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『~百田さんが気づかせてくれた~ これからの日本に必要なもの』

先週の木曜日、

佐世保市のコロナ感染「レベル5」という警戒状況の中、

万全の感染防止対策をしながら、

「させぼ夢大学」を開催。

 

「永遠の0(ゼロ)」「海賊と呼ばれた男」で有名なベストセラー作家、

百田尚樹氏を講師に迎えました。

 

「日本国紀」で日本の歴史を徹底的に分析した百田氏は、

★小説家の視点★で、★わかりやすく★

「これからの日本に必要なもの」を説いてくださいました。

 

今回のテーマは

『~百田さんが気づかせてくれた~

「これからの日本に必要なもの」』

 

 

ぜひ、お読みください。

 

(‘◇’)ゞ

 

【日本人の個性は?・・・世界有数のDNA!】

 

百田氏は、世界の国々と比べても、

「日本人は個性のある国民だと思う。

日本人全体として共通の性格がある」と言われます。

 

「未来は、過去の延長線上にある

だから、過去を学ぶことは大切だ!」と説かれます。

 

では、日本人はどのように生きてきたのでしょうか?

どんな性格なのでしょうか?

 

日本には、四季があり、

素晴らしく美しい島国です。

 

一方、大地震が多く、津波にも襲われ、巨大な台風も襲来します。

現代でも、護岸工事、河川工事、建物ビルの強大化をしているにも拘わらず、

都市交通がガタガタになるほどの災害に見舞われます。

 

これが、100年前、300年前だと、

橋は流れ、川は決壊し、田んぼも、一夜にしてダメになっていました。

 

日本人は、災害の中で生きてきたのです。

だから互いに助け合う。

 

日本人の大きな長所は、「自己よりも他者を慮る(おもんばかる)」

どんな不遇な境遇でも、必ず立ち上がる。

 

すべてを失っても、また頑張ろうと立ち上がってきた。

そういうDNAを、持っているのが日本人なのです。

 

 

 

【ある米軍女性パイロットの話】

 

ある米軍女性パイロットが、

東日本大震災の二日後に、

救援物資を届けに、仙台の小学校にいったときの話です。

 

その女性パイロットは、

様々な国の災害救援にいった経験を持っていました。

 

経験上、災害があった後、本当の地獄がくるという。

「強いものが弱いものから奪う」ということが起こる。

群衆がパニックになり、弱いモノから食料を奪うのです。

 

だから、まず「群衆を制圧する」ということが最初の任務となる。

 

しかし、日本国の仙台では全く様子が違った。

小学校の端に、人々が整然と列をつくり並んで待っている。

 

そこに着陸すると、代表者が一人で挨拶にきました。

そして、一人一人がバケツリレーで、協力して荷物を運んでいくのです。

 

女性パイロットは、「つい二日まえにあれほどの災害があったのに!」と驚きました。

 

さらに、救援物資をすべて運び終わらないのに、

仙台の避難所の代表者は、

「これで十分です。残りの物資は、他の場所に運んであげて欲しい」

と伝えました。

 

女性パイロットは、心が震えるほど感動したそうです。

 

やはり、ここにも、日本人の大きな長所「自己よりも他者を慮る」

「どんな不遇な境遇でも、必ず立ち上がる」という個性が表れています。

 

これが、日本人の「広い意味での国民性」なのです。

 

 

【これからの日本に必要なもの】

 

百田尚樹さんは、結論として、

「今大切なのは、1に教育、2に国防である」

と言われます。

 

歴史に学べるようにと、

まず、日本が強かった時代の話をされました。

「鎌倉時代の蒙古襲来の話」・・・そして、

「戦国時代から江戸時代のスペイン・ポルトガルの大航海時代」の話です。

 

蒙古の船を海の藻屑とした「神風」がなくとも、勝っただろうと・・・。

当時の日本は、いつも戦いに明け暮れていて、本当に強かったそうです。

 

スペイン・ポルトガルも、日本を侵略しようとしても、

「コストにあわない」と直接の侵略はしなかった。

 

しかし、

江戸時代、260年間の平和が続いて、幕府は「平和ボケ」してしまった。

日本は、欧米に比べて、「火薬の技術」や、「蒸気機関等の技術」で大きく後れをとってしまった。

戦争が無かった間に、「平和ボケ」して、武力、国力の差が大きく開いていたのです。

 

黒船の圧力で、開国。太平の眠りを覚ますことになってしまいます。

 

実は、この1年前にオランダ商館長が、幕府に手紙を送り、

アメリカのペリーが武力をもって開国を迫ってくると伝えていました。

しかし、「平和ボケ」していた当時の幕府は、無視していたのです。

 

百田尚樹氏は、

「この状況は、今の日本によく似ているのではないか!?」と警鐘を鳴らします。

 

中国は、尖閣諸島に海警隊の船を常時向かわせている。

だから、日本の漁船は、日本の領海なのに尖閣諸島に近づけない。

 

「国の上層部が、相手を刺激しないようにという慎重な姿勢」なので、

海上保安庁の船しか対応できない。

自衛隊の船は、自国の漁船を守ることもできない。

自衛隊は国を護るという強い思いをもっているのに、それが出来ない状況だと嘆かれます。

 

 

「平和ボケ」しているわけにはいきません。

 

私たち日本人にとって今大切な事、

1に「教育」

2に「国防」

という、百田尚樹氏のメッセージをしっかりと受け止めたいと思います。

 

歴史を学び、「平和ボケ」することなく、

日本人の大きな長所、

「自己よりも他者を慮る」

「どんな不遇な境遇でも、必ず立ち上がる」

という日本人の個性を発揮して、

これからの日本を、しっかりと守っていきたいものです。

 

 

おススメの本

百田尚樹著 「日本国紀」

https://www.gentosha.co.jp/book/b12056.html

 

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