先週の4連休、いかがお過ごしでしたか?
東京オリンピックのために、急遽作られた連休ですから
テレビで応援という方も多かったのではと思います。
私は、近場の嬉野温泉・祐徳稲荷神社方面へ、
オートバイでミニツーリング!
次の日にも、妻を誘って車で嬉野温泉へと、
嬉野温泉三昧の休日を楽しみました。
目的地の一つは、先週のメルマガでもお伝えした
「虎之児」の酒蔵井手酒造さん!
行ってきましたよ~!!
(^^♪
皆さまも、コロナに気を付けながら日々行動されていることと思います。
バイクや車で、近場へのドライブというのは、
コロナ対策の言い訳としても成立しやすいのか・・・
最近さらに増えている気がします。
先週のメルマガで紹介した
小惑星探査機「はやぶさ」の性能計算書の表紙のデザインに採用されたという
日本酒「虎之児」の酒蔵を、佐賀県嬉野市に訪ねてきました。
蔵元があるのは、大正屋と和多屋別荘の間という
嬉野温泉街のど真ん中。
蔵元直売のお店にて、「虎之児純米酒」と
「虎之児純米大吟醸ほろほろに」を買い求めました。
そこで、酒蔵の女将さん井手洋子さんにご挨拶して、
先週のさせぼ夢大学に「はやぶさ」の元プロジェクトリーダー
川口淳一郎氏をお迎えしたことをお伝えすると、
笑顔で親しくお話してくださいました。
そして、小惑星探査機「はやぶさ」が
虎之児のラベルを「性能計算書」の表紙に採用された時の
「詳しい資料」や、「表紙のコピー」までいただきました!!
※実はこれが欲しかったので~す!
「はやぶさ」の打ち上げ準備が進んでいた2003年5月、
井手酒造に1枚のファックスがJAXA(宇宙航空研究開発機構)から届いたそうです。
人工衛星や探査機などを打ち上げる際、JAXAには日本酒や焼酎のラベルを
「性能計算書」の表紙に「しゃれ」で表紙にする慣例があるのです。
極度の緊張状況にあるロケット打ち上げ隊員をリラックスさせるためだそうです。
「はやぶさ」のプロジェクトでは、
「虎は千里往って千里還る」
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」
「虎の子(大切なもの)」
の思いを託そうと、日本酒「虎之児」を選んだのだそうです。
お酒のラベルのデザインを「書き換え」て、
別の表紙のデザインに使用するとなると、
当然「著作権」のみならず「著作者人格権」もクリアしなければなりませんから、
JAXAから、この意図の説明と、許諾を求めるファックスが送られてきたのです。
井手酒造はこの申し出を、
「即、了承」されたという訳です!
A:本物の「虎之児」のラベル
B:「はやぶさ」の「性能検査書の表紙」
ぜひ画像を見比べて、
JAXAの宇宙への挑戦に際しての、
縁起を担いだ、遊び心を感じてください・・・
答えの一部分を紹介すると・・・
A:本モノの酒
「清酒特撰 原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール・糖類」
B:「はやぶさ」性能計算書表紙
「小惑星 近傍探査 イオンエンジン総作動時間約4万時間 材料名 キセノン」
A:本モノの酒
「お酒は20歳になってから」
開栓には十分注意してください
B:「はやぶさ」性能計算書表紙
「開封は7年過ぎてからキュレーション施設にて」
開栓には十分注意してください
JAXAからは、「書き換え・掲載の許可」に併せて、
日本酒「虎之児」のご注文もあったそうです。
そして、井手酒造さんからも、「虎之児」を祝い酒として贈られたそうで、
川口淳一郎さんらプロジェクトの皆さまは、
大願成就の祝杯をあげられたのです。
僕もこの「虎之児」の縁起にあやかって、
「大願成就」と日々の「無事帰還」を祈りつつ
純米大吟醸「虎之児ほろほろに」を頂きたいと思います。
虎之児 井手酒造