先週、素晴らしい講師に出会ったと感激していたら、
なんと、同じ週のうちに、もう一度聴くことができました!
心にグサッと刺さる、
本質を突く言葉をいただきました。
それが、今回のテーマ、
『死ぬな!群れて遊べ!勉強しろ!』
という言葉です。
ぜひ、お読みください。
(‘◇’)ゞ
その講師は、
20代のころ、五島の小学校に赴任。
そこは、全校の生徒数が60名ほどという島の学校ですから、
赴任してこられる先生は、島を上げて歓迎されます。
生徒たちとの距離も近く、親も、地域の人もみな親しいという環境でした。
そこで悲しい事件が起こりました。
小学校2年生の女の子が、水の事故で亡くなってしまったのです。
親御さん、ご家族、友達、先生達、地域の人たちが、
近しい関係だからこその、悲痛な悲しみに包まれたそうです。
その時の悲惨な体験が、講師が子供たちを導く原点になりました。
『死ぬな!』
生きていてこそだ。自分の命を大事にする。
そして、他人の命も大切にする。
だから、人が死にたくなるようなことは絶対言うな!
『遊べ!』
しかも、
『群れて遊べ!』
人間は、群れて集団で行動して、生き延びてきた。
一人では自分を守れない!
集団だから問題は起こるが、それによって磨かれて成長する。
だから、一人遊びは、遊びとして認めない!!
『勉強しろ!』
それは、より良く生きるための勉強だ。
この言葉は、僕の心にグサッと刺さりました。
講演を聴いた夜、僕は長男に電話でこの話を聴かせ、
自分の子どもにも絶対教えて欲しいと伝えました。
ところで・・・
先週のメルマガの続きになりますが、
「子どもが出ていく街、帰ってくる街」
という事を考えたときに、
こういう意見をもった大人もおられます。
「勉強が出来んでもよか!
へたに勉強の出来たら、進学や就職で都会に出て行って
地元には若い者が残らなくなる・・・」
しかし、時代は急激に変化しています。
先生は、こうも仰いました。
これからの子ども達は、将来大人になった時には・・・
「今はまだ無い=新しい仕事に就いて」
「今はまだ無い=新しい技術を使って」
「初めて出会う=未だ見ぬ問題を解決する」
ことになる。
答えのない時代に、
急激に変化する社会を生き抜いていかなければならないのです。
今の子ども達は、これに備えて、学んでいるのだと。
だから、『勉強しろ!』と・・・
これからの時代を生き抜いていくには、
主体的に「思考力・表現力・判断力」を発揮できるように
自分を磨き成長することが必用だと説かれました。
そして、同時に、
将来子どもが帰ってきたくなるような
「ふるさと教育」をしっかりすることの大切さを説かれたのです。
今回このお話を聴かせてくださった講師とは、
江頭明文先生。
先生は長崎市生まれ。
広島大学教育学部卒業、
長崎県公立小学校校長、
長崎県教育次長、
長崎大学地域教育連携支援センター教授、
長崎県社会教育委員会委員長などを歴任。
現在、長崎県社会教育支援「草社の会」顧問
特定非営利活動法人「長崎SDGsクラブ」副代表理事をお務めです。
私も先生の著書を購入しました!
この話の深~い続きは、ぜひ本でお読みください。
「つながり」で目指す持続可能なふるさとづくり
著者 江頭明文 発行 株式会社ぎょうせい
https://shop.gyosei.jp/products/detail/10961