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『自動車学校で学んだ…厳格と親切を両立する方法』 ~あこがれの大型自動2輪免許~

今回のメルマガは不定期連載の

海外バイクツーリング冒険記の番外編です!

 

1960年生まれの僕の世代にとって、

自動車学校で取得できる普通自動2輪免許は、

「排気量400ccまでに限定」されていました。

 

当時、ナナハン(750㏄)に乗れる大型自動2輪免許は、

県警察の運転免許試験場で「一発試験」を受ける制度だったのですが、

暴走族対策のためか、なんと合格率は1%前後という難関!

「司法試験より難しい」という評判で、

僕も何度かチャレンジしましたが、全く歯が立たず…

ナナハン免許はずっと憧れの存在でした。

 

それが、1996年の道路交通法の改正によって、

大型自動2輪免許が、指定自動車教習所で受けられるようになったのです。

 

今回、一念発起して「大型自動2輪免許」に挑戦しました!

 

今回のテーマは、

『自動車学校で学んだ…厳格と親切を両立する方法』

~あこがれの大型自動2輪免許~

ぜひ、お読みください。

(‘◇’)ゞ

 

 

ずっと憧れのままだった「大型自動2輪免許」

 

このメルマガで「海外バイクツーリング冒険記」を不定期連載しているうちに、

バイクツーリングの楽しさが蘇ってきました。

 

今も、1987年製のホンダXLR250Rを34年にわたって

大切に手入れして愛用しています。

車体が軽く使いやすく、近くの山を散歩するには最高です。

 

しかし、軽さと引き換えに、風に振られやすく、

高速道路などは特に苦手な車種なので、

長距離も疲れにくい「大型2輪」への憧れを現実にしたくなったのです。

 

そこで今年の目標として、一念発起して、

所属するロータリークラブの大先輩が経営される

「共立自動車学校」の門を叩きました!!

 

自動車学校は大学生くらいの若者で大賑わい!

 

全く運転したことのない若者に、キチンと安全教育と運転技術の指導をするというのは、

人命にかかわる重要かつ難しい仕事です。

 

若者はいつも「スマホ」を手放しませんし、

若い男女が一同に集まっているわけですから「カッコつけたく」もなるでしょう。

 

しっかりと自分と他人の命を守れるドライバーを育てるためには、

教える『厳しさ』が必要になってきます。

 

しかし、自動車学校も企業ですから、

受講生や卒業生の評判が良くなければ、

生徒数は伸びず、困ってしまうことになるでしょう!

 

「共立自動車学校」には、『厳格と親切を両立する方法』が

しっかりと仕組みとして息づいていました。

 

入学説明会では

法規に定められているから「教習に遅刻するとその教科は無効」!

教習中の「スマホ」の禁止、「撮影」の禁止など、

まるで警察の方の話を聞いているかというくらい『厳格』に説明を受けます。

 

しかし、実際の教習中、

指導教官のみなさんは、皆とても『親切』です。

 

1教習時間が終わるたびに、小さなアンケート用紙を渡されます。

 

そこには、指導してくださった教官のお名前が書いてあり、

1:身だしなみ(清潔感・臭いなど)

2:あいさつ・節度

3:言葉使い・応対

4:表情・笑顔

5:気配り・サポート

を生徒が5段階評価で☑をつけるというシンプルなアンケートです。

 

さらに教え方はもちろん、事務職員さんについての5段階評価もつけるようになっています。

これを、毎時間、全生徒さんが『必ず提出』することになっているのです!

 

さらに、もし本当に担当教官を変えてもらいたいという生徒さんは、

『教官を変えて欲しい』と申し出る用紙までおいてあります。

 

 

教官のみなさんにとっては、

毎時間かならず評価をアンケートに書かれるとなると、

その時だけ繕って出来るようなことではなくなると思います。

 

…ということは、自然と『親切』で、『笑顔』と『丁寧な言葉遣い』の、

『清潔な身だしなみ』で『しっかりと教えてくれる』先生ばかりの教習所になっていく

そんなスゴイ仕組みだと思います。

 

毎日・毎時間ですから、アンケートの量は膨大なものです!

 

それが、なんと「社長」のところまで上がってくるのだそうです。

 

社長の話によると、アンケートとなると、みなさん忖度・遠慮して、

あまり「低い評価は書かれない傾向」があるそうです。

 

しかし、その中でも、「あっ、この生徒とこの教官は相性が良く無いようだ」と

小さな異変でも読み取れるようになるそうです。

 

そんなときは、次回以降の教習のプログラムを組むときに、

その生徒さんには、別の教官を組み合わせるように指示をされる

そんな仕組みとして活かされているそうです。

 

人命にかかわる重要な安全教育に必要な『厳格』さと、

生徒がお客様として大切に教官に教えてもらえる『親切』さを両立。

 

この「小さな紙のアンケートの力」が、とても印象に残りました。

 

さて、肝心の僕の大型自動2輪免許ですが、

Tさんや、Kさんはじめ親切で熱心で

素晴らしいテクニックを持った指導員の方々に教えていただき、

途中失敗もありましたが、無事卒業検定に合格できました。

 ※卒業記念! 長島専務と一緒に記念写真

 

長年250ccのバイクに乗り続けてきたので、

新たに学ぶことはあまりないかなと思っていたのですが

大きな勘違いでした。

今回共立自動車学校の先生方に習ったことは、

大きくて重いバイクを、丁寧により意のままに操る技術を

レベルアップさせてくれる貴重な体験でした。

 

 

そう言えば、若い人達に交じって、

「高齢者教習」を受講する、大先輩の皆さんも結構お見かけしました。

僕らの世代にも10年前後で、その順番が回ってきます。

 

そんな時、人命にかかわる大切なことを『厳格』に、

そして『親切』に教えてくれる校風の、

この学校の門をもう一度くぐりたいと思っております。

 

共立自動車学校

https://www.kds.co.jp/

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