先日のさせぼ夢大学に、順天堂大学医学部教授で「腸のスペシャリスト」、
「自律神経の第一人者」といわれる小林弘幸さんをお迎えしました。
比較的平均年齢の高い、夢大学の学生さん達は「自分ゴト」として熱心に学んでいました。
日本人の「平均寿命」は高くても、
「健康寿命」(日常生活が制限されることなく生活できる期間)との差が、
男性は約9歳、女性は約12歳あるそうです。
…言い換えると「その期間は不健康な状態で暮らさなければならない」
ということなのです。
皆さん、そうならずに「健康長寿」で100歳を目指したいですよね!!
というわけで、今回のテーマは、
『健康になる7つの習慣』
~小林弘幸さんに学んだ健康の秘訣~です。
ぜひ、お読みください!
(‘◇’)ゞ
小林弘幸さんは、開口一番「佐世保バーガーが旨い!
今まで食べたバーガーの中で一番美味かった!」と、
笑顔で話され、佐世保人の心を掴んでくださいました!
「20時以降はごはんを食べない」という小林さんのために、
早い時間に準備した「佐世保バーガー」をこんなに喜んでもらってよかったです。
さて、7つの習慣を、順番に一つずつ紹介していきたいと思います。
【第1の習慣:軸の重要性】
~意識することで失敗を予防し、健康寿命を延ばす~
大切なのは人生100年時代に「健康寿命」を延伸すること。
そして、健康とは何かというと、
「全身の細胞に良質の血液が巡ること」だそうです。
それに大きく関わっているのが、
「自律神経と腸内環境」です。
それらを整えるのに重要な要素が、
「呼吸と食事」だそうです。
とはいえ、元々人は乱れやすいもの。「雨が降るだけで乱れる」、
女性の場合「ヒールを履くだけで乱れる」そうです。
気持ちが滅入って、ストレスがたまるという乱れが起こります。
事故や失敗の要因として、
1:余裕がない
2:自信がない
3:予想外のことが起きた
4:体調が悪い
5:環境が悪い
ということが挙げられますが。これを「意識」することで
「失敗は50%防げる」のだそうです。
「5:環境が悪い」の例ですが、
雨の日には東京駅の階段で転んで怪我をした人が、病院に多く運ばれてくるそうです。
そのほとんどが、「滑りやすい靴」を履いて、「階段の真ん中」で手すりを持たずに歩いていた人だそうです。
雨が降っているという「環境が悪い」ということを意識して、「滑りにくい靴」を選び、「階段の手すりのところ」を歩く。これがリスクマネジメントです。
このように、悪い流れを「意識」して「予防」することで
失敗の50%は防げるそうです。
「心技体」と言いますが、
失敗するときは、心と体が離れてバランスを崩したとき。
「技・体」をしっかりと整えると、「心」も整うそうです。
【第2の習慣:自律神経のバランスをとる】
「自律神経」は、私たちが意識しないのに働き続けてくれて、
「血流」をコントロールし、「全臓器」をコントロールしています。
「自律神経」の中で、
緊張状態で頑張っているのが「交感神経」。
リラックスした状態で優位になるのが「副交感神経」です。
このどちらも大切で、そのバランスがとれていると、
「全身の細胞に良質の血液が巡ること」になります。
例えば「怒る」と、「交感神経」が暴走して「血流が悪く」なります。
激しく怒鳴ったあとに、倒れる人もいるそうです。
相手のことを成長させるために、愛情をもって「叱る」場合は、
「副交感神経優位」で良い状態を保てるそうです。
「交感神経」はアクセル。「心拍数を上げ」「緊張や興奮」状態になります。
そして「副交感神経」ブレーキ。「リラックス」「落ち着く」状態になります。
どちらも大切で、バランス良く、交代のタイミングで適切に切り替わっている状態が理想です。
【第3の習慣:相手に期待しないこと!】
貴方=私ではない!
自律神経を整えるという意味で、人生で一番役に立つ考え方だそうです!
【第4の習慣:自分の目で確認する】
例としてあげられたのは、交通事故。
小林弘幸さんは、交差点で横断歩道を渡るときでも、
必ず誰かが先に渡ってから、後で渡るのだそうです。
Don‘t believe anybody!
最悪の状況を予測して、予行練習しているそうです。
小林さんの財布には、無くしたときを想定して、
カード1枚と免許証と最低限のお金しか入れていないそうです!
【第5の習慣:腸内細菌を整える】
~腸内環境で人生のすべてが変わる~
小林さんは、腸のスペシャリストとして有名で、便秘外来の予約は8年先まで一杯です。
腸内環境が悪いと、糖尿病、高血圧、高脂血症、認知症すべてに悪影響があるそうです。
その対策には、「食物繊維をとる」ことが重要で、「1日2本のバナナ」が効果的!
しかも、まだ固くて不味そうな、青いバナナが良いのだそうです。
早速、バナナの選び方を変えました!
厳重注意!
瘦せるために「下剤」を飲む習慣 ⇒大腸癌になる! 20代でもなる!!
絶対にやめるようにとのことです!
【第6の習慣:腸肺活】
~食事と呼吸の習慣~
朝食は重要!時計遺伝子で身体のリズムをつくる。
起きてから30分以内に、しっかり食べることが大切だそうです。
呼吸は、3秒吸って、6秒でゆっくり吐く。
1対2の呼吸法を、意識を集中して行うことが重要。
お風呂は、39度~40度のお湯に、半身浴が良い。
肩まで浸かると、水圧で心臓を圧迫してしまうそうです。
私も、お風呂の温度を39度にしてみました!!
最初はぬるく感じましたが、すぐにこの温度に慣れて、
リラックスできるし、快適に感じるようになりました。
41度で入っていたときよりも、身体に熱がこもらず、寝つきも良くなりました!!
【第7の習慣:噛むことで免疫を上げる】
よく噛むという習慣が、血流を増やし、免疫を高める!
ガムを噛む習慣も良いそうです。
噛むことを避けて柔らかいものばかり食べていると、
「オーラルフレイル」という、噛んだり飲み込んだり話したりする機能の衰えにつながるそうです。
そうなってしまうと、認知症リスクや脂肪リスクも高まるそうです。
私も、歯を傷めない程度に、噛むことを大事にしていかなければと、反省しています!
噛む習慣にチャレンジです!
【小林弘幸さんのまとめ】
健康診断のススメ!
なにか違和感があって、「2週間続く症状」はオカしいです!
病院へ行きましょう!!
早期発見が大切、早ければ治せる!!
「謙虚に生きましょう!」
そうすると「自律神経が整い」ます。
昔のアルバムを見て懐かしむのでなく⇒
「今を生きる!!」
「今日が一番若い日!」と考えて、
ワクワクする日々を送りましょう!
※させぼ夢大学の講演会での、小林弘幸さんの講義の感想メモをまとめたものです。
あくまでも中村徳裕の感想ですので、説明には不十分な点が多々あることをご了承ください。
是非、小林弘幸さんの著書で、「健康になる7つの習慣」を、しっかりとご自分のものにされることをお勧めします。
させぼ夢大学
※年間会員制です。2024年1月に次期会員募集の予定です。