててかけ直してみると・・・

 

今回のテーマは

『祝:ベストセラーズに載りました!!』です。

ぜひ、お読みください!

(‘◇’)ゞ

 

著者の先生:「中村君、長崎新聞を読んだかね?」

 

中村:「いえ、長崎新聞は会社への配達で、

休日なのでまだ読んでいません」・・・

(;^ω^)

「校正漏れでありませんように」と願いながら聞いた、次の言葉は・・・

 

著者の先生:「長崎新聞の記事を見たまえ!

ベストセラーズの金明堂書店(佐世保)のコーナーで

1位になっとるんだよ」(笑)

という、嬉しい知らせだったのです。

 

福岡金文堂グループの金明堂書店さんは、

佐世保市内では、金明堂佐世保京町店、金文堂イオン大塔店、金明堂日野店、金明堂大野モール店を運営されています。

 

「郷土の本」のコーナーに力を入れてくださり

弊社「芸文堂」の本の他にも、様々な郷土の出版物を扱っておられます。

 

私たち郷土の本をつくる地方出版社にとっては、

とてもありがたい応援団のような存在です。

 

☆金明堂書店さんの郷土の本のコーナー

 

今や、インターネットのお陰で、通販でも本は手に入ります。

また、本によっては「電子ブック化」されており、

タブレットやスマホで読むという方も増えているようです。

 

デジタル化された「電子ブック」なら、保管場所をとらず、

出先で読みたい場合にも「本」を運ぶ必要がないという利点は分かります。

 

しかし、「電子ブック」にはない魅力が「本」にはあるのです。

 

例えば「紙の本」には、「書籍用紙」という専用の紙が使われています。

 

「書籍用紙」は、漂白されていない生成色(きなりいろ)に近い、

目に優しい色をしています。

 

真っ白に漂白された紙の本の場合、

写真やイラスト等の鮮やかで美しい色の表現に魅力を感じますが、

文字を長時間読み続けていると目が疲れてくるのです。

 

そのため、写真集などには、真白に漂白され、表面コーティングされた

発色の良い「アート紙」や「コート紙」を使いますが、

書籍には、目に優しい、生成りに近い色合いの「書籍用紙」が多く使われています。

 

「電子ブック」を見るための「タブレット」、「スマホ」や「PC」の場合、

バックライトで鮮やかな色の表現がなされています。

明るさは調整できるものの、私の場合は、やはり目が疲れてしまい、

「書籍用紙」の「紙の本」に戻ってしまうのです。

 

今回ご紹介した「南極海調査捕鯨 航海記」に使用している紙は、

日本製紙の「琥珀」という銘柄の「書籍用紙」です。

この用紙は、目に優しいクリーム色で、

柔らかい風合いの書籍用紙のなかでも代表格の紙です。

中性抄紙品で保存性にも優れているのです。

 

私は、デジタル化のメリットは、検索の利便性や共有性など

積極的に享受すべきものだと思っていますが、

読みやすさに加え、100年後にも読める保存性となると、

アナログの本に軍配が上がると思っています。

 

デジタル化されたものは、保存メディアの規格の変更や進化に加え、

閲覧用のハードウエアがどんどん進化して、

100年後まで待たずとも、十数年後にでも見られなくなるということが、

平気で起こりそうだと思っているからです。(あくまで私個人の意見です)

 

そんなことを思いながら、書店や、図書館で、

紙の本が醸し出す特有の香りを楽しみ乍ら、

私たちが心をこめて装丁した、この「本」を手に取ってみませんか?

 

「南極海調査捕鯨 航海記」

長崎新聞での紹介記事

https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=845490570450534400

 

西日本新聞での紹介記事

https://www.nishinippon.co.jp/image/415307/

ちなみに、西日本新聞の記者Sさんによると、

この記事を担当してくださった支局長Nさんが、

隣の席で記事をまとめながら、楽しそうにこの本を読んでおられたと伺いました。

編集制作にかかわったものとして最高の幸せです。

 

というわけで、この本に興味を持っていただいた方は、

是非、金明堂さんなど書店の店頭で手に取ってみてください。

http://www.kinbun.co.jp/group.html

https://yonkacho.com/tamatebako6/

 

芸文堂のインターネット通販でもお求めいただけます。

https://www.sasebo-geibundo.com/hanbai-shinkan.shtml

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