profile profile

― 勝負を分ける「間」!

日本国民のほとんどが、
ラグビーW杯「日本vs南アフリカ戦」に
くぎ付けになっていた時…
(2019年10月20日なんと視聴率平均41.6%、最高49.1%)

私は、西日本最大級のYOSAKOIイベント
YOSAKOIさせぼ祭りのファイナルステージの舞台で、
MCを担当しながら最高潮の場面を迎えていました。

W杯とモロにかぶってしまったスケジュールにも拘わらず、
佐世保市中心部の「名切お祭り広場」会場の客席は、
いつもと変わらぬ会場一杯のお客様で埋め尽くされました。

(正直ちょっと心配していたので、ほっとしました!)

170チームの頂点を目指すための
YOSAKOIチームを作り上げるのには
ラグビー日本代表とまではいかなくても
各チームの踊り子は、かなり多くの「犠牲」を払っています。

仲間を集め、振付、楽曲、衣装を創り、
数か月間にわたって繰り返すハードな練習の日々。
さらに、他の土地の祭りへの遠征参加などもあり大変です。

「家族との時間」「お金」など
ある意味多くの「犠牲」を払って、
情熱を注いだ結晶が、
その年その年の各チームが完成させた「演舞」なのです。

そのくらいYOSAKOIに懸けているからこそ、
ファイナルステージ(決勝)に進出した時点で
涙を流す踊り子もいます。
ましてや「大賞」に輝いた時には、
全員の喜びの涙が爆発するのです。

そのエネルギーを感じ取れるからこそ
見ている方も「元気」をもらえる!と、
ラグビーW杯と重なっても、グラウンド特設会場を
埋め尽くすファンが来てくれるのです。

審査には、報道機関を代表する方、地元の音楽芸能の専門家、
そして全国のYOSAKOI界を代表する10名の方々に務めていただきましたが、
審査は非常に僅差で拮抗し、難航したそうです。

V・ファーレン長崎の髙田明社長が、
審査委員長として述べられた講評の中で、
「伝わるかどうかの奥義」のひとつといえる
「間」について述べられました。

厳しい予選を勝ち抜いてきた
ファイナル進出の18チーム。

どのチームの演舞も、
非常に僅差だったという中で、
どこで差がついたか・・・

それが「間」をとるということ。

非常に高度な演舞であっても、
立て続けにずっと全力で見せられると、
伝わらない。

ジャパネットの通販番組でも、
プレゼンテーションでも、
一方的にしゃべり続けても伝わらない。

しかし、有効な「間」をとることで、
はじめて伝わる。
そして「感動」が生まれる。

そこを大切にすることで、演舞はさらにもっと良くなる
という髙田さんからのチームへのメッセージは、
演舞だけでなく、仕事にも、プライベートにも
活かせる話だと思いました。

「間」についての話は
日本経済新聞出版社刊「90秒にかけた男」にも
詳しく書いてらっしゃいます。
ジャパネットたかた創業者髙田明
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/uysr9546/p6k3rtgklxxy/yyh5fjxy/

第22回YOSAKOIさせぼ祭りの審査結果はコチラ
http://i.r.cbz.jp/cc/pl/uysr9546/jtfge6xyz2mv/yyh5fjxy/

大賞は、「熊本県」の「肥後真狗舞~九州がっ祭~」、
V・ファーレン長崎特別賞は、「香川県」の「さぬき舞人」、
敢闘賞に、「福岡県」の「ENTORANCE102」、
同じく敢闘賞に、「山口県」の「山口大学よさこいやっさん」
と、上位入賞チームの約半分は「県外」チームが占めています。

まったく「忖度のない」厳正公正な審査が、
私たち運営スタッフの誇りでもあります。

おかげさまで、本大会を無事に閉幕することができました。
多大なるご協力誠にありがとうございました。

メルマガ登録はこちら【毎週水曜配信