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一生懸命伝えるメッセージ

2019年11月19日火曜日の5時限目、

長崎県立大学地域創造学部の

2年生の授業で講義をすることになり

135名の学生さんに向かって

70分間一生懸命語ってきました。

 

最初にこのお話をいただいたときに、

昨年までの2年間の講師一覧をみせていただいたところ

尊敬するV・ファーレン長崎の髙田明社長をはじめ、

長崎県内有名企業代表者の名前が連なっていました。

 

講義名は「ビジネス経済の実践」。

えっ!私でいいのだろうか?と一瞬たじろぎましたが、

すぐに「せっかく頂いたチャンスだ!

一生懸命自分なりにメッセージを伝えよう!!」と思いなおし

お引き受けしました!

 

 

一時間を超える授業となると、アドリブというわけにはいかず、

しっかり準備しなければなりません。

 

この準備の時間は、私にとっても

自分自身の仕事や、その原点について見直す良い機会となりました。

 

メインの話は、地元企業である弊社の仕事内容や、

経済活動についての話です。

 

タイトルは、

伝える仕事で「まちづくり」と「商売」のお手伝い

サブタイトルは

~佐世保を元気に!地元の発展に貢献するために!!~

としました。

 

講義の冒頭に「ツカミ」として、

オートバイでヨーロッパと北アフリカ単独ツーリングの旅に出た話を、

数枚の写真をスライドで写しながら紹介しました。

 

新卒で3年働いた凸版印刷を退職し、

東京から佐世保へのUターンを決断した時、私は26歳でした。

ずっと夢だった海外バイクツーリングにチャレンジするなら

今しかない!と思って挑戦した3か月間の旅です。

 

その時に日本から持って行ってすり減るほど使ったガイドブック、

そして現地で購入したミシュランマップやパンフレット類が、

私の仕事人生の「原点」になりました。

 

帰国後、佐世保に帰ってきたら、

なんと佐世保には単独のガイドブックというものが存在しませんでした。

長崎のガイドブックの中に5頁程度の佐世保のコーナーがあるだけだったのです。

 

これは悔しい!

無いのなら創ろう!!

佐世保っ子がつくる佐世保だけの初めてのガイドブックを出版しよう!!!

 

多くの佐世保の名店や、行政の応援をいただいて

「佐世保ならでわブック」を出版することができました。

 

※「ならでわ」という書名は、佐世保「ならでは」でかつ

地元っ子が推薦する「こだわり」の、

美味しいお店、魅力的あるスポットを紹介する本という想いを込めて

「ならでわ」という言葉を造語にして商標登録したものです。

 

 

そこから、現在私たち有限会社エスケイ・アイ・コーポレーションが

取り組んでいる数々の事業や、

そのコンセプトなどの話につないでいきました。

 

 

少しでもいいから学生さんたちの役に立ちたいと思って準備していると、

伝えたい「メッセージ」が浮かび上がってきました。

 

 

一つ目は、「自分自身のスイッチをいれよう」という事。

親や先生に言われたからという動機や、

他人や世間の評判を気にして、

勉強や就職活動に取り組むのでは、

嫌々ガマンしてやることになり自分本来の力は出ない。

 

しかし、本当に自分のやりたい事を見つけて、

自分がやりたい、なりたいという「自分のスイッチ」を入れたら、

勉強はまるでゲームの攻略になり、

就活にも自分らしい前向きな取り組みが自然にできる。

自分本来の力が発揮できる!という事です。

 

二つ目は、どうせチャレンジするなら、「上から順番に」という話です。

「現時点での最高と思えるターゲットから

順番にチャレンジした方が万事うまく行く!」

これは長年自分自身が経験して感じたことです。

 

就活でも、営業活動でも、

失敗を避けたいあまり、安全な敷居の低いところ、

ランクの低いところから順に攻めていこうと

考えてしまうこともあると思います。

 

しかし思い切って、敷居の高いところ、ランクの高いところから順に挑戦

していったほうが、あらゆる面で良い結果になるのです。

 

例えば、営業の場合なら、「うちの他にどこが契約したの?」

「どこが掲載されるの?」と質問された場合…

 

上から順番の場合

⇒「そこが掲載されるのなら、ウチも掲載しよう!」となる。

芋づる式に、いい結果がついてくる。

 

しかし、下から順番の場合

⇒「そことは一緒にされたくないので、ウチは遠慮しとこう…」といわれてしまう。

遠回りのイバラの道になってしまう。

 

上から順番の発想で行くことで、度胸もつくし、

素晴らしい成功している人々と最初に会うことになり、

良い「気」に恵まれていくと思います。

 

 

講義終了直後に

スマホのシステムを使った10問の選択式のアンケートを用意していたので

みなさんに答えてもらいました。

130人もの学生さんのアンケートが約3分で終わり

その集計も自動的にあっという間にできました。

 

大学側もやはりスマホのシステムで独自にアンケートをとってらっしゃいました。

そちらは記述式だったのですが、

学生さんも普段使い慣れているスマホでのアンケートなら、

気軽に感想を書き込んでくれたようです。

これも、自動的にエクセルの一覧に出力される便利なもので、

数日後には、私にも共有してもらうことができました。

少し前の紙でのアンケート方式と比べて

何と便利な時代になったものかと思いました。

 

その学生さんたちの記述の中に下記のメッセージがあり、

今回、本当にやってよかったと、心から嬉しい気持ちになりました。

 

※印象に残ったこと…

『他人からやらされるのではなく自分自身のスイッチを入れること』

『人生において自分自身のスイッチを入れることが重要だと学び意識しようと思った』

『自分のスイッチが大事だという話で大学生活において主体性がいかに必要かがわかった』

 

『「キーワードは上から順番!」が心に刺さりました』

『メッセージで上から挑んでいくというものに心をうたれ実践しようと思いました』

『個人的に悩んでいることがあったので、自分の最高から挑戦した方がいいと聞いて、少し解消された』

 

 

今頃の若い人は…とか、ゆとり教育世代は…と

いうことを耳にする今日この頃でしたが、

真剣な眼差しで講義に集中し、熱心にメモをとり、

しっかりと意見を述べてくれる学生さん達との時間を過ごすことができて、

若い方達の素晴らしさを感じることができ、

日本の未来にも明るい希望を持てる気持ちになれました!!

 

ガンバレ学生諸君!私もまだまだ未来に向かって頑張るからね!!

 

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