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愛とリーダーシップの関係

先日、100年以上続く老舗名門企業の6代目社長のお話を、
じっくり聞かせてもらう機会を得ました。

「マネージャーとして、リーダーとして
上手く行く人かどうかを見極めるには、
『その人が、人に関心を持っているかどうか?』
そこが重要なポイントだよ」

どういう意味でしょうか?

「人に関心」とは「他人への関心」のこと。

自己を超えて、
「一緒に仕事をする他人」や
「お客様」への関心を心から持ち、
その人の幸せを願う気持ちで接し、
指導したりできるかということ。

6代目は、
ビジネスパースンのレベルを3つに分けて説明されました。

レベル1=プレーヤー

レベル2=マネージャー

レベル3=リーダーシップをとれるマネージャー

レベル1は、これができるようになると一人前。

レベル2になるとチームの管理者。

さて、
レベル2と3を分けているものはなんでしょうか?

それが「他人への関心」

マネージャーとして、
リーダーシップが上手く機能する人の特長は、
「他人のことに関心をもって親しくなり、
個人的なことまで良く知り、
その人を良くするためのフォローをしている」

だから、
「部下のモチベーションが違う」

「他人への関心」の逆は、「他人への無関心」。

人は、誰もが、自分に関心を持ってもらうと
嬉しくなり、ヤル気も出てきます。

それが無ければ、
マネージャーがどんなに
リーダーシップをとろうとしても
未来のことを語っても他人事にしか聞こえない。

他人への関心は、「愛」。

他人をまきこんで、リーダーシップを発揮するには、
仲間や部下への「愛」を持って
チームに共感を発生させることがスタートだ
ということを
あらためて学びました。

そんな話を聞いた次の日、
私が弊社の中で、
一番頼りにしているY氏の
「卓越したリーダーシップの理由」が
ストンと腑に落ちたのです。

弊社の幹部Y氏は、
部下が表面的な仕事をしたり、
本質を外した考え方をしていると、
ガツンと大きな雷を落とします。

また、円満退職していく女性社員にハグしたり、
「えーっ、アメリカだったらセクハラで訴えられるぞ~」
というようなきわどい言動もします。

しかし、
その雷も、
女性社員への言動も、
一度もトラブルになったことはありませんし、
その指導や、コミュニケーションは、
羨ましいくらい、非常にうまくいっています。

その理由が、
Y氏の他人への関心と愛の高さにあったことを
あらためて感じました。

Y氏本人も、
メンバーへの関心の高さ、そして愛情には
深い自負を持っています。

だから、大きな自信を持って、
雷を落とし、大胆なコミュニケーションもとれるのです。

身近に
こんな素晴らしいリーダーシップの
実例をみることができる私は
幸せ者だな、とあらためて感じています。

私自身は、
日々の忙しさに紛れて、
「他人への関心」をもって
関わる余裕をなくしてはいないだろうか?

そんなことを自問自答しつつ

愛のあるリーダー、そしてマネージャーと一緒に
お客様の夢を叶えながら、

未来へ進んでいくリーダーになっていきたいと
決意を新たにしました。

参考編

「マネージャー」
を辞書で引くと
「支配人、経営者、管理者、(銀行の)支店長、部長、局長、幹事、主事、(芸能人・興行団体などの)マネージャー、興行人」と出てきます。

「リーダー」
を辞書で引くと
「先導者、指導者、リーダー、首領、主将、指揮官、(競技などのある時点で)先頭に立っている競技者、主任弁護人、(巡回裁判の)首席弁護士、(オーケストラの)コンサートマスター」
と出てきました。

どちらもとても大切なものです。

マネージャーは、人と場を守る人
リーダーは、未来へ向かって導く人

マネージャーは役職
リーダーは役割(やろうと思えばどの役職でもできること)

“NAVERまとめ”に
「リーダーとマネージャーの違い」をわかり易くまとめた文を見つけました。
http://matome.naver.jp/odai/2138761835397775001

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