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海外バイクツーリング冒険記アフリカ編6 『言葉は通じずとも~友達カリムの家に招かれて!~』

今年のYOSAKOIさせぼ祭りは、記念すべき第25回目を迎えます。

昨夜はYOSAKOI幹事会議で、遅くまでお祭りの成功に向けて話し合っていました。

 

開催日程は、前夜祭が10月20(金)、本祭が21(土)と22(日)。

全国から120チームを迎え、佐世保市内12か所の会場で開催します。

 

今年の目玉企画のひとつが、「インターナショナルチームGO!」

50名を超える参加者の中で、なんと外国籍の踊り子が半数を超えているのです!

 

言葉の壁をこえて、友情の絆を築いた仲間たちが

祭りを盛り上げてくれそうです!

 

詳しくは

https://yosa.jp/

でチェックしてください!

 

さて、今回のテーマは、

海外バイクツーリング冒険記アフリカ編6

『言葉は通じずとも~友達カリムの家に招かれて!~』

です!ぜひ、お読みください!!

 

(‘◇’)ゞ

 

 

(この冒険記は1986年当時の日記とアルバムを基にした書き起こしです)

 

1986年9月23日火曜日(晴れ)

 

【言葉は通じずとも~タムタムと歌で友達に!~】

昨夜、ホテルのレストランで、

チュニジアの歌とタムタムを教えてくれた若者KARIM(カリム)。

 

今日は、友達になったカリムが、このGABESの町を案内してくれる約束だ。

朝から、タムタムを買おうと、スーク(市場)に出かけた。

 

タムタムは、陶器の花瓶の底をくり抜いて、

皮を張ったような打楽器。

 

スークには、いろいろな大きさのタムタムが並んでいる。

僕は、小さい方から2番目の大きさ(高さ約30㎝、直径15㎝)のタムタムを購入。

なんと、たったの2TD(380円)だった!

 

せっかくだから、プロの演奏するタムタムミュージックのテープを買いたいと言うと、

別の店に案内してくれた。

ちょっと視聴させてもらったが、プロの演奏するテープには、

管楽器などがアレンジされて入っている。それはそれで良いのだが・・・。

 

やはり、僕がパワーを感じて惚れたのは、

砂ぼこりの舞う道路を行く、トラクターが引く牽引車や、

古いプジョーのトラックの荷台の上から聴こえてくる

シンプルなタムタムミュージック。

 

1人の男性がタムタムを叩いて、大勢の男女がみんなで大合唱というパワフルな

チュニジアのタムタムミュージックが楽しく、僕は大好きになった。

 

 

【チュニジアの友達~カリムの家に招かれて!~】

スークでの買い物のあと、カリムの家に僕の重い荷物を預けて、

僕のバイクに二人乗りで街をツーリングしようということになった。

チュニジアの若者は、バイクが大好き。

カリムは、チュニジア語とフランス語しか話せないので、

実は全く言葉が通じない。

「地球の歩き方」のミニ会話のページをヒントにしてみたが、

ほとんどジェスチャーゲームだ。

 

言葉は通じなくとも、音楽を教えてもらうことで友人になれた。

そして、一緒に楽しく遊べている。

音楽は世界の共通語だ!!

 

オアシスや、カリムの通う学校の周りをツーリング。

その後、彼の家に招いてもらって、昼食をご馳走になった。

チュニジアンサラダ、鶏肉のシチュー、

トラディッシュなパンを辛いソースで和えた一皿を出してくれた。

とてもとても美味しかった。

 

このもてなしに、何かお礼をしたいなと思ったところ、

僕の荷物の中から、旅行中に壊れた「SONYのWALKMAN」が出てきた。

カリムに見せたら、目茶苦茶欲しがって、直して使うからくれ!くれ!という。

言葉が通じないのに、こんな会話が通じてしまうから不思議だ。

 

ここチュニジアには天下の「SONYのWALKMAN」も売っていないのだ。

部品も手に入らないだろうから、直せるとは思えないけど、

お礼にプレゼントすることにした。

カリムはそのかわりにと「スプーン」をくれた!

 

なんだかんだアラブのゆっくりペースで長居してしまい、

13時出発の予定が、15時出発になってしまった。

 

 

【旨い?辛さのチュニジア料理!ジェルバ島の思い出】

今日の目的地は「ジェルバ島」だ。

120キロで飛ばして、フェリー乗り場まで1時間。

 

ここでは、2隻のフェリーが短い距離を行ったり来たりしている。

ここなら、なんでものんびりのアラブの世界でも心配なく行ける。

しかも、バイク込みでたったの120ミリーム(約20円)で乗れる。

ジェルバ島のオフロードは、80キロ平均で行ける最高のコースだった。

ところどころ砂が深くてビビるけど、

トロピカルでスーパーな景色のオフロードを飛ばすのは気持ちいい。

今夜のホテルは、海沿いの二つ星ホテルYATI(ヤチ)

12.3TDで朝食付きとリーズナブルだ。

 

そこで知り合ったドイツ人の夫婦ディツマールとダニエラと、一緒に夕食を楽しんだ。

その後、星空の下を1キロほど歩いて、巨大なリゾートホテルを訪ねた。

まるでホテルというより一つの街のようだ。

 

ここのレストランで食べたチュニジア料理は、

ヨーロッパ人観光客向けにしたつもりか、スパイスが別皿に分けて出てきた。

 

スパイスが効いて辛いからこそ旨いラム料理のはずが、

スパイスがしみ込んでいないので、イマイチ辛くない。

 

カリムの家でご馳走になった辛い料理や、

現地の人向けの普通のレストランで出てくる

「辛いスパイシーなチュニジア料理」のほうが旨い!と感じる。

 

チュニジアに来てからというもの、

辛い料理をしっかり食べて、ビールを飲みすぎているせいか、

お腹の調子は、イマイチが続いている。

それでも、チュニジアは楽しくて最高だ!!

 

To be continued

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