profile profile

海外バイクツーリング冒険記フランス山岳編4 ~スイス人に学んだ!友情の深め方~

コロナのレベルが少し下がってきたかな?という印象ですが、

5月には本当に5類に分類が変わるのでしょうか?

 

コロナ後にオトナの仲間入りした若者たちは、

仲間と「乾杯」する機会も経験していないのではと心配になります。

 

お酒を飲む!飲まない!は別として、

「乾杯」して一緒に食事をするという機会は、

仲間との関係を濃くしてくれます。

 

スイス人チームの乾杯の流儀は、

お互いにレスペクトの感情を伝え、

友情に熱いエネルギーを注ぐ「儀式」でした。

 

今回のテーマは、

海外バイクツーリング冒険記フランス山岳編4

~スイス人に学んだ!友情の深め方~

です。

ぜひ、お読みください。

 

(‘◇’)ゞ

 

 

「不定期連載」の海外バイクツーリング冒険記…

…今年4回目となる「連載」の続きをお届けしますm(__)m

 

(この冒険記は1986年当時の日記とアルバムを基にした書き起こしです)

 

オフロードバイクという「共通語」のおかげで、

フランスの山村のカフェの前で出会った、

スイス人エンデューロチームのメンバー達。

 

初めて出会った1986年9月3日の夜、

レストランでの「乾杯の流儀」に驚いた!

 

スイス人のみんなは、

1:まず「二人一組」となる。

2:一人ひとり「目を合わせ」て、お互いの「名前を呼び合う!」

3:そこで「チーン」と杯をあわせる

4:その要領で、ぐるりと一回り「全員」と二人一組で乾杯する

5:全部回り終わったところで、全員で「チェース」と乾杯する

 

これは、「アイコンタクト」と、「名前を呼びあう」ことで、

お互いに大切に思っているという「レスペクト」を伝える儀式だ!

 

チームの皆さんが、初対面の僕に対しても、

一対一で「目をあわせて」

お互いの「名前を呼び合って」乾杯してくれた。

 

この儀式で、相手との距離がグッと近くなり、

仲間としての絆を感じ、「幸せ感」が湧き出てきた。

 

(この流儀は、世界中に広まって欲しいと

今こそ思っています)

 

オフロードバイクという共通の「大好き」が絆となって、

約10日間のキャンプに、ゲストとして加えてもらうことになった!

僕は、本当に幸せ者だ。

チームがキャンプを張っているのは

フランス東部のイタリアとの国境近くのブリアンソンという山の街。

 

大きなテントの中に、それぞれがゆっくり休める「簡易ベッド」が設営してある。

とても快適に幸せな気分で眠りにつくことができた。

 

 

1986年9月4日快晴

 

今日で、日本を出て丁度1か月。

飛行機での経由地だった暑いスリランカのことや、

夏でも寒い北欧をツーリングしていたころのことを思い返すと、

たった1か月前が、ずっと昔のことだったように感じる。

 

初めて社会人として就職したときも、

最初の一年はいろいろなことを初めて体験したからか、

とても長く感じた。ちょうどそれと同じ感覚だ。

とても充実している。

 

(こんな感覚は、久しく持てていないな~、

なにか初めてのことにチャレンジすると持てるのかな~)

 

今日は、スイス人エンデューロチーム

「4タクトチームバゼル」の面々も、

バイクの整備と、休息の一日にすることになった。

 

僕のバイクも、朝からオイル交換して、

チェーン用のグリスを街で買ってきて整備した。

今日のバイクライディングはこれでおしまい!

 

なんと、クリスとローランドが、近くの湖にウインドサーフィンに行くので

一緒に行こうと誘ってくれた。

ピートから借りた「ボルボのワゴン」にボードを積み込んで出発。

クリスはアメリカ製のHAGENのボードを愛用。

定番のウインドサーファーと同じくらいのサイズのボードだ。

僕は、最初に就職した凸版印刷の同期に、

W大ウインドサーフィン部だったというS君がいて、

乗り方を伝授してもらったおかげで乗ることができる!

九十九島、唐津、大村湾でもウインドサーフィンは楽しめるのだ。

 

彼らはバイクの技術が高すぎるので、

付いていくだけでやっとの思いだったが、

ウインドサーフィンならば、そんなに技術の差がなく楽しめた。

 

大自然の中で、道具に乗ってライディングするスポーツ、

「オフロードバイク」「ウインドサーフィン」

「スキー」「スノボ」などなど・・・

 

練習しないと、乗ることも難しいけど、

乗れるようになることが楽しい!

練習して技術が向上すると、さらに楽しくなる!!

行動範囲が広がり、コンディションに対する応用力もついてくる!!!

それが、カッコイイ!

(・・・と、当事者である本人たちは思っている!(^^)!)

 

共通の趣味は、共通の言語のようなもの!

 

趣味の世界の専門用語は、元々が英語で、共通の単語だったりするし、

言葉が通じなくても、

同じ好きなものについては、ジェスチャーだけでも会話が成立する。

 

 

共通の「趣味の道具」を、

「傍から見て分かるよう」に持っていくことが、

旅を楽しくする「出会い」を呼んでくれる。

 

 

明日は、いよいよ「4タクトチームバゼル」

(4ストロークエンジンのバイクを愛するBASELのチーム)

と一緒に、フランスの山岳地帯をツーリングだ!!

 

To Be Continued

メルマガ登録はこちら【毎週水曜配信