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「とと姉ちゃん」が思い出させてくれるもの

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」
ご覧になってますか?

 

なんと先週、視聴率25.3%を記録したそうです。
エスケイ社員への朝礼アンケートでは38.8%でした!

 

ご存じの通り、モデルになっている雑誌は
「暮しの手帖」。

 

雑誌のテーマは、
物のない時代でも、おしゃれに美しく暮らしたいと願う女性のために、
より良い暮らしを築いてもらえるためのアイディアを提案すること。

 

そのテーマを軸に、
毎号の目玉記事の企画を練り、
取材をして、記事が完成していく様子。

 

そして、本が完成して、
その記事を世の中に問い、
苦労を重ねながら、販売していく様は、
とてもリアル。

 

売れると思って、増刷したところ
模倣品が出回って売れ残ってしまうという
初回のファッション雑誌の顛末や、
次号の目玉企画がなかなか決まらず
悩み考え抜く編集長の姿は、
いつの時代も同じなのだと
とても共感するところです。

 

とと姉ちゃんの 「女性の役に立つ雑誌を作りたい!」
というまっすぐでひたむきな姿は
「ならでわブック」や「月刊ならでわ!」を創刊したときの
熱い気持ちを思い出させてくれます。

 

いまや「出版」を取り巻く環境は、
インターネットの登場で激変し、
出版社や書店の数は減り続けています。

 

スマホで検索すれば、
情報が無料で手に入る時代。

 

インターネットの世界では、短時間で情報が伝わり、
あっという間にブームが盛り上がったりします。

 

あっと言う間にブームになったものは、
あっと言う間に過ぎ去って行きます。

 

ゆっくりと時間をかけて世に出てきたものは
そうやすやすとは消えないものだとも聞きます。

 

こんな時代だからこそ、
しっかりとしたテーマを持ち、
選び抜かれた記事を、
責任をもって編集する「出版物」
の価値は、普遍的なものだと
感じています。

 

昭和21年3月創業の「暮しの手帖社」は、
創業から約70年を迎えて、
変わらぬ魅力的な出版を続けています。

会社案内

 

「とと姉ちゃん」に出てくる花山伊佐治のモデルとなった
「花森安治」氏の素敵なグッズも販売されています。
http://www.greenshop.co.jp/

 

戦後の大変な時期が、青春時代だった私の母は、
「暮しの手帖」の大ファン。

 

昭和26年から購入し続け、
今でも数十年分のバックナンバーを保管しています。
物のない時代に、少しでも豊かに美しく暮らしたいと
そのアイディアを実践してきた愛読者です。

 

現在、母の協力を得て、
とと姉ちゃん大ヒット記念 暮しの手帖 展示会 と題して
母のコレクションの一部を、弊社の応接室に展示しています。

 

弊社にお立ち寄りの際には、ご笑覧くださいませ。

 

時代を越えて生き続けるアイディアの素が
見つかるかもしれません。

 

私達、有限会社エスケイ・アイ・コーポレーションの
出版部門「芸文堂」も、
地方文化に奉仕するというテーマで創業した
創業者飯田四郎の初心を忘れることなく、
この地方で芸術や文化を発信する方々の
お役にたっていきたいと決意を新たにしております。

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