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海外バイクツーリング冒険記アフリカ編4 ~チュニジアの若者と友人になる~

先週の金曜日、第25回目となるYOSAKOIさせぼ祭りの

記者発表を行いました!

 

主要テレビ局や新聞社の方々など、多くのマスコミの皆様にお集まりいただき、

コロナからの完全復活を目指す、長崎県北最大のお祭りをPRしました。

 

今年の出場チームは、本祭り参加が111チーム。

100名以上の大規模軍団によるワンハンドレッドバトルステージへの参加が9チーム。

合計120ものチームが佐世保に集結します。

 

佐世保市内に設置する会場数も、12か所となり、

かなりコロナ前のお祭りに近づいてきました。

 

様々な目玉企画が進行中ですが、その中でも注目の新企画が、

佐世保近隣在住の「外国人の方50名」を募集、

外国人の方と交流しながらYOSAKOIを楽しみたい「日本人の方50名」を募集する、

現在も登録受付中の「インターナショナルチームGO」です。

 

9月10日に、2回目の無料体験練習会を開催したところ、

続々と参加者が増え続けて、盛り上がってきています!

 

今も参加者を受け付けています!次の体験練習会は10月1日日曜!

あなたも、お子さんお孫さんを連れて参加してみませんか?

外国人のお友達がきっとできますよ!

詳しくはコチラ

https://yosa.jp/news/2023/08/24/2920

 

 

さて、今回のテーマは、

海外バイクツーリング冒険記アフリカ編4

~チュニジアの若者と友人になる~

 

ぜひ、お読みください!

(‘◇’)ゞ

 

(この冒険記は1986年当時の日記とアルバムを基にした書き起こしです)

 

1986年9月21日

 

【コスパ最高!北アフリカ チュニジアのホテル】

地中海に面する街TABARKAの3星ホテル「LES MIMOSAS」で朝を迎えた。

なかなかのアラブムードで、丸いプールがリッチな感じの雰囲気で、

なんども気持ち良い朝だ。

 

この街は、地中海に面しているので、気候は過ごしやすく、

昨日のチュニスの暑さは、どこへ行ったんだというくらい快適。

 

ホテルのレストランで朝食を食べていたら、なんと雨がパラついている。

といっても、アフリカの雨。スプリンクラーで水を撒いているようなもんで、

すぐに止んでしまった。

 

こんな立派なホテルに、1泊8TD~12TD(当時のレートで1,600円~2,400円)で泊まれるし、朝食もたいてい付いている!

 

https://www.google.com/maps/place/Hotel+Les+Mimosas/@36.9517078,8.7564577,17z/data=!3m1!4b1!4m9!3m8!1s0x12fb34a12441517b:0x568341d61f929753!5m2!4m1!1i2!8m2!3d36.9517035!4d8.7590326!16s%2Fg%2F1x5bbhnm?authuser=0&entry=ttu

※なんと今でも営業していて、約6千円で泊まれるようです!

 

ホテルのディナーは、たいていフランス式のコースで、メニュー①、②+デザートをチョイスする方式で、これがまた凄く旨いのに安い!

地方で2.5TD、都会で5TD(500円~1,000円)!!

ビールなんて一本100円くらいだ。

 

物価の高い北欧やヨーロッパの国では、

節約しないとあっという間にお金が無くなってしまう!

だから、キャンプ場にテントを張って泊まり、

サンドイッチや飲み物を買ってきて、節約していたので、

チュニジアは、まるで天国・パラダイスだ!!

 

 

【ドウガの遺跡と、自称観光ガイド】

今日の最初の目的地は「アインドラハム」。

ここは、アフリカとは思えない高地の森の中に、

白い壁にオレンジ色(赤レンガ風)の屋根の家が立ち並ぶ、

チュニジアの人々にとって憧れの緑あふれる街だ。

 

このあたりの、気持ち良いワインディングロードを走っている時、

検問で止められドキッとしたが、

パスポートを見せたら、すぐ開放してもらえた。

 

それから「ドウガの遺跡」を見学。

ここは、とても広大なローマ時代の遺跡だ。

街一つ、丸ごと遺跡として残っているようなイメージで、

大きなキャピトル(議事堂)や、浴場など、とにかく圧巻だった。

ここでは「自称観光ガイド」が、しつこく付いてきた。

くだものを売ったり、勝手にフランス語でガイドしたりして

あとでお金を要求するのだ。

 

ガイドの押し売りは勘弁して欲しい!

とりあえず写真を撮ってもらい小銭を払ってバイバイした。

 

その後、気まぐれに見つけたオフロードを通って、

Dahmaniに抜けるつもりが、道に迷ってしまった。

 

えらく細い農道に入ってしまい、ここが何処だか分からない。

コンパスを見て、とにかく南へ向かった。

ずいぶん景色が変わり、緑はまばらになり、

広大な荒野という感じになってきたところで、

ようやくルート「P5」という通りに出た。ほっと安心した。

 

【チュニジアの若者と友人になる】

Dahmaniの街に着いて、カフェに入った。

バイクと日本人が珍しいので、すぐに人が集まってくる。

 

チュニジアの人々は、ちゃんとみんなお金を持っている。

親切にしてくれた人に、「ジュースでもどう?」と勧めても、

たいてい遠慮される。

 

しかも、若い学生は英語を勉強しているので、

僕のカタコト英語と同程度には話してくれる。

みんなまじめだし、とてもフレンドリー。

チュニジアが好きになった。

 

Dahmaniを出発して、

スターウォーズのロケができるような、

EL Ksour⇒C60⇒THALAへのオフロードを抜けて、

今夜の宿泊地カセリンの街に入った。

 

ホテルを見つけてチェックインし、レストランでラムシチューを食す。

鬼のように辛かったけど、美味しかった。

 

夜、バイクに乗って街に出かけ、カフェに入る。

チュニジアのカフェに行けば、すぐに友人ができる。

 

エンジニアのアブデルアジズ(28)と、フランス語の先生アーメッド(30)だ。

 

チュニジアの若者との会話は、だいたいこんな感じだ。

1:ミシュランの地図を広げると、チュニジアの名所を案内してくれる

2:ちょっと日本についての質問を受ける

3:神(アラー)を信じるか?という質問(もちろん信じると答える)

4:政治、社会についての話・・・となる。

 

島国の日本と違って、ここ北アフリカは難しい環境だ。

東から西へ…

1:モロッコ(資本主義)、2:アルジェリア(社会主義)

3:チュニジア(資本主義)、4:リビア(社会主義)と、

隣国は、ポリシーが全く違うし、国同士で問題も抱えているそうだ。

 

チュニジアの二人の若者は、資本主義の国にいるが

「イスラムソーシャリスト」だと胸を張る。

彼らなりのしっかりした理想を持っていると感じた。

 

アブデルアジスが運転するプジョーの車に乗せてもらって、街中をドライブ。

途中検問に引っかかったが、「ボンソワール」と笑顔で挨拶したら、

僕は、それだけでパスできた。

 

その時、その検問所で、一人の少年が警察官に詰め寄られ、

なんと蹴られているショッキングな光景を目撃してしまった。

アーメッドによると、あの少年はマフィアだと言っていたけど、物騒で怖かった。

 

しかし、一般のチュニジアの人々は、

イスラム教のおかげで、大変真面目だし、

安心して旅行できる国だと感じている。

 

この二人の若者は、本当の友人になれそうだ。

思い切って北アフリカまで来て良かった。

 

 

To be Continued

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