

先日、東京で開催された伏見宮殿下の出版記念パーティーに、
ご縁をいただいて出席することができました。
その場で、ある国の大使が語られた言葉がとても印象的でした。
「もし平和なら、あなたはすべてを持っている。
しかし、戦争や紛争は、あなたからすべてを奪っていく。」
何度も繰り返されたこの言葉の重みが、強く心に響きました。
今回のテーマは、
『もし平和なら、あなたはすべてを持っている』~広島訪問記パート2~
です。ぜひお読みください!(‘◇’)ゞ
【広島訪問と平和への想い】
10日ほど前、広島県廿日市の児童養護施設で
「園長の大学時代のバンド」としての演奏活動を終えた後、
せっかくの機会なので「広島平和記念資料館」と「原爆ドーム」を見学しました。
その日は快晴で、公園内は美しく整備され、多くの観光客で賑わっていました。
特に目立ったのは、世界各国から訪れた方々。
皆さん、それぞれの思いを胸に写真を撮ったり、資料を熱心に見たりしていました。
原爆ドームをじっくり見学した後、公園内を歩くこと約5分。
平和記念資料館に到着しました。
そこでは、多くのボランティアの方々が英語で原爆の悲惨な出来事について語り継いでいました。
彼らは生き生きとした表情で、訪れる外国人に平和の大切さを伝えていました。
館内の展示は非常に克明で、
目を背けたくなるほどの悲惨な出来事が記録されていました。
しかし、これこそが「平和の大切さを伝える」という重要な役割を果たしているのだと、改めて実感しました。
【長崎と広島からのメッセージ】
私たちが住む長崎にも、広島と同じく平和を願い、歴史を伝える施設があります。
長崎にも多くの外国人が訪れ、平和について学び、考える機会を持っています。
今の日本にはさまざまな課題があり、不安を抱える人も多いかもしれません。
しかし、冒頭の大使の言葉を思い返すと、
「平和である」ということ自体が、すでに大きな恵みなのだと感じます。
そして、それは決して当たり前のことではなく、
多くの人の努力によって守られているのです。
ボランティア、自衛隊、政治家、行政、そして一般の人々――
すべての人々が、それぞれの立場で平和を守るために働いています。
そのことに、私たちは改めて感謝しなければならないと痛感しました。
私たちが応援するサッカーチーム「V・ファーレン長崎」も、
平和の発信をテーマに掲げ、活動を続けています。
広島から、長崎から、私たちができる形で、
平和への願いと感謝を発信していくことが大切なのではないでしょうか。
世界中で今も続く紛争や戦争。
その中で、私たちが平和の尊さを伝えることには、大きな意味があります。
日本に住む私たちだからこそ担うべき役割があるのだと、
広島の地を訪れて改めて感じました。
広島から長崎までの帰路、見学で感じた想いはかなり重いものだったので、
車を運転しながら、何度も何度も休憩が必要でした。
長い道のりでしたが、心に深く刻まれた思いとともに、長崎へと戻ってきました。
これからも、平和への感謝と願いを忘れずに過ごしていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
広島平和記念資料館 (入館料大人200円)
長崎原爆資料館・長崎市平和会館 (入館料大人200円)