階段を上った先のガラス越しに
素敵なカウンターが見えるワインバー。
ある団体の懇親会の流れで、4人で三次会に行きました。
店を入ると、テーブルは満席状態。
でもカウンターの方は女性が一人座っているだけでした。
その感じの良い女性が「私が詰めますからどうぞ」と
席を譲ってくださったので、並んで座ることができました。
しばらく楽しく話をしていたとき
突然、私の隣にいた飲食系企業の社長Sさんが、
カウンター越しに見える厨房を見て
「スゴイ!ピカピカに掃除されてる!」と感嘆の声を上げたのです。
Sさんが示す方を見ると、生ハムを電動でスライスするカッターがピカピカ!
よく見ると、シンクの周りもピカピカ!
そして、閉店近くになると
スタッフの女性が、脚立を持ってきて、
換気扇のフードを取りはずし始めました。
ワインバーのオーナーに聞いてみると、
換気扇の掃除は終業時に毎日
ファンを拭き上げるところまでやっているそうです。
その徹底ぶりに感動した、同行のS社長は、
「うちは一時間位かけて毎週やっているけど、
毎日とは凄いですね」
オーナーによると
「毎日やっていると汚れがたまらないんです。
拭き上げまで約5分で終わりますよ」
「お店を始めてからずっとこれを習慣にしているので、
スタッフもみんなこれが当たり前だと思っています」
とのこと。
私はというと、自宅の換気扇を
自分で掃除したことは記憶になく(;^ω^)
お恥ずかしい限りです。
そんな会話で楽しく盛り上がっているうちに、
さきほど席を譲ってくださった素敵な女性が
笑顔で会釈をして店を後にされました。
すると、店のオーナーが
「あの女性も、元うちの店のスタッフですよ。
同じようにやってくれていた子です」
「当時お店にこられていたお医者様に見初められて、
結婚したんですよ」とのこと・・・!
それって・・・「シンデレラストーリー」!?
トイレの神様ならぬ、換気扇の神様が
素晴らしいご縁を結んでくれたのかも!!
掃除の力で、人も磨かれるのでしょう。
この日のことを妻に話したところ、妻はニヤリ。
換気扇の掃除は私の担当になりそうです・・・。
ワイン食堂 イオ・ロ・マネッジョ にて・・・