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初めての「補助金」、3度目の正直にチャレンジ!!

【パート1:決意】

今年の2月23日大安、冬からようやく春に向かう頃、
お取引先でもある商工中金の田口支店長さんによる
補助金に関する講演を聞いていました。

これまで、「補助金」を受けた企業様から
パンフレットやホームページの仕事を
発注していただいたことは何度もありました。

しかし、自社で「補助金申請」となると、
なんとなく敷居を高く感じていたりして、
これまで補助金の申請にチャレンジしたことが有りませんでした。

しかしこの講演で、いろいろな「補助金」の情報を
分かりやすく教えていただき、
今年はチャレンジするぞ!!と決意。

まず1度目のチャレンジは、
今年4月の「省エネ補助金」※1。

省エネに関する認定を受けた機械等の導入に関して、
50%補助率で支給を受けられるという補助金です。

この補助金は、「導入する機械が認定」さえ受けていれば、
「補助金申請書類」の作成をすれば申請できるもので
事業計画書などの難しい書類作成が不要!!
ただし、予算の総額が決まっていて、
先着順で使い切り次第終了というもの。

これなら申請書類づくりも難しくなさそうだと、
取り組むことにしました。

そこで、4月初旬に、
各メーカーのショールームに出かけていき、
様々な機械をテストし、導入したい機種を選定。

そうこうしているうちに、4月中旬になると、総予算の残額が、
公式ホームページでカウントダウンされ始めました!
900億ともいわれていた総予算は、
毎日どんどんなくなって行きます。

そんな状況の中、事務所スタッフ総出で
必用書類を作成し、準備万端。

しかし、私たちが選定していた「機械」は、
機械そのものの「省エネ認定」が遅れ、
4月22日、やっと証明書が届いて、
すぐに用意していた申請書と一緒に郵送しました。

しかし、予算はビックリする程、
あっという間に無くなってしまい、
4月23日、残念ながら申請書の到着前に受付終了となりました。

私達の手元には、「予算超過による不受理通知書」が届きました。

一同、ぼうぜん・・・
ちょっとの差で逃がした魚は大きかった!!

【パート2:諦めない】

2度目にチャレンジしたのは、
「26年度補正ものづくり・商業・サービス革新補助金」

4月27日月曜日、出張から帰ってきて
すぐにその補助金の情報を得ました。

連休を挟んで5月8日が締め切りと、時間はありませんが、
「あきらめてなるものか!!」と
補助事業計画書の提出が必要な
通称「ものづくり補助金」に挑戦することにしました。

この補助金は、3分の2の補助率と、
金額的には前回よりも有利ですが、
ハードルが高く、応募企業の約4割しか採択されません。

翌28日には、長崎市の全国中小企業団体中央会さんに押しかけて
アドバイスを仰ぎ、懇切丁寧に指導していただいて、
申請書の原稿作りに着手。

「原稿作成は、得意分野だ!」と燃えて取り組みました。

弊社のスタッフは、私の無理な日程でのチャレンジに
笑顔で付き合ってくれました。(感謝!)

企画書を美しく仕上げる担当は、
笑顔と笑声の永尾好美!
弊社のデザインスタッフ、総務チームも動員して、
ゴールデンウイークまでの数日間で完成させてしまいました。

我ながら短期間によくここまで出来たと
チームでの自信作を郵送し、
6月中旬の結果発表を待ちました。

しかし、
6月19日付で届いた通知書は、
無情にも「不採択」。

一同、期待していただけにガッカリしましたが、
問い合わせしてみると、
あと「0.5ポイント」足りずに、
不採択。次点だったとの事。

中央会の方に、2次募集もあるからと励まされ、
あきらめずに3度目のチャレンジをすることにしました!

【パート3:アプローチを変える!】

3度目は、「アプローチを変えよう!!」と
新たな視点を取り入れるべく
選定候補として相談していた機種メーカーC社の
補助金エキスパートSさんを紹介していただきました。
わざわざ東京から佐世保まで来てもらって
アドバイスを受けることにしました。

Sさんは、良かれと思って作成していたページや、
専門的な技術解説のパートを
「ザックリと思い切って削除するように」とアドバイス。

それは、審査する審査員の立場でのアドバイスでした。

もの凄い量の交付申請書を
読まなくてはならない審査員の方々。
審査員は、一般的な知識人ではあっても、
様々な業界の詳細な内容までわかる専門家ではありません。

徹底的に専門用語を省き、
専門的すぎる解説ページは
思い切って削除!!

そして、弊社スタッフが知恵を結集して
「いかにして革新的なサービスを実現するか!」というポイントを
「少ないページでわかり易く表現する」ことに集中しました。

そして、8月5日、3度目のチャレンジとして申請書を郵送。

待つことほぼ2か月。

9月30日水曜日17時、
事務所の女性スタッフKさんが、ニコッと笑って
私の机の上にFAXをフワッと置きました!!!

3度目の挑戦で、ゲットしたFAXには
「採択」の2文字がありました!!
しかも、申請金額満額回答!!

挑戦したスタッフ一同飛び上がって喜びました!

しかし、まだまだこれからも
沢山の書類を作成する必要があり、
手続きも色々とありそうです。

そして、申請したテーマである
お客さまへの革新的サービスを実現するための
実務がこれからスタートします。

このような経験が、
今後、お客様のお手伝いをするために
きっと役に立つはずと思っています。

私達の今後の進化と、
新しいサービスに乞うご期待!!

※1 地域工場・中小企業等の省エネルギー設備導入補助金
(最新モデル省エネルギー機器等導入支援事業)

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