残暑お見舞い申し上げます。
先週の日曜日、久しぶりにバイクに乗りました!
早朝6時45分出発で、雲仙ツーリング。
朝のスタート時の気温は26度くらい。
途中、気温が上がってきましたが、
気温30度くらいまでは走っていれば大丈夫。
雲仙に登って、山頂付近に行くと25度くらいまで下がるので、
午前中は快適なツーリングを楽しみました。
しかし!午後、雲仙を降りてびっくり!気温は35度超え!!
アフリカよりも暑い!熱い!アツい~!と感じるような
我慢大会となってしまいました。
( ;∀;)
さて、今回のテーマは久しぶりに
『海外バイクツーリング冒険記アフリカ編2』
~アラブ人と友人になる方法~チュニジア編です。
ぜひ、お読みください!
(‘◇’)ゞ
(この冒険記は1986年当時の日記とアルバムを基にした書き起こしです!)
1986年9月19日金曜日
【いざ、ビザ取得!チュニスのアルジェリア領事館へ】
アフリカで目指すは、チュニジアの隣国アルジェリアの「サハラ砂漠」
アルジェリアに入国するにはビザが必要だから、
首都チュニスの領事館に行かなければならない。
9月も中旬というのに、チュニジアの夜は蒸し暑く寝苦しい。
朝は目覚ましに起こされて7時に起床。
宿泊したハマメットの街から、チュニスまでは65キロ。
よく整備された高速道路があったので、予想より早く10時50分頃到着。
アルジェリア領事館では、親切に受け付けてくれたので、
ルンルン♪と思っていたのだが、
「ここは昼まで終わりなので、明日9時30分に取りに来てください」
と言われてしまった。ショック!
「マダ~ム」といってお願いしても、ここはアラブの世界。
のんびりと断られてしまった。
しょうがないので、お昼というのにもかかわらず、ホテルを探すことにした。
バイクを盗難の危険に晒さないために、
チュニスの街中は避けて、15キロくらい郊外の、
Le Kramのホテルに泊まることにした。
1泊9TD(約1600円※当時)、朝食付きで満足できた。
【青と白の美しい世界】
荷物をホテルの部屋に置いて、
身軽になったバイクで、
「シディ・ブ・サイド&カルタゴ」へツーリングに出かけた。
白い建物と、青い窓、白い砂浜に、青い透き通った海と空という美しい世界を満喫。
現地の若者が、水たばこを勧めてくれた。
喫煙習慣のない僕も試してみた!
その後、「シェル」のガソリンスタンドでオイル交換に臨む!
言葉は通じなくとも、スペースを提供してくれて、親切だった。
ヨーロッパではオイルの粘度は、「10W~40W」
アフリカで購入したエンジンオイルは、「20W-50W」になっている。
気候に合わせたオイルで、グーンと加速が良くなった!
ここチュニジアには、ほとんど大排気量のバイクは輸入されておらず。
たまに見かけても、乗っているのは(僕も含めて)ほとんど外国人だ。
チュニジア人の若者も、バイクは大好きと見えて、
バイクに乗った僕を見つけると、興味をもって近づいてきてくれる。
そんな中で、「カワサキのKLR600」を乗りこなす
チュニジア人のバイク乗りと出会った。
「チュニジアに1台だ!」と得意げだ!
彼から、夜10時に「シディ・ブ・サイド」のカフェで会おうと、誘ってもらった。
【チュニスの遺跡、メディナを見学】
遺跡を散策するのは、なかなかのものだったが、
歩くのが久しぶりで、足に堪えてしまった。
チュニスの街をぐるぐるとツーリングして、
ハンバーガーレストランで、ハンバーグを食す。
そこで出会ったムッシュサミエルが、ミシュランの地図を見ながら、
ルート作りのアドバイスをしてくれる。
そこで、「Do you like bannashe」とバナシェを勧めてみたが、
「No thank you」と遠慮される。
チュニジアは、発展途上国と思って訪問したが、
予想よりずっとずっと進んでいる、
リッチになりつつある国だった。
人々は、お金はキチンと自分で持っていて管理している。
そして、旅人の僕に奢ってもらおうとはしない。
それから、KLR600の彼との約束を守って、
シディ・ブ・サイドのカフェへ。
とても良い雰囲気だ。
店の前の広場の、沢山の木にランプを付けて点灯し、
その下にテーブルとイスを並べたカフェだ。
大勢のチュニジアンピープルがチェスに興じている。
【アラブ人と友人になる方法は・・・】
1:バイクに乗っているというだけで、
若者が近づいてきて向こうから話しかけてくれる。
そこで・・・笑顔で応対する。
2:基本的にはアラブ人は、お酒は飲まないと思って付き合う。
3:神さまを信じるかと聞かれたら、とにかくYESと言おう!
これが旅で学んだ、アフリカ・アラブ人と友人になる方法!