先週の土曜日、今年第26回目を迎えるYOSAKOIさせぼ祭りの
「参加チームガイダンス」と「予選組み合わせ抽選会」を行いました。
ここには、オリンピックのような「シード」はありません。
運を天に任せた抽選で、エントリーチームが7つのブロックに分かれて予選を戦います。
私は、第2回目から今に至るまでMC担当として盛り上げながら見守っていますが、一生懸命練習に励んで創り上げた、各チームの個性あふれる演舞には、心動かされ感動で一杯です。
長崎県北最大のお祭り。西日本最大級のYOSAKOIイベント、「YOSAKOIさせぼ祭り」は、今年10月18日(金)前夜祭、19(土)20(日)本祭開催。
詳しくは、ホームページをチェックしてくださいね!
昨年のメインステージの様子がアーカイブでご覧いただけます!
さて今回のテーマは、
『海外バイクツーリング冒険記:2回目のオランダ編1』
~がんばれ!旅の愛馬XT350号~
です。ぜひご覧ください。
(‘◇’)ゞ
(この冒険記は、1986年当時の日記とアルバムを基にした書き起こしです)
1986年10月27日月曜日 (曇り)
約1週間お世話になったパリのお医者さんカップル
リヨネラとロゴンスのマンションからオランダに向けて、いよいよ出発。
別れを惜しんでいたら、出発は午前11時になってしまった。
重く鉛のような曇った空に、 なんとか持ちこたえてくれるよう祈りながらの出発だ。
この時点で僕の愛車YAMAHA XT350号の走行距離は15,800㎞。
日本を出発する前に、バイクで海外ツーリングした先輩諸氏の書籍を読んだのだけど、連続走行と、オイル管理の問題で、バイクを壊してしまった事例がかなり紹介されていた。
だから、僕はエンジンオイルを通常より早い2,000㎞走行毎に自分で交換し、オイルフィルターもクリーンアップ。そして、いつもスペアオイルを1ℓ携行して、休憩の度にオイルのレベルをチェックして、補充していた。
特に大型のバイクを輸入していない北アフリカを旅していた時は、壊すと修理不可能なので、そこで旅は続けられなくなる。だから、オイルの管理は特別に気を付けていた。
しかし今、僕の愛車は、見た目はクリーンアップして新車のようになったけど、スペインから約3,000㎞の高速ツーリングを続けてきたせいか、かなりエンジンの調子が落ちてしまった。
アフリカとスペインで計7回パンクと悩まされたリアタイアは、すでに2回交換したので、3本目ということになる。
フロントタイヤは意外と減らずに、まだ新車時のタイヤのミゾは5分山残っている。
エンジンは、とにかくメカノイズが大きくなってしまい、とても飛ばす気になれない。
さらに、始動性も悪くなってきて、3か月前の新車時はキック一発か二発で始動していたけど、いまではキック十発くらい必要だ。そして、暖気運転中はアクセルを吹かしていないとエンストしてしまう。
本当は、パリで整備調整を受けたいと思っていたのだけど、あと数日、あと600㎞ほど走ったら売らなくてはならない…となった今。これ以上お金をかけて整備するのは得策ではないと考えて、愛車YAMAHA XT350号には申し訳ないけど、このまま頑張ってもらうことにした。
大都会のパリ市街から、オートルート(高速道路)までの道は分かりにくい。
でも、途中で道を聞いたスクーターのお兄ちゃん(マーシャルアーツと剣道を愛好しているという日本贔屓の青年)が、親切に高速まで先導してくれたので、とてもスムーズだった。
高速道路に入ってからは、5500RPM(回転)100㎞/hの安全運転でエンジンを守りながら走った。それでもエンジンの振動とノイズがいつもより大きい。さらに料金所などで、アクセルを戻すと、なんだか調子悪い!
しかし、なんとかNo problem でベルギーに入国することができた。
フランスのコインをまだ持っていたので、フランスで給油して使ってしまいたかったのに、ガソリンスタンドに入り損ねてしまった。
ところが、ベルギーに入国して最初のガソリンスタンドに入ったら、なんと、フランスフランも、ドイツマルクも受け取ってくれるという!ラッキーだった。
ここで、アムステルダムのビルヨウさんの家に持っていく、おみやげのベルギーチョコレートも買えた。
(今では、共通通貨のユーロになっているので、この問題はありませんが、円安が辛い)
ベルギーを通過して、目的地のオランダに入国したのは、夜7時頃。
国境にはゲートもなければ、ポリスもいない。只、標識があるのみだった。
しかし、暗くなったころから雨がどんどん激しくなってきた。
今日の目的地は、3か月前オランダでお世話になった保険業を営むビルヨウさんの家。
こんな夜遅くに、ずぶ濡れで訪問するのは申し訳ないけど、ここは頼らせてもらおうと、一路バイクを走らせた。
愛車YAMAHA XT350号:買ったばかりの時オランダにて
愛車YAMAHA XT350号:フランスの山岳地方にて
To be continued.