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『モノづくりの挑戦!逆境を跳ね返せ』 ~中綴じ製本ライン移設完成しました!~

先週の土曜日、SK-I Corporation社員研修会を行いました。

午後は、佐世保市立白南風小学校の体育館をお借りしてソフトバレーボール大会を開催。

いつもは違う職場のメンバーを、男女混成で3チームに編成。童心に帰って、楽しくリーグ戦を戦いました。

来た時よりも美しく!?…掃除出来たつもりで、感謝して体育館のカギをお返ししました。

その後は、永年活躍し、目出度くもパートナーを連れて郷里に旅立つならでわ編集長“マナティ”を送る感謝の送別会でした。

マナティの、明るい魅力的な笑顔と、前向きで誠実な態度が、ならでわ編集部の人と文化を育ててくれたと思っています。

さびしくてしかたがありませんが、末永い幸せを祈って送り出しました!!

 

さて、今回のテーマは、

『モノづくりの挑戦!逆境を跳ね返せ』

~中綴じ製本ライン移設完成しました!~です!

ぜひお読みください

(‘◇’)ゞ

 

 

 

2024年春、長崎県北・佐世保市の文化が

心配になるようなニュースが続きました。

 

【100年続いた老舗書店の閉店】

させぼ四ケ町アーケードで約100年営業を続けてきた老舗書店「金明堂京町店」さんが、5月12日閉店。

金明堂書店さんは、地元の情報拠点として、「郷土の文化」を大切に応援してくださっていました。

 

弊社「芸文堂」で出版した「本」はもちろんのこと、様々な企業・団体・個人が、地元で出版された「本」を、店頭にコーナーをつくって応援してくださっていました。もちろん、「月刊ならでわ!」のラックも設置してくださっていました。

 

私自身が高校生だった時代に、参考書や、受験のための赤本を買いに行った思い出があります。

https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=1161469721929679800

※現在も、金明堂書店日野店、金明堂書店大野モール店、福岡金文堂書店イオン大塔店のグループ3店舗様にて、継続して「郷土の本」を取り扱っていただいております。

 

 

【「ライフさせぼ」さんが終刊】

また、5月1日号のメルマガでもお知らせしましたが、佐世保のフリーペーパーの草分け、私たちにとって先輩誌であり、大変尊敬する「ライフさせぼ」さんが、4月26日号で終刊を迎えられました。

https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=1156409299678036469

 

【中綴じ製本ラインの移設と、自社製本のスタート!】

さらに、4月末日、私たちが毎月発行する「月刊ならでわ!」の中綴じ製本を、長年にわたって依頼していた、地元唯一の製本専業会社「古賀製本紙工」さんが、「月刊ならでわ!5月号」の製本を最後に、事業を閉じられることに…。

そこで、「月刊ならでわ!」をはじめ、「地元での製本」という仕事を継続するために、これまで製本をお願いしていた「古賀製本紙工」様から、全長9mを超える「中綴じ機械」をはじめ「製本ライン一式」をお譲りいただき、自社での一貫生産をスタートすることになりました。

 

長崎県北と佐世保のタウン情報誌「月刊ならでわ!」は、2000年秋の創刊以来24年にわたって、社内で、取材編集・デザイン制作・製版・印刷までを行い、その後印刷した刷り本を日産キャラバン号で運んで、古賀製本紙工さんに、中綴じ製本をお願いするスタイルで出版し続けてきました。

 

古賀製本紙工様で永年活躍されていたベテラン技術者の技術協力を得ながら、SK-I CorporationではN工場長を中心に社員一同、初めての工場ラインのレイアウト変更に挑戦し、GW前に移設工事を成し遂げ、無事完成させることができました。

 

そして、先週の5月29日水曜から31日金曜日までの3日間、初めての「月刊ならでわ!6月号」6万部の、中綴じ製本に挑戦しました。

 

初めてのコトへの挑戦には、クリアすべき課題が次々に降りかかってきます。この3日間の製本作業には、大勢の人手も必要になります。就労支援センター様のご協力をいただき、SDGsの取り組みでもある多様性ある働き方を実践。

大変な作業ではありますが、どんどん完成していく「月刊ならでわ!」を見ていると、「モノづくりの達成感」を、皆で共有しているような気持ちになりました。

 

情報伝達の手段は、多様化が進み、スマホの画面上で手に入るSNSを中心にデジタル化の影響を大きく受けています。

 

「月刊ならでわ!」は、創刊当初より、デジタルとの複合メディアを目指して誌面づくりに取り組んできました。

発行当初は、「ドコモショップ京町店」様の多大なご支援をいただいて、NTTドコモ様のiモード媒体の地域「公式認定」をいただき、iモード「させぼ地域公式サイト」を、月刊紙と連動して発行していました。

 

その後も「月刊ならでわ!」は、形を変えながら、「紙面」と、「公式WEBでの電子ブック」・「SNSでの情報発信」、テレビ(テレビさせぼ様による発刊報道)・ラジオ(毎週木曜12時のFMさせぼ「ラジなら♪」)での情報発信と、連動した「複合メディア」として、発展的変化を続けています。

 

これからも、アナログな「本」「紙面」の、「便利な一覧性」や「偶然目にする可能性」と、デジタルな「WEB」「動画」「SNS」の、「検索の手軽さ」や「情報拡散の可能性」の、両方の良さを取り入れながら、時代の変化とともに、お客様に愛される「地元媒体」であり続けたいと考えています。

 

これからも、地元の皆様に喜んでいただける「価値ある情報の伝達」に挑戦して参ります。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

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