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海外バイクツーリング冒険記アフリカ編8 『助け合いのドラマ@サハラの旅』

11月も下旬となり、忘年会シーズンがやってきました!

 

佐世保の夜の街も、

コロナ自粛で沈んでいたここ数年間とは、

全く違うムードになっています!

!(^^)!

 

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さて、今回のテーマは、

海外バイクツーリング冒険記アフリカ編8

『助け合いのドラマ@サハラの旅』

ぜひ、お読みください!

 

(‘◇’)ゞ

 

(この冒険記は1986年当時の日記とアルバムを基にした書き起こしです)

 

1986年9月25日木曜日(晴れのち曇り、また晴れ)

 

チュニジアの小さな街「タタウィン」のホテルの前で、

バイクに荷物を積んでいる時に偶然再会した、

BMWR80に二人乗りで旅するフランス人

リヨネラとロゴンス(英語読みするとライオネルとローレンス)。

 

アフリカの旅の、お互いの安全も考えて、

今日から、一緒に旅することになった。

 

JAFも無い、レッカーサービスも無いアフリカだ。

アローン イズ デンジャラス!

1人では危ないのだ。

 

今日の目的地は

ベルベル人の山岳村落遺跡GUERMESSA(ゲルマサ)。

そして、チュニジア最南端のオアシスKSAR GHILANE(クサール・ギレーン)だ。

 

昨日訪れた山岳村落遺跡「シェニニ村」では、

観光客目当ての自称ガイドに取り囲まれウンザリしたが、

ここ「ゲルマサ村」は、ほとんどツーリストの来ない場所だ。

 

このあたりの道はかなり分かりにくく、

道路標識がアラビア語だけでしか書かれていない事も多く、

本当に一人では不安でしょうがなかったと思う。

 

しかも、ミシュランの地図で、黄色く舗装路のように表示されていても、

未舗装のオフロードだった。

やっと、ゲルマサ村に着いたが、目的の岩山は見えども登る道が分からない。

すごく分かりにくい道だったが、地元の子ども達に道を教えてもらい、

山の裏側にかなり回り込んで、なんとか上まで辿り着いた。

3人の子ども達に、お礼に50M(10円)ずつあげたが、

あまり満足していない表情だった。

 

すると今度は、物静かな子どもが集まってきた。

1人がバイクの見張り、もう一人がゲルマサ村をガイドしてくれると言う。

リヨネラとロゴンスと三人で、ゆっくりとゲルマサ村の散歩を楽しんだ。

しかし、ムチャクチャ暑いので、バテてしまう。

特にマドモアゼルロゴンスは疲れ気味だ。

ガイドしてもらいゲルマサを十分楽しんだあと、

ガイド役の子どもに300M(60円)、

バイクを見張ってくれた子どもに200M(40円)渡した。

今度は満足そうだった。

ゲルマサ村は観光客が少なく、特別感があり、

ここに至るオフロードも、とても楽しいツーリングコースだった。

 

この村で、ロゴンスがミシュランの地図を落っことした。

後から歩いていた僕が、拾って持っていってあげたら、

とてもびっくりして喜んでくれた。

地図を買おうにも書店も無い。

チュニジアの南の山村では超貴重品だ。

 

ゲルマサ村の次の目的地は、チュニジア最南端のオアシス

KASR GHILANE(クサール・ギレーン)だ。

 

ここに向かう道は、かなりの道幅があり、

けっこう飛ばせるのだが、2つの大きな問題があった。

 

一つ目は、道路に流れ出した「砂漠の砂」だ。

軽い僕のバイクは何とかなるが、リヨネラのBMWは重くて苦労している。

 

二つ目はウオッシュボード(洗濯板)のような荒れた道だ。

 

道路に、本当の洗濯板みたいに細かい溝ができているのだ。

走行するのは砂漠の道ほど苦労しないが、

とにかく振動(バイブレーション)が凄い!!

 

走行している振動だけで、マフラーを固定するネジが緩んでしまう。

時々スパナで増し締めしながら走っていたのだが、

マフラーのネジを一本、サハラ砂漠に落としてしまった。

 

オアシスKASR GHILANE(クサール・ギレーン)に到着する前に、

夜がやってきた。

 

途中で見つけた工事キャンプに立ち寄って、

その場所にテントを張らせてもらえないかリヨネラが交渉してくれたけど、

「真っ暗になるのは、7時過ぎるのでまだ行ける!」

「しかもKASR GHILANE(クサール・ギレーン)にはホテルもある」

という話を聞いて、サハラ砂漠のナイトランを決行することになった。

 

道があるとはいえ、夜の砂漠を走るのは不気味だ。

 

バイクを走らせているうちに、結局真っ暗になり、

オアシスのように見える、黒い大きな繁みに突き当たったところで

道が二つに分かれていた。

 

よく見ると、明かりがポツリポツリと見える。

それに向かってリヨネラのBMWと一緒に進んでいくと

なんと、そこはベルベル族の村だった。

 

彼等にホテルの場所を教えてもらい、

さらに砂の深い道を走っていく。

 

こんな砂漠の道を、真っ暗な夜に、荷物満載のバイクで走るのは脅威の世界だ。

 

リヨネラとロゴンスが二人乗りしているBMWR80は、

僕よりも車両重量が重く、無茶苦茶苦労していた。

 

そんなこんなで、

僕だけがずいぶん先に走ってきてしまっていたが…、

僕は不覚にも、砂にタイヤと足を取られて、バッタ~ンと転んでしまった。

 

なんと僕の足が、転んだバイクと砂の間に挟まってしまい、

どんなに引っ張ろうと抜けなくなってしまった。

 

夜の砂漠で、こんな状態になったら命取りだ。

 

安全のためガソリンコックを「閉」にして、

リヨネラが追いついてくれるまで

バイクと共に寝っ転がって、ジッと待っていた。

 

5分ほどで、リヨネラとロゴンスが追いついてくれて、

やっと助け出してもらった。

 

柔らかい砂と、頑丈なオフロードブーツのおかげで、

僕の足に怪我はなく、僕のバイクも無事だった。

 

もし、一人だったらどうなったのだろう…、

考えるだけでゾッとするが、とにかくホッとした。

 

やっとホテルに辿り着いてみてビックリ!!

今まで全くツーリストというか、人に会わなかったのに、

ホテルの屋外レストランには、観光客が一杯だ。

 

しかも、みんな軽装備だ。

 

なんと、ジェルバのホテルがランドローバーを使ったツアーをやっていて、

観光地のシェニニから、たったの2時間でここまで観光客を運んでくる

ツアーをやっているらしい。

 

苦労してやっと辿り着いた僕らにとっては、ガクッとするが、

こんな商魂逞しいビジネスマンのおかげで、

こんな砂漠の僻地でホテルが成り立っているのだから感謝しなければならない。

 

あったかいスープと、パンと、羊の肉の煮込み料理。

そしてコーラが疲れた身体に染みこんでいく。

 

美味しい料理で元気を取り戻したが、

ホテルの部屋は満室とのことで、

結局ホテル周辺のサハラ砂漠にキャンプを張ることになった。

 

スコーピオンとヘビが怖いなと、少しビビったが、

もちろんノープロブレムだった。

 

砂漠の夜に、星を見ながら、

3人で回し飲みをしたバーボン「オールドクロウ」は

とにかく最高だった。

 

To be continued

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