profile profile

― 社長の「指示」はいらなかった!?(;^ω^)

 

今回のテーマは「指示ゼロ経営」セミナー

 

弊社女性スタッフながおよしみがオンラインで

キントーンや指示ゼロ経営などを学び合う若手経営者の方々と

ご縁をいただきました。

 

その中の一人 福島県の矢内哲氏の主催により

長野県から講師 米澤晋也氏を迎え、

「指示ゼロ経営セミナー」を佐世保で共催しました。

 

前日の9月3日には、主催者である矢内哲氏のご厚意で、

弊社スタッフを対象に社内セミナーも開催!!

 

お二人とも、「リーダーが一人で考え指示する形」での

自身の手痛い失敗の経験をベースに、

どうすれば、スタッフの方々が、自律的にチームワークで

素晴らしい成果を上げていけるようになるのか!を考え抜き

試行錯誤を繰り返して、素晴らしい成果を上げておられます。

 

矢内哲氏は、福島県のガソリンスタンドの4代目経営者。

米澤晋也氏は、長野県の新聞販売店を世襲で継いだ経営者でした。

 

なぜ、今「指示ゼロ経営」を目指すのでしょうか!?

 

今の時代、モノの豊かさは満たされてしまっています。

これからは心の豊かさを求める時代です。

 

モノの時代は、スペックで分かり易く表示できました。

しかし、心の豊かさはスペック化できない、正解のないモノです。

 

働く動機にも正解がない時代ですから、

個々の人によって価値観は異なります。

 

指示されてヤルのでなく、自律的なチームだから

リーダーの限界を超えるアイディアが

「3人よれば文殊の知恵」でどんどん生まれる。

 

現場がその時、その場で判断し行動するので、経営のスピードが増す。

 

社員が意思決定に参画することで、仕事を自分事と捉えるようになる。

 

問題をスタッフが自分達で解決するので、リーダーが本来の仕事に集中できる。

 

多様な働き方に対応できるので、社員が会社を好きになる。離職率が下がる。

 

というように、自律的なチーム作りが上手くいけば、良いこと尽くしです。

 

この「指示ゼロ経営」の考え方は、

「集団をまるごと育てる」という発想です。

 

もし、個人を一人ひとり育てようとしても、

通常は3日で元に戻るのだそうです。

何故なら、集団が育っていないと、個人は周りの集団に合わせてしまうのが

人間の本来の姿だからです。

 

米澤晋也氏の新聞販売店では、「指示ゼロ経営」によって、

社員さん自ら、新規事業で本業の9%の新たな収益を創り出し、

決算賞与で社員一人当たり100万円支給した実績があるそうです。

 

自分達で課題を見つけ、みんなで学び合い、

助け合い、解決してしまう集団。

休日のローテーションから、商品開発、事業開発、作業の工程、

そして給与まですべて社員が自発的に関わり、決めていく集団!

 

「指示ゼロ経営」が目指すゴールは、素晴らしいものですが、

そこに行くまでは、失敗を恐れずに挑戦し続けていく

チームビルディングが必要です。

 

実は、セミナーを共催した9月4日金曜日は、

超大型台風10号が徐々に沖縄県に近づいてきていて、

気象庁からは、「経験したことのない大型台風」

「最大級の警戒が必要」「躊躇なく非難してください」

と今までにない調子でのアナウンスがなされていました。

 

今回、弊社からは、社長の私と、常務と、総務部長と、永尾好美が参加。

普段、何かあったときに陣頭指揮をとっていた役員と総務主要メンバーが不在!!

ということで、有限会社エスケイ・アイ・コーポレーションの

台風対策は期せずして「指示ゼロ」の状態でした。

 

ところが、弊社スタッフ達は自分たちだけで考え、知恵を出し合い

「創意工夫」と「チーム行動力」で、

考え得るあらゆる対策を実施してくれていたのです。

 

窓ガラスに養生テープを貼るのはもちろん

事務所の机の島をパソコン丸ごとブルーシートで覆ってしまい

荷造り用の結束バンドでしっかりと固定。

 

制作室や編集部では、窓際に机があったため、

パソコンや机の上のものを全て部屋の隅にまとめ、ブルーシートで固定。

周囲を椅子で囲ってガードする徹底ぶりです。

この他にも、工場、シャッター周辺、扉、駐車場の社用車の配置まで

徹底して考えて実践してくれていました。

 

9月4日のセミナー終了後、夕方暗くなる前に会社に戻った

私達は、その見事さに「感謝感激!!」しました。

 

私たちがいなかったら、ちゃんと皆が素晴らしい動きをしてくれていた。

 

あれれ?

私が余計な指示をしなければ、

弊社スタッフ達は指示ゼロ集団になれる可能性がおおいにあると

非常に嬉しく有り難い思いが湧いてきました。

 

「指示ゼロ経営」は、チャレンジする価値がある取り組みだと思っています。

これからも社員さん達とともに、

学び続け、挑戦し続けていくつもりです。

 

メルマガ登録はこちら【毎週水曜配信